冬キャンプの必需品10選|服装や寒さ対策、あったら便利なアイテムまで

キャンプスタイル

2025.12.07 投稿

冬キャンプの必需品10選|服装や寒さ対策、あったら便利なアイテムまで

hayase

hayase

澄んだ空気ときれいな景色が魅力の冬キャンプ。一度チャレンジしてみたいと思っても、“寒さ”がネックとなり、なかなか一歩を踏み出せない人もいるでしょう。今回は、冬キャンプを安全かつ快適に楽しむためのアイテムを紹介します。「必需品」や「あったら便利なもの」に加えて、寒さ対策のポイントなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事はプロモーションが含まれます。

絶対にそろえておきたい冬キャンプの必需品10選

ライター撮影

まずは絶対にそろえておきたい冬キャンプの必需品を紹介します。

スクロールできます
アイテム用途・役割必要な機能・選び方など
冬用テント雨雪、冷気を遮断できる居住スペースの確保二重構造、防風性・防水性に優れたもの、スカート・ベンチレーション・煙突穴(薪ストーブを使用する場合)などを備えたもの
冬用寝袋寒さから身を守り、快適に眠るための寝具「快適温度」が現地の最低気温に対応できる性能のもの
マット寝袋の下に敷き、冷気を遮断する断熱性・クッション性が高いもの
グランドシートテントの下に敷き、底冷え、湿気、汚れを防ぐ断熱性・防水性に優れたもの
防寒着体が冷えるのを防ぎ、保温する保温性能の高いインナーやアウター
防寒具防寒着にプラスして使用するニット帽・手袋・ネックウォーマー等の小物
燃焼器具暖を取るためのギア焚き火台、バーナー、コンロなど
調理器具温かい食事作りに必要コンパクトに持ち運べるクッカーや、調理の幅が広いダッチオーブンなど
保温グッズ体を温める、寒さをやわらげるため湯たんぽ・カイロなど発熱するアイテム
暖房器具テント内を暖かく保つストーブ、ホットカーペットなど

【必需品1】冬用テント

冬用テントは、外から侵入する冷気を遮断し、テント内の温かい空気を逃がさないものが適しています。

断熱効果の高いダブルウォール構造のものや、裾部分に地面とテントとのすき間から冷気が侵入するのを防ぐ「スカート」が装備されたものなどがおすすめです。

また、厚めの生地が採用されているテントを選ぶのもポイントです。コットン、TC素材(ポリコットン)は結露しにくく、暖かく過ごせます。

厳寒期は降雪の可能性もあるため、耐水圧が高いもの(1,500mm以上が目安)を選びましょう。

▼おすすめの製品はスノーピークの「メラクPro.ストーブプラス」

▼スノーピーク「メラクPro.ストーブプラス」についてはこちらの記事でも紹介しています!

【必需品2】冬用寝袋

冬用寝袋(シュラフ)選びで最も重要なのは、「快適温度」がキャンプ地の最低気温に対応できる性能になっているかという点です。

快適温度はコンフォート温度とも呼ばれ、寒さを感じずに快適に眠れる温度のことを指します。

たとえば、キャンプ地の最低気温が10℃であれば、快適温度5℃の寝袋といったように、快適温度が現地の最低気温よりも5℃低いモデルを選びましょう。

中綿の素材は、保温性能が高く、軽量で携帯性に優れたダウン(羽毛)がおすすめ。また、ボディラインにぴったりフィットし、より保温性に優れたマミー型を使用するのが理想です。

▼おすすめの製品はmont-bell (モンベル)の「シームレス ダウンハガー800 EXP.」

【必需品3】マット

寝袋の下に敷くマットは、地面からの冷気をシャットアウトし、底冷えを防いでくれます。冬キャンプで使う場合には、厚みがあり、断熱性・クッション性に優れたものが適しています。

