【最新版】冬キャンプ用マットおすすめ14選!「底冷え」を防ぐR値の目安や最強の重ね方まで徹底解説

キャンプギア

2025.12.22 投稿

【最新版】冬キャンプ用マットおすすめ14選!「底冷え」を防ぐR値の目安や最強の重ね方まで徹底解説

hayase

hayase

冬キャンプでは防寒対策が欠かせませんが、特に気を付けたいのが「底冷え」です。どんなに高性能なシュラフを使っていても、底冷え対策ができていないと快眠はできません。そこで本記事では、底冷え対策に役立つ、冬キャンプにおすすめのマットをご紹介。失敗しない選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事はプロモーションが含まれます。

冬キャンプの快眠はマットで決まる!失敗しない選び方5つのポイント

ライター撮影

まずは、冬キャンプ用にマットを選ぶ際のポイントを解説します。

断熱性の指標「R値(R-value)」で選ぶ

冬キャンプ用のマット選びで最も重要視すべきなのが「R値(R-value)」です。

R値とは、マットの断熱性能を表す指標です。数値が高いほど断熱性が高いことを示し、暖かく快適に眠れることを意味します。

気温に適したR値の目安と、最適なマットの種類は以下のとおりです。

スクロールできます
気温シーズンR値の目安マットの種類
+10℃以上1.0~2.0・軽量エアーマット
・薄手のクローズドセルマット単体
+10℃~0℃春・秋・初冬2.0~4.0・インフレーターマット単体(厚さ5cm程度)
0℃~-5℃冬・寒冷地4.0~5.0・インフレーターマット単体(厚さ8cm程度)
・複数マットの重ね使い
-5℃~-10℃冬・寒冷地5.0〜6.0以上・インフレーターマット単体(厚さ8cm~)
・複数マットの重ね使い
-10℃以下真冬・厳冬期・雪上6.0 以上・高断熱マット・複数マットの重ね使い

冬キャンプならR値4.0以上のものがおすすめです。ただし、外気温が-10℃以下になる場所や、標高が高い場所、雪山といった極寒の環境で使用する場合は、より断熱性の高いR値6.0以上のモデルを選びましょう。

なお、クローズドセルマットとインフレーターマットを重ねて使用する場合、それぞれのR値を合計した数値で考えれば問題ありません。重ね使いする際のポイントに関しては、後ほど詳しく解説します。

マットの種類で選ぶ

キャンプマットには主にインフレーターマット・クローズドセルマット・エアーマットの3種類があり、それぞれの特徴は次の通りです。

スクロールできます
マットの種類特徴
インフレーターマット・ウレタンフォームが内蔵された自動でふくらむマット
・R値が高めのモデルが多く、快適に使える
・設営の手間がかかりにくいが、収納サイズは大きめ
・破損や傷で使えなくなるリスクあり
クローズドセルマット・主にポリエチレン素材が使われている軽量な折りたたみ式のマット
・広げるだけなので設置が簡単
・「穴があいて使えなくなる」という心配がなく、タフである
・クッション性が低く、折りたたんでもかさばりやすいのが難点
エアーマット・空気で膨らませる軽量なマット
・折りたたむとコンパクトに収納できる
・厚みを出しやすいので、断熱性や快適性が高い
・パンクのリスクが高く、穴があくと空気が漏れて使用不可となる

冬キャンプで暖かく眠るには「R値が高く、厚みのあるインフレーターマット単体」か、「インフレーターマットとクローズドセルマットの重ね使い」がおすすめです。

厚み(クッション性)で選ぶ

底冷え対策しつつ、寝心地の良さを確保するには、必要な厚み(クッション性)のあるモデルを選ぶのが大切です。

厚みがあるほど、地面からの冷気をシャットアウトする効果が高まるので、冬キャンプでは最低でも厚さ5cm以上のものを選びましょう。8cm~10cm程度の極厚タイプを選ぶのが理想的です。

