FIELDOORのエアーベッドはコンパクトで車載しやすい! 安価で初めてのキャンプにおすすめ!
筆者は今年の春からファミリーキャンプを始めました。キャンプ初心者の自分にとって一番悩ましかったキャンプアイテムが、ずばり「マット」です。「寝袋の下にいったい何を敷けばいいのか?」「色々なマットがあるが、どんな寝心地なのか?」など分からないことだらけでした。
実際にマットを展示しているアウトドアショップに行って、色々なマットの上で寝そべってもみました。しかし店内は下が平らな床なので、小石や砂もあるようなキャンプ場のデコボコした地面で寝るとどうなのかは分かりません。
そんな中、ネット上で偶然見つけたのが「FIELDOORエアーベッド」です。「FIELDOOR」はテントなどキャンプグッズを中心に販売していますが、実店舗がないため通販のみとなります。事前に使い心地を試すことはできませんが、値段がとても安いので、「失敗してもいいや」と気軽に購入に踏み切ることができました。

筆者撮影
【製品情報】
商品名:フィールドア(FIELDOOR)エアーベッド
●サイズ:(約)幅135cm×長さ185cm×厚さ23cm ダブルサイズ
●重量:(約)2.6kg
●耐荷重:(約)150kg
さらにキャンプを始めた時はコンパクトタイプのクルマに乗っており、クルマに乗せられる荷物の量に限りがあったため、空気を抜いてコンパクトに収納できることも決め手になりました。
「値段が安い」点と「かさばらない」点が、初めてのキャンプにぴったりだったのです。
エアーベッドのメリット5つ テントに合わせてサイズを選べる&地面の冷気を遮断してキャンプで快眠!
「FIELDOOR エアーベッド」はキャンプデビューのアイテムとしてメリットが多く、我が家のキャンプデビューを支えてくれた大切なアイテムです。実際に使って実感したメリットを一つずつご紹介していきます。
1.コンパクトに収納できる
現在はキャンプ向きの大きめのクルマに乗り換えたのですが、キャンプを始めた当時はホンダのFITというコンパクトタイプの乗用車でキャンプに行っていました。当然クルマに乗せられる荷物の量には限りがあります。このエアーベッドは空気を抜いてコンパクトに収納できるためかさばらず、コンパクトなクルマでもキャンプに持っていくことができました。

筆者撮影「膨らませる前の状態」

筆者撮影「コンセント式電動ポンプで約3分で膨らみます。」
マットやベッドの役割をする人気のアイテムとしては、エアーベッドのほかにバルブを開閉するだけで空気の出し入れができる「インフレーターマット」や、簡易ベッドである「コット」などがあります。
かさばるインフレーターマットやコットに比べると、エアーベッドは格段にコンパクトに収納することができます。
2.値段が安い
このエアーベッドはダブルサイズで税込2970円と非常に値段が安いです。専用の空気入れとセットで買っても、電池式ポンプなら+1430円、コンセント式ポンプなら+1760円で購入することができます。一方インフレターマットやコットは、エアーベッドよりも値段がかなり高いです。
キャンプを始めるときは、「試しにキャンプをしてみたいけれど、ずっと続けられるかは分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのため、いきなり高いアイテムには手が出しにくいという場合もあると思います。
このエアーベッドなら値段が安いので、まずは一度キャンプをしてみたいという人にもおすすめです。
3.サイズを選べる
「FIELDOOR」のエアーベッドはシングルサイズ、ツインサイズ、ダブルサイズ、クイーンサイズと4種類のサイズがあります。家族構成やお好みに合わせて最適なサイズを選ぶことができます。

筆者撮影「ダブルサイズを2つ並べて快適」
我が家は大人二人、未就学児二人のため、ダブルサイズを2つ購入しました。大人と子供が並んで寝るのに十分な幅があります。長さも185センチあるので、長身の男性でも快適に使えます。
4.冷気を防ぎ暖かい
キャンプで使うマットは、薄かったり保温性が低かったりすると、地面の冷たさが体に直接伝わり、寝ている間に体が冷えてしまいます。

筆者撮影「厚みのある空気の層が冷気を防いでくれます」
このエアーベッドは空気で膨らませるため、地面と体の間に空気の層ができて冷気を防いでくれます。我が家ではエアーベッドの上にニトリで購入したベッドパットをかぶせて、さらに保温性を高めて眠っています。
5.子供に大人気
エアーベッドはトランポリンのように体が弾むため、子供が喜びます。我が家では「ビヨンビヨン」と呼ばれ、子供に絶大な人気を誇っています。キャンプで使わない時も、雨の日などに自宅で膨らませ、跳びはねて遊ぶことがあるほどです。
エアーベッドのデメリット4つ 独特の寝心地や、空気漏れ、連結して使う時の隙間に注意が必要
豊富なメリットで気に入っていたエアーベッドですが、キャンプの回数を重ねるうちに気になる点がいくつか出てきました。実際に使って感じたデメリットを一つずつご紹介していきます。
1.浮遊感があり寝心地が悪い
最大のデメリットが、肝心の寝心地が良くなかったことです。フワフワとした浮遊感があり、寝返りをうつのが大変でした。朝起きると体の疲れが取れていないと感じることもしばしばありました。
さらに寝返りをうったりベッドの上を歩くと、ギシギシと音が鳴り、寝ている子供が目を覚ましそうでヒヤヒヤしました。
エアーベッドに空気をたくさん入れるほど浮遊感は軽減されるので、できるだけ空気はいっぱい入れることをおすすめします。

2.空気が抜けてくる
初めて使用したとき、寝ている間に少しづつ空気が抜けている感覚があり、朝になると空気が半分くらい抜けてしまっていました。
そこで空気を注入するバルブ部分に養生テープを貼るという対策を編み出し、空気の漏れはなくなりました。しかしまた寝ている間に空気が抜けるかもしれないという不安がつねに付きまとっていました。
3.穴が開くことがある
エアーベッドは空気で膨らませているため、穴が開いてしまうとそこから空気が抜けていってしまいます。
我が家では10泊以上キャンプで使用しましたが、毎回寝ている間に穴が開いてしまったらどうしようという不安がありました。
幸いキャンプの最中に穴が開くことはありませんでしたが、キャンプで使わなくなってから自宅で子供がトランポリンのように跳びはねていた時に、2つあったエアーベッドのうち1つに穴が開いてしまいました。
4.隙間があるので子供がはまる
エアーベッドは高さがあるので、エアーベッド同士の間や、テントの壁とエアーベッドの間に隙間があると、子供が隙間にハマってしまいがちです。

筆者撮影「子供がエアーベッドの隙間に落ちてしまうことも」
我が家はコールマンの「タフスクリーン2ルームハウス+」というテントを使用しています。ダブルサイズのエアーベッドを2つ並べても余裕があるので、エアーベッドの間に隙間ができてしまい、毎回寝ている間に子供が隙間に落ちてしまっていました。
せっかくエアーベッドがあるのにそこから落ちて冷たいインナーマットの上で寝ることになってしまい、子供には可哀そうなことになってしまいました。当時は夏だったので大きな問題はありませんでしたが、秋冬キャンプでは体が冷えて風邪をひいてしまうかもしれないと心配になりました。