キャンプで急に雨が降ってきて、テントやタープの縫い目から水が染み込んで困った経験はありませんか?縫い目からの水の侵入を防ぐのには「シームテープ」が役立ちます。シームテープは防水性を高めるだけでなく、テントの補修にも使えるため、持っておくといざというときに心強いです。今回は、シームテープの特徴から選ぶときのポイント、おすすめ製品までを徹底解説します。
この記事でわかること
- シームテープとは何かがわかる
- シームテープの活用シーンがわかる
- シームテープの選び方がわかる
- おすすめのシームテープがわかる
※本記事はプロモーションが含まれます。
シームテープとは?使い方や役立つ場面をチェック!

シームテープとは、テント・タープ・レインウエアなどの生地の縫い目に貼り、水の浸入を防ぐために使用するアイテムです。
防水性の高い素材であっても、縫い合わせる際に針穴が開いてしまうので、どうしてもその部分から水が浸入しやすいもの。シームテープは、この針穴をふさいで、生地の防水性を高める役割を果たしてくれます。
使い方
シームテープの使い方は簡単で、貼りつけたい場所に必要な長さを配置し、しっかりと生地にくっつけたら完成です。
製品によって、アイロンで熱して貼り付けるタイプと、粘着式のタイプに分かれます。
また、シームテープを長年使用していると、劣化して、剥がれたりひび割れたりすることも。定期的にシームテープを張り替えることで、再び防水性を維持できます。
役立つ場面
シームテープは以下のような場面で役立ちます。防水性を高める以外にも幅広い用途に活用できるので、キャンプに行くときはぜひ携帯するのがおすすめです。
シームテープの活用方法
- テントやタープの生地の縫い目に貼り付け、雨漏りを防止する
- レインウエアや防水バッグの生地の縫い目に貼り付け、防水機能を高める
- キャンプギアの破れや穴開きの応急処置をする
シームテープを選ぶ際のポイント

