防水スプレーは使用する素材に適したタイプを選択!汚れ防止ならフッ素系・コスパ重視ならシリコン系がおすすめ!
防水スプレーは使用する素材に適したタイプを選ぼう!
防水スプレーに使用される成分は、主に「シリコン」と「フッ素」です。
汚れ防止にも効果的なフッ素系
フッ素は油分もはじくので汚れ防止にも効果的です。価格は高くなりますが、通気性を損なうことなく、幅広い素材に使えます。汚れや結露防止にも役立ち、汎用性の高さが魅力です。
安価なのが魅力のシリコン系
安価に入手できるシリコン系は、効果は長持ちしますが、通気を遮断するため透湿素材やスエード製品には使用できません。通気性を必要としないアイテムへの使用がおすすめです。
テント専用の防水スプレーも!
レインウェア、シューズ、デイパックなどへの防水処理も大切ですが、キャンプで雨をしのぐための重要なアイテムといえば、やはりテントです。一般的にテントの表面には防水加工や撥水加工が施されていますが、長期間使用しているうちに性能は低下します。そのため、定期的にお手入れして、防水性能をキープしましょう。
テントの素材に適した市販の防水スプレーでもいいのですが、「テント用」と表記のある専用の商品が個人的にはおすすめ。テントに使用するのに適した量や、しっかり塗れる刷毛塗りタイプのもの、虫よけ効果があるものなど、工夫された防水スプレーも販売されています。
防水スプレーはコスパを考えて選ぼう
シリコン系の防水スプレーはコスパは良いものの、通気性が悪くなるデメリットがあります。フッ素系は通気性は損なわないものの、価格が高め。テントに使用する場合は、塗布する範囲が広いため1本では足らず、複数本が必要になってコストがかかるケースもあるでしょう。
また、フッ素系は効果が持続する期間が短く、まめに防水処理をほどこす必要があります。ウェア類ならいいですが、テントなどの大物は手間もかかるので、処理を面倒に感じる人は、プロの撥水加工サービスを利用するのも1つの方法です。自分でやるよりも一時的にコストはかかりますが、処理の手間が省ける上、効果が長期間持続することを考えると、実はお得かも? 予算や手間を考慮して、自分にとって1番コスパが良い方法を選んでくださいね。
防水スプレーを使うタイミングと使用する時の注意点! 購入してすぐのアイテムに使うのがおすすめ!
テントに防水スプレーを使う【タイミング】
防水スプレーは、あらかじめ防水加工や撥水加工がほどこされているアイテムを除いて、購入してすぐに使用するのが理想的。スプレーしておくことで汚れの付着を防げるメリットもあります。
テントやタープなどの場合は、防水・撥水性能が落ちてきたときがタイミング。その他のアイテムで新品でないものに防水スプレーを使う場合も、洗濯などをして、きれいな状態にしてからスプレーしましょう。また、アイテムを使用する直前にスプレーするのはおすすめできません。スプレー液が完全に乾燥する前に雨にさらされる状態で使用すると、防水効果が薄れてしまいます。少なくとも前日にスプレーして、乾かしておきましょう。
防水スプレーを使用するときの注意点
防水スプレーは、アイテムの素材によってはシミや色落ちなどが起こります。そのため、全体にスプレーする前に、目立たない部分でテストすることをおすすめします。
スプレーするときは、屋外で風通しのよい場所を選び、アイテムから20~30センチ程度離れたところから噴射しましょう。防水スプレーを吸い込んでしまうと呼吸困難や肺炎などの健康被害につながるリスクがあるので、キャンプ場などで行なう際も、風向きや周りの人との距離に気を配る必要があります。また、乳幼児やペットなどは、健康被害のリスクも高くなるので、近くにいる場合はスプレーするのはやめましょう。
ここからは、アウトドアアイテムに使える防水スプレーのおすすめを6つご紹介させていただきます!
おすすめ防水スプレー1:【LOCTITE(ロックタイト) 】「超強力防水スプレー布・革420ml」は、容量&コスパ◎
水・油分を強力にはじくフッ素系の防水スプレー。通気性が保たれるので、レインウェア、アウトドアグッズ、キャンプギア、レザー製品など、幅広いアイテムに使用できます。ただし、ドライクリーニングできない繊維品には使用できないので注意しましょう。フッ素系の防水スプレーの中で、Amazonでは1本600円前後と価格が比較的リーズナブルな点も魅力です。その上、420mlと大容量なので大型ドームテント約1張分をカバーできます。