厚さは8cm以上、断熱性能を表す「R値(熱抵抗値)」は4以上を目安に選びましょう。

また、マットにはさまざまな素材や構造がありますが、断熱性の高さを重視するなら、空気を入れて使う「インフレーターマット」や「エアーマット」がおすすめです。

▼おすすめの製品はColeman(コールマン)の「キャンパーインフレーターマットハイピーク」

【必需品4】グランドシート

グランドシートは、地面の凹凸を軽減したり、ギアが汚れるのを防いだりすることに加え、保温性のアップや底冷え防止にも役立ちます。

グランドシートを選ぶ際は、フロアサイズぴったり~やや小さめを選ぶのがポイント。テントからはみ出ると、雨水や砂がシートとテントの間に入り込む原因になるため注意が必要です。

「ポリエチレン」や「PVC(ポリ塩化ビニル)」が使われているモデルは、耐久性・防水性に優れつつ、コスパがいいです。

また、保温性アップや底冷え防止の効果を上げるためにも、厚手のタイプを選ぶようにしましょう。

▼おすすめの製品はCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の「テントグランドシート」

【必需品5】防寒着

極寒の冬キャンプで使用する防寒着(アウター)は、保温性に優れたダウンジャケットや、防水・防風性の高いハードシェルジャケットなどが適しています。

また、アウターだけでなく、インナーを工夫することでより保温性を高められます。

吸湿発熱素材で知られるメリノウールが使われているものを選ぶと、暖かいだけでなく、汗をかいても冷えにくいため、汗冷えを防止できます。

▼おすすめのアウターはmont-bell(モンベル)の「イグニスダウン パーカ Men’s」

▼おすすめのインナーはmont-bell(モンベル)の「スーパーメリノウール EXP.プラス ラウンドネックシャツ Men’s」

【必需品6】防寒具(ニット帽や手袋、フリース等の小物)

冬キャンプでは防寒着に加えて、ニット帽・手袋・ネックウォーマー・フリースといった防寒具を併用するのがおすすめです。

体の部位の中でも、三首(首・手首・足首)を保温することで、体の冷え防止に役立ちます。

また、テント内ではもこもこのルームシューズやダウンシューズを履くと暖かく快適です。

▼おすすめの製品はTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「デナリイーチップグローブ」

▼THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)「デナリイーチップグローブ」はこちらの記事でも紹介しています!

【必需品7】燃焼器具(焚き火台・バーナー・コンロ)

焚き火台やバーナーなどの燃焼器具は、温かい飲み物や食事を作る際に役立つだけでなく、暖を取るアイテムとしても活躍してくれます。

ただし、燃料にOD缶やCB缶などのガスカートリッジを使用するバーナーやコンロの場合、低温環境下では着火しにくかったり、火力が安定しなかったりすることもあります。

冬キャンプで使う場合には、寒冷地仕様のモデルや高火力タイプなど、低温環境下でも安定して使えるものを選びましょう。

▼おすすめの製品はUNIFLAME(ユニフレーム)の「ファイアグリル」

▼UNIFLAME(ユニフレーム)「ファイアグリル」はこちらの記事でも紹介しています!

【必需品8】調理器具

スープ・鍋料理・煮込み料理などは、体を内側から温めてくれます。冬キャンプにぴったりの温かいメニューを作れる調理器具も揃えておきましょう。

汁気が多いメニューには、蓄熱性のある厚手の鍋や、深めのクッカーの使用がおすすめです。特に蓋が付いているタイプだと、調理時間の短縮、保温性アップに役立ちます。

また、スタッキングできるクッカーセットはコンパクトに持ち運べて便利です。

さらに、ケトルがあると、さっとお湯を沸かしてインスタントコーヒーやインスタントスープなどを飲めるので便利です。

▼おすすめの製品はUNIFLAME(ユニフレーム)の「山クッカー 角型 3」

▼UNIFLAME(ユニフレーム)「山クッカー 角型 3」はこちらの記事でも紹介しています!

