焚き火の着火でこれはNG! キャンプ中に初心者がやりがちな着火時の間違い3つを要チェックしよう!
焚き火初心者の中には、正しい焚き火の手順がわからず「なかなか火が点かない」と首を傾げる人がいます。そのような場合は以下の点をチェックしてみましょう。
NG着火1:いきなり大きな薪に火を点けようとしてない?
着火時の小さな炎にいきなり大きな薪をくべてしまうと、火が消えてしまいます。始めは枯れ枝や新聞紙などに着火し、徐々に薪のサイズを大きくしながら焚き火を育てましょう。
NG着火2:火打石など、難易度の高い着火方法をしてない?
金属の摩擦で火を点けるメタルマッチや火打石は、上級者でも失敗することがあります。まずはガスライターなどを使用しましょう。
NG着火3:焚き火に不向きな薪を使ってない?
湿った枝や生乾きの薪は、煙ばかり出てなかなか火が点きません。雨上がりに拾った薪を使う場合は、天日で干してから使いましょう。また、後述しますが木の性質上、ナラやサクラなどは火が点きにくい特徴があるので、着火時の使用には向きません。まずはスギやヒノキの枝などに着火しましょう。
焚き火の着火剤は固形・ジェル・ライターの3タイプ! 着火剤がない場合は松ぼっくりや新聞で代用可能!
焚き火初心者は火が点きやすくなる着火剤を活用するのもひとつの手段です。着火剤には固形タイプやジェルタイプなど様々な種類があります。選ぶ時の参考になるよう、着火剤の種類と使い方をご紹介しますね。
市販の着火剤の種類
1)固形タイプ
木屑などに油やパラフィンワックスと呼ばれる燃料を含ませて固めた物で、使いやすく初心者におすすめ。選ぶ時は着火後に臭いが残らないものを選ぶと良いでしょう。
2)ジェルタイプ
アルコールが主な主成分で、着火したい材料に直接塗って使います。火が点いた後に追加するのは危険なので、継ぎ足さないように注意しましょう。
3)ライタータイプ
固形タイプの一種ですが、マッチのような形状をしている着火剤です。マッチと同じく箱の横で擦って着火します。
代用可能となる着火剤
また、着火剤は家にある物や自然の中で拾った物でも代用が可能です。
1)松ぼっくり
自然界にある、優秀な着火剤の代用品。カサが開いているものは水分が抜け、乾燥しているので火が点きやすいです。
2)スギの葉っぱ
枯れて茶色になったものを使います。煙が出やすいので着火時は風向きに注意してください。
3)新聞紙
油分を含んでいる着火に適した材料です。着火剤として使用しやすくするために、家で細長く折って丸めた状態でキャンプ場に持って行く人もいます。
その他に、麻縄をほどいて丸めたものや、コットンボール(綿球)なども活用できます。