【憧れのフルガラス薪ストーブ】Mt.SUMI『オーラ FG ステンレス』レビュー!冬キャンプが激変した5つの理由

キャンプギア

2025.10.24 更新

【憧れのフルガラス薪ストーブ】Mt.SUMI『オーラ FG ステンレス』レビュー!冬キャンプが激変した5つの理由

櫻井たかひろ

櫻井たかひろ

「薪ストーブを使って冬キャンプがしたい」と夢見ている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際の使い勝手やメンテナンスを考えると、なかなか一歩踏み出せないのが正直なところかもしれません。今回、薪ストーブ初心者である私が選んだのが、Mt.SUMIの最新モデル「オーラ FG ステンレス」。初めて使って感じた圧倒的な魅力と、購入前に知っておきたいポイントを包み隠さずご紹介します。

Mt.SUMI「アウトドア薪ストーブ オーラ FG ステンレス」概要紹介

筆者撮影

Mt.SUMIから新しく発売された「オーラ FG」シリーズの魅力はなんといってもフルガラス!正面ガラス窓がフルガラスになり、炎を遮るものがなくなるので、炎のダイナミクスと美しさを最大限に楽しむことができます。

筆者撮影

さらに、前面扉のハンドルは、ガラス面を邪魔しない縦開きに改良され、扉を開閉する際もガラスに干渉せず、炎の視認性が向上。

2025年度発売「オーラ FG ステンレス」の主な特徴

  • 正面ガラス窓がフルガラスに
  • 前面扉のハンドルがガラスを干渉しない縦開きに
  • 炉内のバッフル取り付けを強化(煙の旋回をサポート)
  • 正面扉にひさし状のエアカーテンを搭載(ガラスの曇り防止)
  • 折りたたみ延長脚を標準搭載(高さ調節可能)
  • セラミックファイバー製「耐火煉瓦ライト」を標準装備(蓄熱性向上と軽量化)
  • ステンレス製は丈夫でサビにくく、メンテナンスが簡単

デザイン、耐久性、操作性、機能性すべてが進化した「オーラ FG」シリーズ。使い方をしっかり把握しておけば、冬キャンプの相棒として安全に、そして快適に活躍してくれること間違いなしです。

そんな「オーラ FG」シリーズのステンレスタイプをじっくりレビューしていきます!

筆者撮影 このパーツが全て収納バッグに収まります!

<スペック>

サイズ:

  • 外寸 [脚展開&グリッド含む] W73 × D39 × H54 cm (延長脚展開の場合 H69 cm)
  • 燃焼室 [外寸] W43 × D35.5 × H28 cm / [内寸] W41 × D32.5 × H約22 cm
  • 煙突 直径80mm × 長さ325mm(有効長270mm)× 8本繋ぎ
  • 使用時最大の高さ [煙突+本体] 2.85m
  • 投入可能な薪サイズ:45cm以下
  • 重量:[本体のみ] 20.2 ㎏ / [付属品込] 22.7kg
  • 最大熱出力:6kw
  • 素材:[本体、煙突、煙突固定用リング、グリッド、ロゴプレート] ステンレス / [耐火煉瓦] セラミックファイバー
  • 価格:99,000円(税込)

<セット内容>

  • 薪ストーブ本体
  • φ80煙突(325mm × 8本継ぎ トップ・ボトム含む)
  • 煙突固定用リング(ペグダウンにはガイロープなどを別途ご用意ください)
  • グリッド(本体脇に設置できる調理用の台)×2
  • 工具(両口スパナ8/10mm・六角棒スパナ3/4mm)
  • 収納バッグ

冬キャンプが変わる!「オーラ FG」シリーズ5つの魅力

実際にMt.SUMIの薪ストーブ「オーラ FG ステンレス」をキャンプで使ってみて、特に強く感じた5つの魅力をご紹介します。

1.フルガラスの圧倒的な炎の美しさに癒される

筆者撮影

「オーラ FG」シリーズの魅力は、やはり炎の美しさに尽きます。フルガラス窓のおかげで、サイトの中心に炎がまるでアート作品のように浮かび上がります。

炎の揺らぎがまた格別で、スローモーションを見ているみたいに、ゆったりと優雅に揺れて、最高の癒やしを与えてくれます。

筆者撮影

さらに感動したのは、薪ストーブは煙がでないことです。焚き火と違って煙はしっかりと煙突から出てくれるので、煙に燻されることなく炎を眺めていられるのは本当に快適でした。

焚き火とはまた違う、新しい炎の楽しみ方を見つけられた気がします。

2.使い勝手抜群!多機能性に驚き

筆者撮影

「オーラ FG」シリーズには細かい機能が充実していることに驚きました。

前後の吸気口、炉内で煙を旋回させる仕切り板、軽いのに丈夫な耐火煉瓦、高さを変えられる折りたたみ延長脚など、さまざまな機能が備わっています。

筆者撮影

操作性も快適で、縦開きハンドルは薪の追加や火力調整がスムーズです。

そして何より実用的なのが、広い炉内。ホームセンターで手に入る40cmの市販薪がそのまま投入できるため、薪を割る手間が不要。すぐに炎を楽しむ準備ができるのは大きなメリットです。