【必需品9】保温グッズ(湯たんぽ・カイロ)

冬キャンプには、湯たんぽやカイロなどの保温グッズも欠かせません。

湯たんぽは、就寝前に寝袋に入れて温めておくと、体を冷えから守り、快適に眠れます。

お湯を入れるタイプのほか、充電式で長時間使えるものもあるので、使用シーンや用途に応じて選びましょう。なお、湯たんぽを使用するときは低温ヤケドに注意が必要です。

カイロも繰り返し使える充電式がありますが、キャンプでは手軽に使える使い捨てタイプが便利。貼るタイプと貼らないタイプがあるので、使いやすい方を選びましょう。

▼おすすめの製品はPOST GENERAL(ポストジェネラル)の「ELECTRIC HOT-WATER BAG」

ブランド登録なし
¥4,290 (2025/12/03 05:04時点 | Yahooショッピング調べ)

▼POST GENERAL(ポストジェネラル)「ELECTRIC HOT-WATER BAG」はこちらの記事でも紹介しています!

【必需品10】暖房器具(ストーブ・ホットカーペット等)

ストーブやホットカーペットなどの暖房器具があると、テント内の空気を温められ、冬キャンプでも快適に過ごせます。

安全性を重視するなら、ホットカーペットや電気毛布、電気ストーブなどとといった、火を使わず、空気を汚さない暖房器具が最適

ただしその場合には、電源付きのサイトを選ぶか、容量の大きいポータブル電源を携帯する必要があります。

灯油ストーブや薪ストーブは電源がなくても使えるうえに、電気式の暖房器具よりもハイパワーですが、一酸化炭素中毒のリスクに注意しましょう。

こまめに換気を行うほか、一酸化炭素チェッカーを活用して、テント内の状況を随時確認してください。

▼おすすめの製品はニトリの「速暖機能付き ホットカーペット」

冬キャンプの寒さ対策のポイント

ライター撮影

ここでは冬キャンプの寒さ対策に役立つポイントを紹介します。

服装のポイントは「レイヤリング(重ね着)」

冬キャンプの服装では、レイヤリング(重ね着)の考え方が重要です。

肌に触れるベースレイヤーには、汗冷えを防ぐ吸湿速乾性・保温性の高いメリノウールや化繊、ミドルレイヤーはフリースやダウン、アウターレイヤーは防水・防風性の高いものを選びましょう。

防寒グッズを使って首・手首・足首が冷えるのを防ぐことも大切です。

▼服装のポイントやコーデ例についてはこちらの記事もチェック!

寝具・寝る時のポイントは「底冷え&冷気の侵入を防止すること」

就寝時には底冷えと冷気の侵入を防止するのがポイントです。

寝袋は快適温度をチェックし、キャンプ地の最低気温に対応できるものをセレクトしましょう。

また、寝袋の下には断熱性・クッション性に優れた厚手のマットを敷くのも大切です。マットに加えて、コット(キャンプ用簡易ベッド)を併用すると、地面からの距離が確保でき、より寒さを和らげられます。

テント内で過ごすときのポイントは「とにかく温かさを保つ」こと

テント内で過ごす際には、「冷気の侵入を防ぐ」「暖気を逃さないようにする」など、とにかく温かさを保つ工夫をしましょう。

せっかく暖房器具などを使ってテント内の空気を温めても、冷気が入ってきたり、暖気を逃してしまったりすると、温度が下がってしまいます。

保温性の高い素材を用いたテントであっても、すき間があると冷気が入り込んでくるため、全方位スカート付きのテントを選ぶようにしましょう。

また、テントの下にグランドシートを敷くと、湿気や結露、底冷えを防止できます。

冬キャンプにあると便利なアイテム5選

ここからは、冬キャンプに行く際にあると便利なアイテムを紹介します。

スクロールできます
アイテム用途・役割必要な機能・選び方など
コット簡易ベッド、荷物置き軽く、携帯性に優れているもの
真空断熱マグカップ・ボトル温かい飲み物や料理の温度をキープする器断熱性の高い真空断熱構造のもの
テントシューズ保温性の高い室内シューズ足の冷えを防ぎ、快適に着用できるもの
ポータブル電源電源なしサイトでの電源確保ホットカーペットや電気毛布を使用できる容量を備えたもの
一酸化炭素警報機テント内の一酸化炭素濃度のチェック精度の高い日本製センサーが搭載され、50ppm程度から警報が作動するもの

