Summary

自分の足がエンジンであるサイクリングにとって、荷物の重さは走行性能や疲労度に直結します。荷物は軽いに越したことはありませんが、アウトドアグッズは軽量化を追求すれば快適性が犠牲になるのも確かなところ。

とりわけその落としどころで悩ましいのはテントの選択ではないでしょうか?そこで今回は、超軽量でありながら居住性も極力犠牲にしていない新進気鋭の最新テント「ニーモ ホーネットストーム1P」を購入しましたので、その経緯とファーストインプレッションをお届けいたします。

シングルウォールかダブルウォールか?

ここ数年筆者は、オートバイ、自転車、登山、ほぼ全てのキャンプでモンベルのステラリッジ2というテントを使用してきました。

ステラリッジシリーズは元々登山用として設計されているため、かなり軽量コンパクトな設計です。

山岳用軽量テントというのはそれほど居住性に重きを置いた設計はされていないのですが、基本的に筆者は移動式のキャンプスタイルを好みますので居住性に関してもほぼ不満はありませんでした。

しかし今年の夏、四国山間部へのサイクリングに行くにあたって、装備全般のさらなる軽量化を計り、テントもその対象となりました。

そうして選んだのが「ニーモ ホーネットストーム 1P」というわけですが、この結論に至るまでのちょっとした経緯にお付き合いください。

筆者が使っているステラリッジ2というテントは、テント本体の上にフライシートと呼ばれる雨よけの布を装備した二重構造の「ダブルウォールテント」と呼ばれるごくオーソドックスな形状のテントです。

このフライシートは、雨よけだけでなく、テントの前室としての機能も兼ね備えておりますので、これの大きさや形状が快適性を大きく左右します。

画像: *筆者撮影・ダブルウォールテントとは文字通りフライシートと二重構造になっているテントのことです(画像は筆者愛用のモンベルステラリッジ2)

*筆者撮影・ダブルウォールテントとは文字通りフライシートと二重構造になっているテントのことです(画像は筆者愛用のモンベルステラリッジ2) 

そしてこのダブルウォールテントの場合、軽量化を最大限追求した山岳モデル(一人用)でおおよそ1kg強(1kg~1.5kg)の重量が一般的です。

これはもう一昔前から比べれば大幅な軽量化を成し遂げているわけですが、これに対して世の中にはフライシートを装備しない「シングルウォールテント」と呼ばれるジャンルのテントが存在します。

シングルウォールテントには、ツェルトと呼ばれる非常用の簡易テントから、ポールで自立する、パッと見普通のテントと見分けがつかないモデルまで様々なタイプがありますが、その最大のメリットは軽量化で、重量はおおよそ500g~700gと、ダブルウォールテントの約半分です。

収納サイズも、少し大きめのレインスーツ程度で、荷物の省スペース化にも大きく寄与します。

フライシートを装備していないため、テント本体に防水加工が施されているモデルが多いようです。

画像: 筆者撮影・ポールで自立するタイプのシングルウォールテントは一見ほぼ一般的なテントと見分けがつきません

筆者撮影・ポールで自立するタイプのシングルウォールテントは一見ほぼ一般的なテントと見分けがつきません

しかしこのシングルウォールテントに宿命的に付きまとう問題が二点あります。

(1)テント自体が一重構造なため、結露が発生しやすい
(2)構造的に前室を持たないため、荷物や靴の置き場や雨の日の調理スペースなどが確保できない

つまり快適性はある程度犠牲にせざるを得ません。
ダブルウォールなのかシングルウォールなのか?という選択はまさに「快適さを取るのか?」「軽量・コンパクトさを取るのか?」というテント選びの究極の選択とも言えるかもしれません。

ダブル超軽量ダブルウォールテントの登場!そのひとつ「ニーモ ホーネットストーム1P」

そんな中、ここ数年ダブルウォールテントでありながら重量が1kgを割る「超軽量テント」が登場するようになりました。

そしてその「超軽量テント」の世界をリードしているのが、アメリカで生まれたニーモというブランドです。

2002年創業とまだ若いブランドですが、次々と画期的なアウトドアギアを発表して、日本でも注目度の高いブランドの一つとなっています。

そのニーモが、ことさら軽量化に注力して開発したのが「ホーネットストーム1P」というテントです。

画像1: キャンプツーリングには欠かせない荷物の軽量化!軽量コンパクトなテントをレビューしてみた
【楽天市場】ニーモ ホーネット ストーム1P NEMO HORNET STORM 1P テント 1人用 NM-HNTST-1P <2019 春夏>:OutdoorStyle サンデーマウンテン
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前置きが長くなりましたが、購入後、実際に使ってみた感想をお届けいたしましょう。

まずは届いてみて驚いたのがそのコンパクトと軽さです!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

比較のためにステラリッジ2と並べてみます。

ちなみにステラリッジの純正収納袋が破れてしまいましたので、現在は汎用の収納袋に入れています。比較としては若干分かりにくいかもしれませんがご了承ください。

画像: 筆者撮影・上がモンベルステラリッジ2。下がニーモホーネットストーム1P

筆者撮影・上がモンベルステラリッジ2。下がニーモホーネットストーム1P

見た感じ収納サイズは半分以下ですし、重量も約800gとこちらも半分近く軽くなっています。

これは私にとって大きなアドバンテージです!

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