ロケの合間を縫って、芸能人キャンパーに突撃!今回はシーズン48のゲスト・ピン芸人のタケトさんに質問をぶつけます!ファミリーキャンプをこよなく愛するタケトさんは、ご自身で土地を手に入れ、家族で行くためのキャンプ場まで作ってしまったという逸話の持ち主。愛する奥様と娘さんのため、普段はどんなキャンプをプロデュースしているのか。タケトさんのパパとしての一面も含めて掘り下げちゃいました!
タケトさんが大好きな、ほんわかした極上のファミリーキャンプってどんなの?
タケト
1976年千葉県出身。大学の同級生とお笑いトリオ「Bコース」を結成し、札幌吉本に所属。1997年、東京吉本に移籍。トリオ解散後はピン芸人として、さまざまなフィールドに進出。2019年には自らが所有する約30坪の土地を整備し、プライベートキャンプ場を作るなど、アウトドアライフを満喫している。
「おぎやはぎのハピキャン」に登場してくれたプレゼンキャンパーに、キャンプにまつわるさまざまな質問をぶつけるこの企画。
普段から家族水入らずのファミリーキャンプで「おもてなし」の精神を発揮しているというタケトさんですが、シーズン48では、心と体があったかくなる「ぽかぽかキャンプ」を提案してくれました。
「もてなすことが楽しい!」と熱く語るタケトさんに、プライベートでのキャンプの楽しみ方とこだわりを聞いてみました!
キャンプは大好きだけど……タケトさんが一番苦手なのはアノ作業!
タケトさんがキャンプを始めたのはいつ?
2019年ごろですね。娘に非日常の体験をさせたいなあと思ったのがきっかけです。当時、娘がプラスチックのジョウロで焚き火の火に触れようとしたり、カマキリの卵を知らなかったり、っていうのを見て、それが衝撃的だったんですよ。僕らが子どものころに比べて、いろんな経験が不足しているのかもって。だから、キャンプに連れて行って、自然と触れ合ってほしいなと。
キャンプを始めた頃と今を比較して、楽しみ方は変わりましたか?
娘を楽しませたいっていう部分はキャンプを始めたころから変わらないし、その「楽しませること」がずっと楽しいです。最初のころはうまくいかなかったことも多かったけど、完璧じゃないパパの姿、そこから成長していく姿、っていうのを見せられたのはよかったですね。
キャンプ中は、どんなことにいちばん時間を費やしていますか?
食事です。娘が「ゆるキャン△」っていうマンガとアニメのファンなんです。だから、そこに出てくるキャンプ飯を再現してあげたくて、僕が前もって準備するんですよ。マンガを読み込んでレシピを覚えたりして。だから、ウチのキャンプでの食事は実質ものすごい時間を費やして作られているんですよね(笑)
キャンプを始めて以来、いまだに「これは苦手!」という作業は?
それはもう、「撤収」ですね。いつまでたっても好きになれない。汚れた食器とかも、現地で軽く洗って、帰ってからまた洗ったりするじゃないですか。それがイヤ。ダッチオーブンなんて、毎回「使うんじゃなかった……」って思いますもん(笑)。そんな面倒くさがりが高じて、自分で土地を買って自分の家族専用のキャンプ場を作ることに繋がったんですよ。
タケトさんが考える「最高のキャンプ場」は、どんなキャンプ場?
道具類すべてをレンタルできるキャンプ場が理想ですね。それが一番ラクじゃないかと(笑)。キャンピングカーで行けるキャンプ場もいいですね。バンガローも好き。撤収しなくて済むから(笑)
評判のよかったキャンプ飯は、やっぱりあのアニメに登場するメニュー!
キャンプでは、お子さんとどんな遊びをされていますか?
ワンちゃんと一緒に遊ぶことが多いですね。普段はワンちゃんと家の中で遊ぶことが多いですし、外に出るのは散歩の時くらいなんですよね。だから、キャンプ場では思い切りワンちゃんと戯れてます。
常にファミリー中心のタケトさん。ソロキャンプには興味ある?