【便利アイテム1】コット

前でも触れた通り、キャンプ用の簡易ベッドである「コット」は、地面との距離を確保できるので、底冷えの軽減に役立ちます。

マット・寝袋と併用することでクッション性も向上し、快適な眠りをサポート。「マット一体型」のタイプであれば、マットを別に用意する必要がなく、便利です。

また、コットはベンチや荷物置き場としても活用できるため、ひとつ持っていて損はないアイテムですよ。

▼おすすめの製品はDOD(ディーオーディー)の「キャナリーコット」

▼DOD(ディーオーディー)「キャナリーコット」はこちらの記事でも紹介しています!

【便利アイテム2】真空断熱マグカップ・ボトル

冬のアウトドアは温かい飲み物や料理があっという間に冷めてしまいます。

真空断熱構造のマグカップやボトルを使うことで、飲み物やスープが冷めにくくなり、長時間温かいまま楽しめます。特に蓋付きのモデルは保温性が高く、冬キャンプにおすすめです。

▼おすすめの製品はサーモスの「真空断熱マグカップ」

【便利アイテム3】テントシューズ(ダウンシューズ)

テントシューズは、テント内で履くことを想定して設計されたシューズのこと。

ダウンやフリース素材でできており、足を冷えから守りつつ、ゆったりくつろぎたいときにぴったりのアイテムです。

テント内で靴下を履いているだけだと冷えを感じやすいですが、テントシューズを着用することで、足元から冷えるのを防止できます。

▼おすすめの製品はSUBU(スブ)の「モックシューズ NANNEN」

【便利アイテム4】ポータブル電源

ポータブル電源があると、電源なしのサイトでも電化製品を使用できます。

テント内でホットカーペットや電気毛布を使えるようになり、空気を汚さず、安全に暖を取れるのが美点です。

さらにスマートフォンやタブレットといったデジタルデバイスの充電も可能なので、冬キャンプに限らずあると非常に便利です。

▼おすすめの製品はEcoFlow(エコフロー)の「DELTA 3 1000 Air」

【便利アイテム5】一酸化炭素警報機

テント内で灯油ストーブや薪ストーブを使用する場合、こまめに換気をすることが大切です。

使用環境や風向きなどにより、急激に一酸化炭素濃度が高まることもあるため、一酸化炭素警報機を活用して安全対策を講じるようにしましょう。

一酸化炭素の許容濃度は50ppmとされているため、それを超えるとアラームが鳴るような設計になっているモデルを選ぶのがおすすめです。

▼おすすめの製品はBeamtec(ビームテック)の「一酸化炭素チェッカー BCG1-559S」

冬キャンプの注意点もあわせてチェック

ライター撮影

冬キャンプに行く際は、万全な防寒対策がマスト。特に悪天候や降雪への備えが欠かせないため、事前に天気予報をしっかり確認することが大切です。

天気予報にあわせてギアや防寒グッズをそろえるほか、車でキャンプに行く場合に雪予報が出ているのであれば、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装備も必須。スコップや長ぐつなど、雪かきに必要な道具もあると心強いです。

現地の気温が氷点下になることが予想される場合は、ペットボトルの水などが凍ってしまうこともあります。凍結して困るものは屋外や車中に放置せず、テント内で保管するようにしましょう。

備えあれば患いなし!防寒グッズ&便利アイテムで冬キャンプを楽しもう

ライター撮影

厳しい寒さが予想される冬キャンプは、防寒対策をしっかりしないと、十分に楽しむことができません。

低体温症になると命の危険もあるため、体の冷えを防止できるもの、暖を取れるものの準備は必須です。

特に冬キャンプが初めてという場合は不安がつきものですが、きちんと備えておけば心配ありません。

本記事で紹介した必需品やあると便利なアイテムなどを参考にして、冬キャンプを安全かつ快適に楽しんでくださいね。

特集

冬キャンプの関連記事

キャンプスタイルの関連記事