また、厚みがあると地面の凹凸を軽減し、快適性も高まるため、より快適性を求める人には厚さ10cmのものがおすすめ

ただし、厚みがあるマットはその分サイズが大きく、重くなるので注意が必要です。

サイズ・収納性で選ぶ

キャンプ用マットはサイズや収納性で選ぶのもポイントです。

先にも述べましたが、R値の高い厚手タイプを使ったり、複数のマットを重ねたりすると、快適性は向上するものの、収納時のサイズが大きくなり、持ち運びにくくなります。

移動手段やキャンプ地の環境を考慮して、断熱性と収納性のバランスが良いものを選びましょう。

冬キャンプマットの「重ね使い」テクとR値の加算

ライター撮影

冬キャンプではR値の高いインフレーターマットを選ぶほか、より暖かく快適に過ごすために、複数のマットを重ね使いするのもひとつのテクニックです。

ここでは、マットを重ね使いする際のポイントを解説します。

R値は「合計数値」で考える

マットを重ねて使用する場合、それぞれのマットのR値を合計した数字を「マットのR値」として考えます。

例えば、R値4.0のインフレーターマットと、R値2.0のクローズドセルマットを重ね使いする場合のR値は6.0。

単体では冬キャンプに向かないR値のマットでも、重ね使いすれば極寒の冬キャンプにも対応するスペックになります。

また、重ね使いにより、上層と下層で役割分担できるのも利点です。

地面側にクローズドセルマットを敷いて底冷えを防ぎ、その上にインフレーターマットを設置すれば、クッション性と保温性を兼備できるほか、インフレーターマットに穴があくリスクも低減できます。

失敗しない組み合わせ方

冬キャンプでマットを重ね使いする場合でも、R値は最低でも4.0以上、厚みは5cm以上を目安にしましょう。

また、同じ種類のマットを組み合わせるよりも、クローズドセルマット+インフレーターマット or エアーマットの組み合わせがおすすめです。

クローズドセルマットはタフな一方でクッション性が低く、インフレーターマットやエアーマットはクッション性が高いものの、穴があくと使えなくなるリスクがあります。このように反対の性質があることから、組み合わせて使うことでそれぞれの弱点を補えますよ。

【R値・暖かさ重視】氷点下でも安心!冬用におすすめの高断熱マット5選

【おすすめ1】DOD(ディーオーディー)「ソトネノキワミ」

編集部撮影

DOD「ソトネノキワミ」は、クッション性の高い、厚さ10cmのインフレータブルマットです。

専用キャリーバッグ付きでコンパクトに収納できることに加え、自動で膨らむ「オートマチックエアバルブ」を採用しているので、キャンプや車中泊で活躍してくれます。

S・M・Lの3サイズ展開で、テントの大きさや使用シーンに合わせて選べるのも利点です。

スペック(Sサイズ)

  • サイズ:使用時/(約)W80×D208×H10cm、収納時/(約)W91×D23×H23cm
  • 重量:(約)4.6kg
  • 素材:マット/ポリエステル(TPUコーティング)、中材/ポリウレタンフォーム、シーツ部分/ポリコットン(ポリエステル80%・綿20%)
  • R値:—
  • タイプ:インフレーター

▼DOD「ソトネノキワミ」はこちらの記事でも紹介しています!

【おすすめ2】DOD(ディーオーディー)「シャダンダン」

DOD(ディーオーディー)「シャダンダン」は完全エアー式の軽量なマットです。

収納サイズはW23×D11×H11cmと、リュックにも難なく入るサイズ感のため、ソロキャンプやツーリングでも活躍します。

コンパクトながら、R値は冬キャンプに対応する6.2のスペックを誇り、地面からの冷気をしっかり遮断できます。

スペック

  • サイズ:使用時/(約)W189×D63×H7cm、収納時/(約)W23×D11×H11cm
  • 重量:(約)0.8kg
  • 素材:ナイロン(TPUラミネート)
  • R値:6.2
  • タイプ:エアー

【おすすめ3】WAQ「ウルトラライトエアマット」

WAQ「ウルトラライトエアマット」は、その名の通り、軽量で持ち運びしやすいインフレータブルマットです。

R値は約6.8以上と高い断熱性を誇り、冬キャンプにも最適。マミー型・スクエア型の2種類があるため、シーンやシュラフに合わせて選べるのもうれしいポイントです。

また、カラーはタン・ブラックの2色展開で、どちらもクールなルックスとなっています。

スペック

  • サイズ:マミー型/使用時(約)W183×D58×H7cm・収納時(約)φ10×24cm、スクエア型/使用時(約)W186×D64×H7cm・収納時(約)φ10×27cm
  • 重量:(約)0.725kg/0.870kg(収納袋込み)
  • 素材:20Dナイロン
  • R値:6.8/7.0
  • タイプ:インフレーター