ソロキャンプ……やったことはあるんですけどね、ぜんぜん楽しくないんですよね……(笑)。やっぱり、楽しいことは共有したいと思っちゃう。読書とか、ひとりで没頭できる趣味とかあればまた違うんでしょうけどね。それに、ソロキャンプに行くと、仕事のことばっかり考えちゃうんですよ。今のこの失敗、ネタに使えるかな?とか。だからあんまりリラックスできないんです。結局、ファミリーキャンプ向きの性格なんでしょうね。
ファミリーキャンプでは、家族にどんな「おもてなし」をしているんですか?
う~ん、やっぱり料理ですかね。家でも比較的料理はするほうなんですけど、キャンプではそれ以上。もうほぼ自分が料理してます。奥さんもあえて手を出してこないですし(笑)、結局それが「おもてなし」になってるんじゃないかなと。娘も、料理を作る私を楽しそうに見てくれてますしね。
キャンプの食事に関する「こだわり」を教えてください!
「パパの料理のほうがママのよりおいしい!」って思われたいんですよ(笑)。だからキャンプの時は、そこにこだわってます。そういえば、番組で小木さんが「とにかく、味を濃くするとおいしい」って言ってたんですよね。まさにそれ。ちょっと味を濃くするのがポイントですね。
これまで作ってきた「キャンプ飯」で、最も評判が良かったメニューは?
「ゆるキャン△うどん」です!アニメに出てくるやつなんですけど、アニメのレシピ通り作ればいいから簡単だし、しかもおいしい。ゆるキャン△ファンの娘もご満悦でした。それと、バームクーヘンも良かったな。娘と一緒に作って、食べて……。あんなに飛び跳ねて喜んだところ、見たことなかったですもん。……もうあんなにはしゃいでくれることもないのかなぁ……(遠い目)。
最大の失敗は、芸人の先輩とのキャンプで犯した、痛恨のミス!
得意のDIYで作ったキャンプギアはある?
いろいろありますよ!薪ストーブとか、チェアとか。そもそも、キャンプ場も作りましたし、小屋やウッドデッキも。いろいろ作ってみましたけど、結局、既製品が一番いいなって思いました(笑)。だって、コンパクトだし、軽いし、しまいやすく折りたためるし。プロの仕事をリスペクトする思いが強くなりました。
今までに最もお金を費やしたキャンプギアは何?
小屋、かな。自分のキャンプ場に小屋を建てたんですけど、その小屋のキットがかなり高かったのを覚えてます。
キャンプギアに対するこだわりや、選ぶポイントは?
基本的な性能がしっかりしていることは前提として、シンプルなものが好きです。無駄な機能やデザインはいらない、と思ってるんですよね。コールマンの「ファイアーディスク」っていう焚き火台があるじゃないですか。ただただシンプルなやつ。料理もしやすいし、片づけるのもラクだし、ああいうのが好きなんですよ。
二人きりでキャンプして語り合ってみたい有名人を上げるとしたら?
ヒロミさんですね。じっくりと焚き火の前で語り合いたいですね。ヒロミさんとは意外と共通点のようなものがあって。もともと3人組でお笑いをやってて、名前が片仮名3文字で。DIYやキャンプが趣味っていうところもですね。そんな話をしつつ、この先僕がこの世界でどうやって生きていけばいいかを聞きたいです(笑)
これまでに経験した「キャンプでの大失敗」は?
チュートリアルの徳井さんとキャンプしたときの話なんですが、事前に「お互い一品ずつ料理を作ろう」って決めてたんです。だから前もって徳井さんのことを色々調べて、玉ねぎが苦手だってこともわかってたのに、いざ料理を始めたら作業に夢中になっちゃって、玉ねぎたっぷりのコンソメスープが完成してました(笑)。それでも徳井さんは「この玉ねぎなら食えるわー!」って優しい言葉をかけてくださって、ありがたいやら申し訳ないやら……。
タケトさんのキャンプスタイルをひと言で表すと、どんな表現になりますか?
「家族で行くのが一番楽しいキャンプ」(笑)。家族で行くと、完全にオフになれるんですよ。それが一番楽しいし、好きなんです。家族以外といくと、絶対どこかで気を遣いますからね。それに、たとえば芸人同士で行ったら、「これ、動画回しといたほうがいいじゃない?」とか、仕事のことを考えちゃう。だから、本当に楽しみたい時は、家族で行く!それが僕のスタイル!って言い切っちゃう!(笑)
タケトさん、ありがとうございました!!