「えっ、お湯だけ?」4分で生麺級そばが完成。「トレイルそば」が年越しキャンプの新常識【新作レビュー】

キャンプ飯

2025.12.24 投稿

「えっ、お湯だけ?」4分で生麺級そばが完成。「トレイルそば」が年越しキャンプの新常識【新作レビュー】

編集部・川窪チエ

編集部・川窪チエ

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今年の年越しキャンプ飯は、有機・ノンフライの即席そば「トレイルそば」で決まり!お湯を注いでわずか4分で、生麺のような本格食感を実現。キャンプ飯や山ごはんとしてはもちろん、防災士の筆者が「常備食・備蓄食」としても推す、新時代のマルチプレイヤーを徹底解説します。

年越しキャンプにちょうどいい「トレイルそば」が新発売!

筆者撮影

年越しキャンプに焚き火を囲んで「年越しそば」。キャンパーなら一度は憧れるシチュエーションですが、水や燃料が限られるフィールドでは、実はハードルが高い料理でもあります。

その常識を覆すのが、注水4分で生麺のようなコシと旨味を味わえる「トレイルそば」です。

軽量・コンパクトで、準備はお湯だけ。なのに「年越し感」を損なわない本格的な味わい。キャンプ飯の理想を叶える、新時代の1杯を詳しくレビューします。

トレイルそば

  • 総重量:98g
  • 内容量:68g(めん55g)
  • 原材料:
    【めん】有機そば粉(そばの実・新潟県産)、小麦粉(小麦・新潟県産)、食塩(国内製造)
    【粉末スープ】砂糖、食塩、粉末醤油、酵母エキス、かつお節、昆布パウダー、麦芽エキス、ねぎ、さば節(一部に小麦・そば・大豆・さばを含む)
  • アレルギー:そば・小麦・大豆・さば
  • 販売元:株式会社モチヅキ
  • 価格:756円(税込)

「早い・うまい・軽い」の三拍子

【早い】作り方は、お湯を注いで「4分待つだけ」

筆者撮影

パッケージは自立するスタンドパック形式。お湯を注いで4分待つだけで完成する手軽さは、まさにカップ麺感覚です。

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厳冬期や高所での調理なら、専用の保温バッグ「フードネスト」との併用がおすすめ。最後までアツアツの状態で楽しめます。

横幅190mm以下の一般的なアルファ米にも対応するサイズなので、一つ持っておくと重宝するアイテムです。

【うまい】有機栽培・ノンフライ製法で体にもやさしい

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新潟県産の有機栽培・石臼挽き全粒粉を使用。さらにノンフライ製法で仕上げられているため、脂質やカロリーが抑えられているのも嬉しいポイントです。

キャンプ中は脂っこい食事が続きがちですが、そんな疲れた胃にこの優しいそばが染み渡ります。

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お湯を入れて4分後、蓋を開けて、付属の粉末スープを加えるとフリーズドライのネギが彩を加えます。

箸で軽くほぐすと、石臼挽きそば特有の、香ばしくてやさしい香りがふわっと立ち上がりました。

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箸で持ち上げると、まるで茹でたての生麺のようにしなやかな質感。 一般的な即席麺にありがちな「ボソボソ感」はありません。

つるりとした喉越しと、噛むほどに広がるそばの風味。お湯だけで戻したとは思えない、まさに「生麺級」のコシとクオリティです。

正直、1食756円は安くありません。
でも、週1で蕎麦を食べる長野県民の私も納得のコシ
山の上や雪中キャンプでお店レベルの味が楽しめるなら、むしろタイパもコスパも最強だと感じました!

【軽い】荷物を減らしたいキャンパーの味方

出典:モチヅキ

キャンプや登山のパッキングにおいて「軽量・コンパクト」は正義です。

「トレイルそば」なら、専用の器やつゆを用意する必要がなく、お湯さえあればその場で完結。さらに、麺を茹で続ける必要がないため、貴重な燃料を節約できるのも大きなメリットです。

アレンジしても楽しい

シンプルに味わうのはもちろん、一工夫で満足度はさらに跳ね上がります。

軽量派には「小エビ・天かす・乾燥わかめ・紅生姜そば」

筆者撮影

完成したそばに、小エビ、天かす、乾燥わかめ、紅生姜をトッピング。紅生姜以外はすべて乾物なので、パッキングの負担はほぼゼロです。

調理不要で、一気に豪華な「具だくさん絶品そば」へと格上げされます。

〆の〆「そばつゆリメイク雑炊」

筆者撮影

麺を食べ終えたあとのつゆに、少量のご飯を投入。ネギや卵を加えて軽く煮込めば、出汁の旨味を吸い込んだ極上の雑炊が完成します。

つゆを一滴も無駄にしないこのスタイルは、ゴミを出せないフィールドでの環境配慮(エコ)にも繋がります。

筆者撮影

個人的に大ヒットだったのが「柚子七味」のちょい足し。ピリッとした刺激に柚子の爽やかな香りが加わり、最後まで飽きることなく完食してしまいました。

防災士が「トレイルそば」を備蓄にすすめる理由

筆者撮影

トレイルそばは、単なる「キャンプ飯」に留まらず、防災士の視点から非常時の備えとして強くおすすめしたい理由があります。

災害時に必要な栄養と温かさ

過去の震災時、多くの被災者が切実に求めたのが「温かい食事」でした。 心身ともに疲弊する災害時、温かくて美味しい食事は心の栄養になります。

また、そばは食物繊維、鉄分、ビタミンB群を豊富に含むため、栄養が偏りがちな避難生活において、心と体の両面を支える貴重な一食となります。

ローリングストックの新しい形

賞味期限は製造から約1年。非常食としては短めですが、アウトドアを楽しむ人なら、1年という期間は「使い回す」のに最適なサイクルです。

年末のキャンプで備蓄分を美味しくいただき、年始に新しいものを買い足す。

このサイクルなら、賞味期限切れを防ぎながら、常に「もしも」に備えられます。

最小限の水と燃料で済む

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災害時に最も貴重なのは水と燃料です。 乾麺を茹でるには大量のお湯が必要ですが、このそばならわずかなお湯(約400ml)を注いで4分待つだけ

カセットコンロ一つあれば、自宅待機でも避難所でも、すぐに温かい食事が確保できるのは大きな強みです。

「キャンプ」と「もしも」、どちらにも

筆者撮影

即席麺の手軽さ、有機そばの健康志向、そして生麺のような本格感。 一見、相反するような要素をすべて一袋に凝縮したのが「トレイルそば」です。

年越しキャンプで味わう至福の一杯も、もしもの時に心を灯す温かい一杯も、本質的な価値は同じ。

年末の準備と一緒に、防災備蓄も見直してみませんか?

焚き火のゆらめきの中で、湯気の立つそばをすする。そんな穏やかな新年を、ぜひ手に入れてください。

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