「あえて」飯ごうを使ってご飯炊き 子供と一緒にお米を炊いてみよう!
キャンプでお米を炊くときに、ダッチオーブンなどの万能鍋を使うと簡単に炊くことができます。でも、せっかくキャンプに来たのなら、子供と一緒に飯ごう炊飯に挑戦してはいかがでしょうか。
計量方法から子供と一緒にチャレンジ
飯ごうについている内ふたと外ふたで、お米の量を図ることができることをご存知でしたか。内ふたすりきりで2合、外ふたすりきりなら3合となり、計量カップもいりません。もし、1合を量りたいなら? これはぜひ子供と一緒に考えてみましょう。
また、飯ごうの内側に付いている2つの目盛りは水の量を示しています。下の方は2合のとき、上の方は4合のとき。水はどこまで入れればいいの? もぜひ子供と一緒に考えてみてください。
お米を炊くには「手間」がかかることを教えよう
飯ごう炊飯では、おいしいご飯に仕上げるための2つのポイントがあります。まず、お米を炊く前には必ず30分は水に浸けておくこと。そうしないと炊きあがったときにお米に芯が残ってしまうので注意が必要です。
もうひとつは、炊きあがったときに飯ごうをひっくり返すこと。これをしないと、火から外しただけでは余熱で飯ごうの底の部分のご飯が焦げてしまいます。
また、飯ごうの上部には蒸気がたまっているので、ひっくり返すことで蒸気が移動し、底の部分のご飯が蒸されて柔らかくなります。このときに新聞紙でくるんでおくと熱が逃げにくく、ご飯が冷めるのを防いでくれます。
こうした手間の重要性を子供に教えながらお米を炊けば、立派な「食育」にも繋がります。普段食べているお米を「炊く」ということがどれだけ大変なことなのかを、子供と一緒に体験しながら学習できるのもキャンプならではです。
【家族キャンプ】子供と一緒にカレー作り! やってみたい2つのこと
キャンプは、大自然に囲まれた普段とは違う生活を味わえる機会です。せっかくなので、キャンプらしい豪快な調理でカレーを作っていきましょう。
具材はゴロゴロ! 豪快に調理
子供にお肉や野菜をザクザクっと大きく切ってもらったり、皮をむいただけの野菜を鍋に入れてもらったりと、開放的に調理をしてみましょう。ただし、子供が包丁を使うときは必ず目を離さないように気をつけてください。
普段お手伝いをしない子供でも、自分が切ったお肉や野菜が入ったカレーができあがっていくところを見れば、うれしくなってその日に食べたカレーが良い思い出になることと思います。
あえてBBQの余りものを使う
BBQはキャンプの定番ですが、どうしても全ての食材を綺麗に食べきれないことも多いのが難点です。そこで、それらの余った野菜やお肉を鍋の中にカレーの具として入れてしまうのもおすすめです。言ってしまえば余りものの処理ですが、キャンプではそんな調理も美味しくなるものです。
BBQの具材にしみこんでいる旨味成分や油がカレーに溶け出して、意外にも美味しくなります。簡単に子供も喜ぶキャンプカレーを作ることができます
子供でも食べられる! キャンプでおすすめの辛くないバターチキンカレー
カレーはスパイシーな料理であるため、どうしても甘口でないと食べられないという子供もいます。そんな子供を持つご家庭におすすめしたいのがバターチキンカレーです。カレーなのに甘みがあり、ピリッとしたスパイスの風味を感じさせないのが特徴です。
しかし、バターチキンカレーは子供向けのカレーかと言うとそうでもなく、しっかりとした深みとコクも味わえるので大人も満足できるカレーです。
ちなみに、さらにこだわって作りたい方はヨーグルトで鶏肉を漬け込んでおくと、コクとまろやかさが増すのでおすすめです。キャンプでも味に妥協したくないグルメさんは、ぜひ試してみてください。
材料(4人家族)
- 鶏モモ:400g
- 玉ねぎ:2個
- にんにく:1欠片
- しょうが:1欠片
- トマト缶:400g
- カレー粉:大さじ1
- バター:70g
- コンソメ顆粒タイプ:大さじ1
- 生クリーム:100cc
- はちみつ:大さじ3
作り方
玉ねぎやニンニク、しょうがをみじん切りにしておきます。鍋はその間に熱してバターを溶かし、玉ねぎと鶏モモ、カレー粉とコンソメを合わせて炒めておきます。肉の表面に色がつき始めたら、みじん切りにした玉ねぎなどを全て加えてさらに炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたところでトマト缶、はちみつ、生クリームを投入し、とろっとしてくるまで煮込めば完成です。