キャンプのド定番「カレーライス」!最高のひと品を作ったる! タープの失敗を巻き返す!?
ここまで失敗だらけのキャンプ…そろそろ本気出す
《前回の体験記》
H君に食材の買い出しを頼み、その間オカダタロウは人生初!
購入したタープの設営に挑戦していた。
しかし、別売りポールが2本必要ということを知らず・・・
なんとかならないか?試みたがあえなく断念。
そこで気持ちを切り替えてカレーライス作りに全ての情熱を注ぐ覚悟をしていた!
H:「ところで、先輩って、カレー作るの得意なんですか?」
俺:「え?…う、うん、まあね。」
H:「へ~!じゃあ、先輩のカレー楽しみです!」
俺:「お、おう…」 (心の声:カレーってどうやって作るんだっけ)
H:「では、僕はキャンプ場の散策に行ってきますね!」
俺:「・・・」 (心の声:カレールーぶち込めば、とりあえずカレーにはなるよなぁ?)
H:「先輩!僕、キャンプ場を散策してきますね!」
俺:「はっ!ど、どうぞ、いってらっしゃい。」
カレーは誰でも作れる説は本当か!?
勢いでカレー作るって言ってしまったものの、正直言って、カレーの作り方がいまいち分からないのです。多分だけど、野菜・肉・水・ルーを入れれば完成だったような…。
まあ、どうにかなるか!と、失敗に対して反省の色の無いガチキャンパー・オカダタロウ。頭の中で考えたレシピは以下。
《オカダタロウの考えるカレーの作り方》
①鶏肉、ジャガイモ、ニンジンなどを一口大に切る
②火が通りにくい順番で食材を炒めていく。
③火が通ったら水を加える
④材料が柔らかくなるまで15分くらい煮込む
⑤カレールーを入れる
⑥とろみがつくまで煮込んだら完成
キャンプを計画するときは下調べ・準備・メモの重要性を改めて思う!~米がないとカレーライスは出来ない!
H君が買出しから戻り、早速準備にとりかかろうと思った矢先…
俺:「よっしゃ!じゃあ料理していくか~。」
H:「あああああああああああ!」
俺:「え?どうしたの?」
H:「米を……買ってないです……」
俺:「……マジか。大丈夫、大丈夫!!米なくても食べられるから!!」
心の中では、めちゃくちゃ衝撃を受けていますが、ここは先輩のプライドもあるため平然を装います…と、いうことで、米を買い忘れてしまったため、「カレーライス」ではなく「カレー」を作ることに。
料理はそんなに甘くはない(カレーだけに)
BBQの壁と言われている着火に挑戦
料理を始める前に、まずはキャンプ場からレンタルしたBBQグリルに炭をくべて火をつけなければなりません。しかし、初心者キャンパーオカダタロウには、それすらもよくわかっていないのが現実!
とりあえず、よく分からないので、適当に重ねます。恐らく炭の積み方とかあるんでしょうね。でもまずは、火をつけることが重要なんです。
初心者にありがちな着火は「炭に直接、火をつけようとすること!」
BBQグリルに置いた炭に、このまま直に火を付けてもダメなことくらいは、なぜか僕でも分かってました。なので、キャンプ場に売っていた着火剤を炭の下に大量に仕込んでみましたところ…
すると、あら簡単! ちゃんとBBQ台に火をつけることが出来ました~!
使った着火剤は『キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー ファイアブロック』 という着火剤で、5ブロック(5枚)くらいぶち込みました。
今回は、たまたまキャンプ場に売っていたため、ファイアブロックというものを利用しましたが今後のために後から調べてみると、こういう便利な着火アイテムもあるんですね。
一度に大量の炭を起こすのに便利な〝チムニースターター〟というもの。BBQ先進国アメリカ人が開発したWeber(ウェーバー) というブランドなんだって。
煙突効果で、燃焼効率が良く発火が凄いらしい。値段も4000円以内で買えるので、余裕ができたら購入したいです。
炭もできたので、いよいよカレー作りにとりかかります。
無事、着火できたので、曖昧な記憶を頼りにカレーを作っていきます。まずは、H君が買ってきた野菜を洗います。
次に、じゃがいもや玉ねぎなど、食材の皮をむいて切ります。
包丁握るの何年ぶりだろってくらい久しぶりです。ピーラーが無いので、慎重に皮を処理していきます。
まず、食材全てに火を通しながら混ぜていけばよいのかな? 何となくの手順だけど、美味しくできそうな予感…
ちなみに今回使用したのは、サウスフィールドのダッチオーブン。容量も大きく、調理の際に大変重宝する一品でした。そこで、アマゾンでダッチオーブンを調べてみたところ、2000円以下で買えるダッチオーブンがあることが判明。
何度もキャンプする人たちは購入しておいて損のない商品ですね。調べてみると、シーズニングとかいうものが必要らしいのですが、僕たちのは、レンタルなので最初からしてあったのかな。
さてさて、火加減が難しかったですが20分ほど時間が経過し、どおやら食材にも火がとおってきたようです
火がとおった食材に水を入れ、ここに、カレールーを入れていきます。今回使ったのは、お馴染みの「バーモントカレー」。
こいつを様子を見ながらかき回し、少しの間煮込んでいくと…
あっという間にカレーの完成! 思っていたより普通に美味そうなんだけど…
カレー作る前までは〝最高のひと品を作る〟とかなんとか言って、大きな口を叩いてましたが、内心〝失敗する可能性90%〟と正直自身がなかったけど、想像の斜め上を行く結果になりました!
でも、食べてみるまで油断はできない!
お待ちかねの実食タイム
見た目には、思いのほか美味しそうな出来栄えになったカレーですが、気になるそのお味をリポート!
それでは、早速いただきまーす。
具材にもカレーの味がしみ込んでおり、噛むたびに口内でジュワっと旨味が広がります。また、炭火での調理がより旨味を引き出している感さえあるかと思いました。
さらにキャンプ場で食べるというロケーションが、美味く感じる最大の要因だったことも忘れてはいけませんね。ライスがあれば100点満点だったな~!
次回予告!「ガチキャンもガチでクライマックス!」
カレーは誰でも作れる説を偉そうに説いていましたが、結果から言うと! オカダタロウでも作れたので、その説は当りだったと言えます。しかしなんと言っても、キャンプ場=アウトドアで、ひと手間かけながら作って食べる!という行為がウマさを引き立たせていると実感。
ついに『ガチキャン~ケニーズファミリービレッジ編~』も次回でラスト! しかし、相変わらずの準備&知識不足で最後まで気が抜けない!?
一体どんなクライマックスが待っているのか? お楽しみに!