直火が禁止されているキャンプ場で焚き火をするには、焚き火台が必要になります。焚き火台は形状やサイズなど種類が様々で、中には「自分で作れるかも…?」 と思えるものも。今回は焚き火台の種類と、実際に筆者が作った焚き火台の製作手順もご紹介します。
【メッシュタイプの作り方】初めて焚き火台を自作する方におすすめ!
1つ目は初心者向けの作り方として、メッシュタイプの焚き火台をご紹介します。
構造がシンプルで部品が少なく、薪受け部がメッシュで加工しやすいので、不器用な筆者でも1時間程度で作ることができました。
【用意するもの】
- ステンレスメッシュ:50×50cm程度
(筆者はホームセンターで切り売りを購入しました) - 脚にするステンレスポール:50cm程度×4本
(筆者は100円ショップで突っ張り棒を2本購入し、分解して4本にしました) - 脚を固定する丸カン:脚4本が入る大きさ×1
- ハトメまたはワイヤー:ハトメ×4
(筆者は四隅にワイヤーで脚に引っかける輪を作りました) - メッシュを取り付けるためのネジ:脚のポールより径が小さいもの×4本
- ペンチ
- ハサミ
- キリ
- 軍手(怪我防止用)
【作り方】
- ステンレスメッシュの端を1cm程内側へ折り、ペンチで挟んで圧着します。
- 四隅にハトメを取り付けるか、ワイヤーを通して固定するための輪を作ります。
- 脚の上部にキリなどで穴をあけ、ネジを固定します。(全て埋め込まずに、頭を少し残します)
- 丸カンに4本の脚を入れ、中間よりやや下の辺りで脚をクロスさせて立たせます。
- 脚に取り付けたネジにハトメ(またはワイヤーの輪)を通して完成です。
【コンパクトグリルタイプの作り方】多くの人が自作している定番の形!ステンレス製のバットで作れる
2つ目にご紹介するのは、コンパクトグリルタイプの焚き火台の作り方です。
台所で使用するステンレス製のバットなどを組み合わせて簡単に作れるため、多くのキャンパーが挑戦しています。
一番簡単な方法は6~8枚のステンレス製バットを用意し、箱型に組み合わせてステンレス製のダブルクリップで止めるという方法です。
工具も加工も不要なので手軽に挑戦できます。筆者は少し加工して、折りたたんで持ち運びができるものを作りました。
作り方をご紹介しますね。
【用意するもの】
- A3サイズの薄いステンレス製バット:2枚
(筆者は100円ショップで購入しました) - アルミテープ:カットした断面をくるんで保護します
- ステンレス製のダブルクリップ:4~8個
(固定する時に使います) - 焼き網:15cm四方の小さいもの
- 長方形の小さいステンレス製バット:1枚
(焚き火台の下に置いて灰受けとして使います) - キッチンバサミ
- ペンチ
- 軍手(怪我防止用)
【作り方】
- キッチンバサミを使って、A3サイズのバットの平らな部分だけ切り出します。
- 1枚は半分にカットし、もう1枚は作りたい焚き火台の奥行(両側面部分)サイズにカットします。
- 半分にカットした板を長方形に持ち、両端を1cm~1.5cmほど90度に折り曲げます。
- 下半分・中央部分に10cmほどの切り込みを2箇所入れ、内側に90度折り曲げます。(薪や炭を乗せる部分になります)
- キッチンバサミでカットした箇所をアルミテープでくるんで保護します。
- 箱型に組み、上下をダブルクリップで固定します。
- 灰受け用のステンレスバットの上に置いて完成です。
文章では伝わりにくいので、筆者の作った焚き火台の画像を載せておきます。見た目は不格好でもちゃんと使えますよ。