職人の街で生まれたキャプテンスタッグは、コスパに優れた製品が多く、キャンプ入門者にもおすすめ
キャプテンスタッグは、金物産業が盛んで職人の街で有名な新潟県三条市にあるアウトドアブランドです。 STAG=鹿というブランド名にちなみ、ロゴマークには鹿が使われています。
アウトドアファンの間では「鹿番長」の愛称で知られています。コストパフォーマンスに優れた製品が多く、キャンプ入門者にもおすすめのブランドです。
【カマド スマートグリルのメリット】組み立て式の小型グリルで高さ調節が可能
冒頭で説明しました「かまど」=「KAMADO」とローマ字表記がついたもの”は、煙突ストーブの商品名となります。同じ〝かまど〟でも2種類ありますのでややこしいですが、今回はカタカナ表記のカマドについて説明します
ひらがな表記の「カマド」は組み立て式の小型グリルで、大きさはB5型とB6型があります。コンパクトでありながら、焼き物、煮物など様々な調理ができる上、焚き火台代りにもなる点が人気の要因でもあります。
次項では「カマド スマートグリル」の魅力について紹介します。
1. 組立てが簡単で高さ調節ができる
ネジを使用しないので、工具不要で簡単に組立てができます。灰受けは使用する燃料や用途に応じて3段階の高さ調節が可能です。
薪や炭、小枝、アルコールバーナー、アウトドア用のガス缶など、様々な燃料のサイズに合わせて高さを調節したり、調理時の火加減調節が手軽に行えます。
2. ハイ&ロースタイルで使える
低い姿勢で楽しむロースタイルキャンプでは、同じくキャプテンスタッグから販売されているアルミローテーブルとセットでカマドを使う人が多くいます。ソロキャンプやツーリングなどで多く見かけるスタイルです。
ハイスタイルで使用する場合は、高さのあるテーブルの上に置いて使います。ファミリーキャンプなどではテーブルの上でチーズフォンデュを楽しんだり、スイーツを作るときに役立ちます。
3. カマドの魅力:改造してオリジナルのカマドにできる
自分でカマドにひと手間かけDIYし、改造を楽しむ人もいます。100円ショップやホームセンターでステンレス製の網を購入し、カマドの横に箸やお玉などを置く場所を作ったり、さらに細かく高さを調節するなどアレンジはアイデア次第です。
カマドのサイズより大きな網を上手く設置してサンマなど長さのある魚を焼いている猛者もいるほどです。
4. ステンレス製の風除けで防風性能もバッチリ
風除けの機能も果たす本体と炭受けがステンレス製のため耐久性が高く、繰り返し使用しても歪みが生じにくいところが安心ポイントです。また、前面がオープン仕様になっているおかげで、炭の出し入れも簡単にできます。
このような特性から、調理するだけでなく焚き火台として活用している人もいます。
サイズはB5型とB6型の2種類。B5型は組み立て時が255×180×255mmで、バッグに収納すると350×230×45mmに。B6型は組み立て時が200×125×180mmで、収納時は240×180×35mmとコンパクトになり、嵩張らないのでツーリングや徒歩でのアウトドアにもぴったりです。
カップルや友人同士での2人キャンプをすることが多いのであればB5型、ソロキャンプが多い場合はB6型を選ぶとスペースに無駄がありません。まずはひとつ購入してみて、使いやすいように改造してみるのも良いでしょう。
キャプテンスタッグ 『カマド スマートグリルB5型』スペック | ||
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製品サイズ(約) | 幅255×奥行180×高さ255mm | |
収納サイズ(約) | 幅275×奥行185×厚さ45mm(グリルのみ) 幅350×奥行230×厚み45mm(バッグ収納時) | |
重量(約) | 1.4kg | |
材質(品質) | 本体・炭受け:ステンレス鋼、ゴトク・アミ・目皿:鉄(クロムめっき) 収納バッグ:ポリエステル | |
仕様/その他 | 網サイズ(約):240×160mm セット内容:本体×1、炭受け×1、ゴトク×1、アミ×1、目皿×1、収納バッグ×1 |
キャプテンスタッグ 『カマド スマートグリルB6型』スペック | ||
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製品サイズ(約) | 幅200×奥行125×高さ180mm | |
収納サイズ(約) | 幅200×奥行125×厚さ35mm(グリルのみ) 幅240×奥行180×厚み35mm(バッグ収納時) | |
重量(約) | 760g | |
材質(品質) | 本体・炭受け:ステンレス鋼、ゴトク・アミ・目皿:鉄(クロムめっき) 収納バッグ:ポリエステル | |
仕様/その他 | 網サイズ(約):163×108mm セット内容:本体×1、炭受け×1、ゴトク×1、アミ×1、目皿×1、収納バッグ×1 |
【カマド スマートグリルのデメリット】軽量・コンパクトだからこそ手間がかかることも…
カマドの魅力を伝えてきましたが、ここからはカマドの気になる点・気をつけた方がいい点について説明します。
1. 大きい薪が入らない
仕方がないことですが、コンパクトであるがゆえにフルサイズの大きい薪が入りません。薪を使う場合は、自分でナイフや斧を使って小さく切らないといけないので手間がかかります。
炭や小枝などを使う分には問題なく入ります。
2. 熱で曲がりやすい
ステンレス製であるため、長く使っていると熱によって本体が曲がりやすいです。何時間も連続で使っていると徐々に変形してしまいます。
冷めて形が変形してしまう前に、叩いたりして元の形に戻す作業も必要になってきます。