ひと口にシームテープと言っても、さまざまな種類があります。ここでは、シームテープを選ぶ際のポイントを紹介します。
【1】素材:使用するアイテムに適したものを選ぶ
シームテープに使われている素材(コーティング)は製品によって異なり、それぞれ特徴や使用に適したアイテムが異なります。
主にどんなシーンで使用するかをイメージしたうえで、適したものを選ぶようにしましょう。
| 種類 | 特徴 | 使用に適したアイテム |
| PUコーティング | ・薄手で軽量 ・しなやかで柔軟性がある ・劣化しやすい | ・軽量なテント ・レインウエア |
| PVCコーティング | ・耐久性が高い ・劣化しにくい | ・厚手のタープ ・グランドシート |
| トリコット | ・3層構造 ・裏面にメッシュ生地が貼られている | ・厚手のテント |
【2】耐久性:なるべく厚みのあるテープを選ぶ
シームテープは、一般的に厚みのあるタイプの方が耐久性に優れています。
張り替えの手間を減らしたいときや、テントやタープのようにタフさが求められるアイテムに使用するときは、できるだけ厚みのあるシームテープを選びましょう。
一方で、厚みのあるシームテープのほうが価格は高価になる傾向も。オーバースペックになるともったいないので、用途に適した厚みを選ぶようにしてくださいね。
【3】防水性:生地の性質と相性のいいものを選ぶ
「防水性」の観点から見ると、どのシームテープでも性能にはほとんど差がないと考えていいでしょう。
ただし、シームテープ本来の防水性能を発揮させるには、テープと生地をしっかり密着させる必要があります。
キャンプギアに使われている素材は商品によってさまざまなので、生地の性質と相性が良く、密着度を高められるシームテープを選びましょう。
【4】接着方法:タフさを求めるならアイロン接着タイプを選ぶ
シームテープの密着度は、接着方法に左右されることもあります。
一般的なシームテープの接着方法は「アイロン接着タイプ」と「粘着タイプ」の2種類。
アイロン接着タイプは熱圧着により、生地に強力に接着できるのが特徴です。耐久性を求める場合には、こちらのタイプがおすすめですよ。
一方の粘着タイプはアイロン不要で手軽に貼りつけられるものの、圧着できないため、緊急時の応急処置や簡易的な補修に向いています。
【5】サイズ(幅・長さ):用途に合わせて適したものを選ぶ
テントやタープといった大型のアイテムに使用する場合には、長さがある製品を選ぶ必要があります。
また、製品によって幅のサイズも異なるため、以下を目安に選ぶようにしましょう。
| サイズ(幅) | 用途 |
| 2cm程度 | ・カーブのある場所 ・レインウエアの袖部分など |
| 2.5cm以上 | ・縫い目が大きいテントやテープ ・広範囲の穴開き補修 |
シームテープのおすすめ8選
ここでは、シームテープのおすすめ製品ををまとめて紹介します。
耐水性があり、補修などの用途にも役立つ製品をピックアップしていますので、ぜひチェックしてください。
【1】キャプテンスタッグ「シームレステープ」
キャプテンスタッグ「シームレステープ」は、アイロン接着タイプのポリウレタン製防水テープです。
幅は2cmとレインウエアなどの小物に使用するのに向いているサイズ感。
ただ、テントやタープへの使用も想定されて作られているアイテムのため、幅広い用途に使いたい人に最適です。
スペック
- サイズ:幅/2cm、長さ/20m
- 素材:ポリウレタン
- タイプ:アイロン接着
【2】コモライフ「水漏れを補修できる シームテープ」
コモライフ「水漏れを補修できる シームテープ」は、アイロンで接着することにより、生地の縫い目や破れた箇所からの浸水を防げるポリウレタン製のテープです。
幅は2.5cmあり、テントやタープなど縫い目が大きいアイテムにも最適。
また、長さ30mと長尺なので、広範囲の防水加工や補修にもおすすめです。
スペック
- サイズ:幅/2.5cm、長さ/30m
- 素材:ポリウレタン
- タイプ:アイロン接着
【3】オガワ「シーリングテープ」
キャンプ用品の製造・販売で知られる日本のアウトドアブランド、オガワ(ogawa)の「シーリングテープ」です。
アイロン接着タイプであることに加え、幅は太めの2.5cmで、テントやタープの防水加工・補強に使える仕様。
長さは10mと短めですが、その分コンパクトで携帯性に優れています。
スペック
- サイズ:幅/2.5cm、長さ/10m
- 素材:-
- タイプ:アイロン接着
【4】Anboli「シームテープ」
Anboli「シームテープ」は、原料に高品質なポリウレタンを使用したテープです。
透明性が高く、貼りつけても目立ちにくいのがうれしいポイント。素材の質感を損ないたくないときにおすすめです。
アイロン接着タイプなので耐久性も高く、優れた防水性を発揮します。
スペック
- サイズ:ホワイト(幅/2・2.5cm、長さ/30m)、グレー(幅/2cm、長さ/5・10m)
- 素材:ポリウレタン
- タイプ:アイロン接着
【5】ボンド商事「テント補修テープ」
ボンド商事「テント補修テープ」は、耐水性に加え、耐熱性や耐候性にも優れた屋外での使用に適した粘着テープです。
劣化や変色しにくいので、テント・タープ・レインウエアなどの補修にもぴったり。幅は5cmと、シームテープのなかでもかなり太いサイズ感です。
アウトドアギアのほか、ガラス、プラスチック、木材、コンクリートなど、さまざまな素材に対応するので、普段使いにも便利です。
スペック
- サイズ:幅/5cm、長さ/2m
- 素材:-
- タイプ:粘着
【6】NAGANORI「補修テープ」
NAGANORI「補修テープ」は、高品質なグラスファイバー製の粘着テープです。
粘着強度や引張強度が高く、裂けたり破れたりしないので、テント・オーニング・傘など、さまざまなギアの補修に役立ちます。
幅と長さのバリエーションが豊富で、使用シーンや用途に応じたテープを選べるのもうれしいポイントです。
スペック
- サイズ:幅/2.5・4.8・8cm、長さ/12・20m
- 素材:ガラス繊維(グラスファイバー)・天然ゴム
- タイプ:粘着
【7】Iwamatu「テント補修テープ」
Iwamatu「テント補修テープ」は、多用途に使えるガラス繊維のテープです。
防水性はもちろん、粘着性・耐候性に優れているため、アウトドアでの使用にもうってつけ。幅も8cmあり、とにかくタフさを求める人におすすめです。
ナイロン・ビニール・キャンバス・プラスチックなど、さまざまな素材に対応します。
スペック
- サイズ:幅/8cm、長さ/20m
- 素材:グラスファイバー・ナイロン・ビニール
- タイプ:粘着
【8】ダイソー「防水テープ」
ダイソー「防水テープ」は、中央に折り目が付いており、角への貼り付けにも適した形状になっているのが特徴です。
粘着タイプで手軽に使えることから、防水に使う以外にも、水回りのカビや汚れの付着防止にも役立ちます。
幅は3.5cmのしっかりサイズですが、長さが1mのためコンパクトで、持ち運びにも便利です。
スペック
- サイズ:幅/3.5cm、長さ/1m
- 素材:本体/塩化ビニル樹脂、粘着部/アクリル樹脂
- タイプ:粘着
突然の雨や思わぬトラブルにも対応!シームテープを携帯しよう

防水性の高いテントやタープでも、縫い目があると、そこから雨水が染み込んでしまうケースがあります。雨水の侵入をしっかり防ぐには、シームテープを使って防水加工を施してみましょう。
また、テントやタープが破れたり穴があいたりしても、シームテープがあれば、手軽に補修できます。
今回の記事を参考に、ぜひシームテープを活用してみてくださいね。
