筆者撮影

また、標準装備の折りたたみ延長脚も非常に便利。2段階の高さに変更でき、本体を地面からしっかり離せるため、熱による影響を抑えられます。

テント内や積雪時など、状況に合わせて高さを調節できる柔軟性は、フィールドで大きな安心材料となりますね。

3.テント全体が快適空間に!暖房能力と炎の相乗効果

筆者撮影

「オーラ FG」シリーズは、見た目の美しさだけでなく、機能的にも優秀です。テント全体をしっかり暖めてくれるので、寒い季節のキャンプでも非常に快適に過ごせました。

石油ストーブよりも、薪ストーブの熱は空気をやさしく包み込み、体の芯までじんわりと温めてくれます。

また、フルガラス窓から見える美しい炎が、体感温度をぐっと引き上げてくれます。炎を直接見られることで視覚的な暖かさが加わり、実際の温度以上にぽかぽかと暖かく感じるのが不思議な魅力でした。

4.キャンプ料理が格段に楽しくなる!頼れる広い天板

筆者撮影

「オーラ FG」シリーズの魅力は、暖房や炎の鑑賞だけではありません。薪ストーブの上で料理が楽しめるのも、大きな強みの一つです

天板が広く設計されているので、ケトルでお湯を沸かしながら横で鍋を温めるなど、調理するのに十分なスペースがあります。ストーブの熱を活用し、おでんや熱燗など、冬キャンプならではの温かい料理を快適に楽しめました。

※ステンレス製は、使用状況によって天板での高温調理が不向きな場合があります。

今回は試せませんでしたが、炉内が広いので、ピザなどのオーブン料理にも挑戦できる設計になっているとのこと。さまざまな料理が試せるのもワクワクしますね。

5.高い耐久性と手入れのしやすさ

筆者撮影

今回レビューしたステンレス製モデルは、その丈夫さとサビにくさが大きな魅力です。キャンプ場特有の湿気や朝露、そして調理で付着した汚れなどに対しても高い耐性を発揮してくれます。

使用後の煤や灰の掃除も比較的簡単で、適切なメンテナンスを施せば、長く愛用できる頼もしい相棒となってくれますね。

覚えておきたいポイント

「オーラ FG」シリーズは非常に優秀な薪ストーブですが、使用前に知っておきたいポイントもあります。

もしもの時のガラスのお手入れ用品

筆者撮影

炉内の空気の流れを生み出す独自のエアカーテン機構により通常はガラスに煤がつきにくいのですが、水分が多い薪を使ったり、空気の調整が不十分で不完全燃焼になったりすると、ガラス面に煤が付着することがあります。

実際に私も一度、煤で炎が見えにくくなったことがありました。そんな時に役立つのが新聞紙です。新聞紙を少し湿らせて拭くだけで煤がきれいに取れるので、新聞紙を持参しておくと安心です。

忘れずに用意したい追加のアイテム

筆者撮影

快適な設営のために、いくつかの小物が役立ちます。

  • ドライバー:煙突固定用リングなどを確実に固定するために必要です。
  • 耐熱ロープ(または針金):煙突の安定性を高めるため、ペグダウンして固定する際に使用します。

安全性を高めるためにも、これらを準備しておきましょう。

重量は覚悟して…!専用バッグが持ち運び・保管に便利

筆者撮影

高品質な作りのため、本体重量は付属品込みで22.7kg。特に設営や撤収時の持ち運びでは、やや重く感じるかもしれません。

そんな重量をカバーしてくれるのが、すべてのパーツが収まる付属の専用収納バッグ。煙突も含めコンパクトに収納できるのは便利です。

それでも、一人での運搬が難しい場合は、無理せず二人で移動させるなどの工夫が必要です。重いと感じる分、その高い剛性と耐久性は保証されていると捉えましょう。

冬キャンプを贅沢にしてくれるMt.SUMI「オーラ FG」シリーズ

今回、長年の憧れだった薪ストーブにMt.SUMIの「オーラ FG」シリーズを選んで大正解でした!

フルガラス窓と優秀なエアカーテン機構がもたらす、クリアでダイナミックな炎は、ただ暖を取るだけでなく、アウトドアでの時間を贅沢で豊かな体験へと格上げしてくれます。

吸気口や薪の量を調整しながら火を育てる作業は、まさに薪ストーブならではの醍醐味。夢中になって炎を眺め、調整していると、時間が経つのを忘れてしまうほど楽しめました。

ワンランク上の冬キャンプを目指す方はもちろん、私のような薪ストーブ初心者の方にも、自信を持っておすすめできます。この冬、「オーラ FG」シリーズで炎を愛でる贅沢を、ぜひ体験してみてください。

▼今回ご紹介したステンレスタイプ

フルガラスが魅せる美しい炎、洗練された機能美の多次燃焼薪ストーブ

▼鉄製も選べます!

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