こんにちは!キャンプにはウイスキー一本持参しないと不安になるくにぱぐです。今回は「キャンプにおける本来の燻製の楽しみ方」に立ち返って、下ごしらえナシ、燻すだけであっという間に美味しくなるメニューをいくつかご紹介します。食べてみないと味の想像がつかないようなものをメインに取り揃えてみたので、定番のチーズやゆで卵に飽きた人は是非試してみてください。基本的な燻製のやり方についても少し詳しく触れてみますので、ほかのメニュー作成の時にも役立ててくださいね!

難しいことは一切なし! 事前に食材の水分を拭き取って、燻製器内部は80度以上を維持しよう

難しいことはほとんどありません。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

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まず、燻製器に網をセッティングし、スモーク源を燻製器の底に入れます。

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ウッドの場合だけ、事前にウッドを燃やしておく必要がありますが、これはライターなどでは無理で、バーナーで行ないます。ウッド側面の一番面積が小さいところを2分程度炙り続け、炎が出た状態で1分放置すると、しっかりと着火します。これより時間を短くすると、点いていたつもりが失火します。面倒な場合は、焚火に放り込んでおくと、1分程度で安定した煙が出ます。チップの場合、熱だけで発煙させるので、大匙3杯ぐらいのチップを燻製器の底に敷いておけばそれで完了です。    

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次に、燻製器を熱源にかけます。温度計があれば80度以上まで温度が上がるのを待ち、なければ数分熱してから食材を入れるます。火はそのまま落とさないこと。それだけです。真冬など極端に温度が上がりにくい場合、画像のように燻製器をまるごとアルミホイルで囲ってしまうと、かなり温度が上がりやすくなります。

食材は基本的にそのまま入れるだけでよいのですが、事前に水分はなるべく拭き取ること。これをしないと、エグみが出ることがあるからです。食材による差はありますが、5~30分ほどそのまま燻せば、たいがいのものは美味しい燻製になります。

以上が燻製作りの初歩、ということになります。

【簡単・絶品】塩サバ・塩鮭・ラムチョップなど燻製レシピ7種 下ごしらえなしの食材で作れる! 

では、ここからは具体的なメニューを紹介していきましょう!

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食材その1:明太子

■ 燻製時間:15分ほど
酒飲みは間違いなく好きなのが、この明太子です。辛子明太子でもいけます。
水分がギュッと凝縮され、濃密な味わいになります。
かなり小さくなってしまうので、多少量のあるものを買っておいたほうがいいでしょう。
あまり高級なものを使う必要はありません。

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食材その2: 塩サバ・塩鮭

■ 燻製時間:20~30分ほど
安価な塩サバや塩鮭も、熱燻をすることで絶品のつまみになります。また、白いゴハンにも合いますので、私はよくこれをソロキャンプでいくつか作って、家族へのお土産にし、翌日の夕飯に使ったりもしています。

サバの生臭さも消えるので、魚嫌いの人でも食べられますし、冷めても美味しいので、弁当などにも使えます。なお、魚類の切り身は結構なんでもいけます。ブリなどはいったん塩を振って、ある程度風に当てて乾燥させてから燻製にすると美味しいです。

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食材その3: 買ってきたベーコン

■ 燻製時間:15分ほど
ベーコンというと、むしろ生肉から燻製で作り出すもの、というイメージがあるかと思いますが、市販のベーコンを3mm程度にスライスして燻せば、ぐっと美味しくなります。スーパーのベーコンもできたて高級ベーコンのようになります。

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食材その4:コンビーフ

■ 燻製時間:15分ほど
万能食材とでも言うべきコンビーフですが、燻製にするととてつもなく美味しくなります。缶のものを使うと簡単で、少しだけ金属が残るほうを残し、そこを土台にして燻してしまいます。

これだけで十分美味しいですし、マヨネーズなどでちょっと味を変えてもいいでしょう。私はこれだけは結構残しておいて、翌朝ホットサンドの材料にします。手軽に贅沢な朝食を楽しめるので、これは本当にオススメです。

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食材その5:ラムチョップ

■燻製時間:30分ほど
スーパーの精肉コーナーで売っている骨付きのラム肉や、骨のないラムステーキも、美味しい燻製になります。たいがいはハーブソルトなどがついているので、これをかけてから少し長めに熱燻します。単に焼くのとは少し印象が変わり、やや歯応えが残る、しっとりとした燻製になりますよ。

食材その6:餃子&焼売

■ 燻製時間:20分ほど
生の餃子や焼売はそのまま燻製にできます。付属のタレなどは一回取り出し、餃子だけ、焼売だけを並べて燻してから、普通にタレをつけて食べます。やや皮がパリッとして、最高のつまみになります。

食材その7: シシャモ

■ 燻製時間:30分ほど
目刺状態で売られれているようなシシャモも、単に焼くのに飽きたら燻製にしてみましょう。時間をかけて燻すとホクホクに仕上がります。薫香と相まって、安いシシャモも高級な味わいになります!

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