【おすすめ4】Coleman(コールマン)キャンパーインフレーターマットハイピーク

photographer 吉田 達史

Coleman(コールマン)「キャンパーインフレーターマットハイピーク」は、厚さ10cmと極厚で、自宅のベッドのように快適に眠れるセルフインフレータマットです。

バルブを開けば自動で膨らむ仕組みで、設営が簡単なのも魅力。専用の収納ケースが付属するので、持ち運びも便利です。

また、シングルのほか、ダブルサイズもラインナップしていますよ。

スペック(シングル)

  • サイズ:使用時/(約)W198×D68×H10cm、収納時/(約)φ21×72cm
  • 重量:(約)2.7kg
  • 素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
  • R値:
  • タイプ:インフレーター

▼Coleman「キャンパーインフレーターマットハイピーク」はこちらの記事でも紹介しています!

【おすすめ5】WAQ「キャンプマット」

WAQ「キャンプマット」は、厚さ8cm、R値6.0と高いスペックを備えたインフレータブルマットです。

ウレタンフォームの中央部分がひし形に打ち抜かれており、体が沈み込みすぎず、快適に眠れます。

マットの穴をふさげる応急処置用のパッチも付属。カラーはタン・オリーブ・ブラック・ネイビーから選べます。

スペック

  • サイズ:使用時/(約)W190×D65×H8cm、収納時/(約)W76×D20cm
  • 重量:(約)2.5kg
  • 素材:外側/PVC75D、内側/ウレタンフォーム
  • R値:6.0
  • タイプ:インフレーター

【コスパ・手軽さ重視】初心者におすすめの冬用マット5選

【おすすめ1】DOD(ディーオーディー)「ソトネノキワミエアー」

筆者撮影

DOD(ディーオーディー)「ソトネノキワミエアー」は、先に紹介した「ソトネノキワミ」をさらに軽量かつ、持ち運びしやすくしたインフレータブルマットです。

たっぷりとエアーが入るので、設営時の厚みは10cmもあり、もちふわな寝心地に。

「ソトネノキワミ」と同様にS・M・Lの3サイズ展開で、テントにフィットしやすい大きさを組み合わせて選べます。

スペック(Sサイズ)

  • サイズ:使用時/(約)W80×D208×H10cm、収納時/(約)W25×D18×H18cm
  • 重量:(約)2kg
  • 素材:マット/ポリエステル(TPUコーティング)、シーツ/ポリコットン(ポリエステル80%・綿20%)
  • R値:—
  • タイプ:インフレーター

▼DOD「ソトネノキワミエアー」はこちらの記事でも紹介しています!

【おすすめ2】Mozambique(モザンビーク)「MODIFIED ALUMINUM FOAM(モディファイドアルミナムフォーム)」

Mozambique(モザンビーク)「MODIFIED ALUMINUM FOAM(モディファイドアルミナムフォーム)」は広げるだけですぐに使える、耐久性の高いアルミマットです。

R値は2.0と低めですが、アルミ加工がされているため、地面からの冷気をシャットアウトしつつ、体温を跳ね返して保温性を高められる仕組みとなっています。

冬キャンプでは重ね使い、他のシーズンは単体使いで、オールシーズン使えるマットです。

スペック

  • サイズ:使用時/(約)W186×D51.5×H2.2cm、収納時/—
  • 重量:0.44kg
  • 素材:-
  • R値:2.0
  • タイプ:クローズドセル

【おすすめ3】Coleman「キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ」

Coleman「キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ」は、バルブを開くだけで自動で膨らみ、手軽に使える厚さ5cmのインフレータブルマットです。

付属の専用収納ケースがエアーポンプになるので、膨らみが足りないときは追加でエアーを入れられます。

同じモデルを連結してダブルサイズとして使うこともできるなど、取り回ししやすい設計が魅力ですよ。

スペック

  • サイズ:使用時/(約)W63×D195×H5cm、収納時/(約)φ15×70cm
  • 重量:(約)1.8kg
  • 素材:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
  • R値:-
  • タイプ:インフレーター

【おすすめ4】KingCamp(キングキャンプ)「エアーマット」

筆者撮影

KingCamp(キングキャンプ)「エアーマット」は、枕が一体化したデザインが特徴的なインフレーターマットです。

1万円以下の価格帯ながら、厚さは5cmあり、地面からの冷気をシャットアウトしつつ、凹凸を感じない快適な寝心地を実現してくれます。

ブルー・レッド・カーキ・グリーン・オリーブなど、カラーバリエーションが豊富で、好みや他のギアに合わせて選べるのも魅力です。

スペック

  • サイズ:使用時/W198×D63×H5 cm、収納時/φ4.5×67cm
  • 重量:1.2kg
  • 素材:ポリエステル
  • R値:-
  • タイプ:インフレーター

▼KingCamp「エアーマット」はこちらの記事でも紹介しています!

【おすすめ5】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「IXPE フォームマット(UB-3078)」

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「IXPE フォームマット(UB-3078)」は、定価3,000円未満(※)で、コスパを重視する人に最適なクローズドセルマットです。

保温性や防水性に優れたIXPE フォーム (照射架橋ポリエチレンフォーム)を採用していることに加え、表面に凸凹をつけることでクッション性も確保しています。

さらに、裏面にはアルミ加工がほどこされており、低価格ながらも快適な寝心地を実現するための設計となっています。

※2025年12月時点での価格

スペック

  • サイズ:使用時/(約)W186×D56×H1.8cm、収納時/(約)W58×D13×H14cm
  • 重量:-
  • 素材:マット/発泡ポリエチレン・ポリエステル(アルミ蒸着)、バンド/合成ゴム、バッグ/ポリエステル
  • R値:-
  • タイプ:クローズドセル

【コットと併用するなら】コンパクトで携帯しやすい!おすすめの冬用マット3選

【おすすめ1】Coleman(コールマン)「コンパクトインフレーターマット/S」

Coleman(コールマン)「コンパクトインフレーターマット/S」は、軽量かつコンパクトで携帯性に優れたエアーマットです。

付属の収納ケースがエアーポンプとなり、簡単に膨らませられるので、別でエアーポンプを準備する必要がないのもうれしいポイント。

厚さは6cmと、単体でも快適に眠れるスペックであるため、コットと併用しないシーンでも役立ちます。

スペック

  • サイズ:使用時/(約)W186×D74×H6cm、収納時/(約)φ11×26cm
  • 重量:(約)0.725kg
  • 素材:75Dポリエステル(TPUコーティング)
  • R値:-
  • タイプ:エアー

【おすすめ2】KingCamp(キングキャンプ)「コット用マット」

KingCamp(キングキャンプ)「コット用マット」は、製品名のとおり、コットとの併用を想定して設計された薄手のマットです。

表面の生地はコットン100%で、抜群の肌触り。キャンプのほか、車中泊やお昼寝布団としても活用できます。

洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔に使えるのも美点です。

スペック

  • サイズ:使用時/194×64cm、収納時/(約)φ17×29cm
  • 重量:0.73kg
  • 素材:表面/コットン100%、裏面/ポリエステル、インナー/ポリエステル綿
  • R値:-
  • タイプ:コット用マット

【おすすめ3】Naturehike(ネイチャーハイク)「コット用マット」

Naturehike(ネイチャーハイク)「コット用マット」は、コットの上に敷くだけで、暖かく快適な睡眠をサポートしてくれる折りたたみ式マット。

薄手ながらも保温性があり、地面から伝わる冷気を遮断してくれます。

専用の収納バッグが付属していたり、洗濯機で丸洗いが可能だったりと、扱いやすさが光る製品です。

スペック

  • サイズ:使用時/190×67cm、収納時/φ20×36cm
  • 重量:(約)0.86kg
  • 素材:ポリエステル、コットン、210Tポンジー、350GSMイミテーションダウン中綿
  • R値:-
  • タイプ:コット用マット

キャンプマットを活用して冬キャンプを快適に!マット重ね使いがおすすめ

ライター撮影

冬キャンプでは、いくら性能の高いシュラフを使っても、底冷え対策ができていないと快眠できないため、必ずマットを併用しましょう。

マットはR値の高いものを選ぶほか、インフレーターマットとクローズドセルマットを重ね使いして断熱性を高めるのもおすすめです。

今回ご紹介した内容を参考に、快適な睡眠環境を整え、冬キャンプをもっと快適に楽しみましょう。

特集

寒さ対策の関連記事

キャンプギアの関連記事