「十徳ナイフ」は、複数のツールが1本にまとまっているアイテム。持ち運びにも便利なので、特にキャンプや登山などのアウトドアシーンで活躍します。一方で「携帯していると銃刀法違反で捕まるのでは?」と不安に思う人もいるでしょう。そこで、十徳ナイフの正しい知識や注意点などをわかりやすく解説します。おすすめ商品や選び方も紹介しますので、十徳ナイフの購入を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
この記事でわかること
- 十徳ナイフとはどんなものなのか、メリットやデメリットがわかる
- 十徳ナイフの所持は銃刀法違反になるのかどうかがわかる
- おすすめの十徳ナイフがわかる
※本記事はプロモーションが含まれます。
- 十徳ナイフとは?メリット・デメリットもチェック
- 十徳ナイフの所持は銃刀法違反?
- 十徳ナイフの選び方
- 十徳ナイフおすすめ10選!
- 【1】VICTORINOX(ビクトリノックス)「ツーリスト」
- 【2】VICTORINOX(ビクトリノックス)「ハントマン」
- 【3】Leatherman(レザーマン)「WINGMAN(ウイングマン)」
- 【4】Leatherman(レザーマン)「ARC TALOS(アーク タロス)」
- 【5】LOGOS(ロゴス)「PROマルチツール16」
- 【6】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「CSマルチツール13」
- 【7】GERBER(ガーバー)「サスペンション マルチプライヤー」
- 【8】中林製作所 冒険倶楽部「VERTEX 20徳ツールナイフ」
- 【9】WORKPRO「アウトドアマルチツール」
- 【10】Swiss+Tech(スイステック)「アウトドアマルチツール」
- 十徳ナイフのお手入れ方法
- 十徳ナイフに関するよくある質問
- 十徳ナイフはアウトドアから普段使いまで役立つ!防災グッズにもおすすめ
十徳ナイフとは?メリット・デメリットもチェック

十徳(じっとく)ナイフとは、ナイフのほか、ハサミ、缶切り、ドライバー、のこぎりなどのツールが組み込まれた多機能ツールです。
「マルチツール」「多機能ナイフ」「キャンピングナイフ」「アーミーナイフ」などとも呼ばれています。
まずは十徳ナイフのメリット・デメリットを確認していきましょう。
メリット
十徳ナイフの最大の魅力は、複数のツールが一つにまとまっており、コンパクトに持ち運べる点です。
ツールを個別にそろえる必要がないので、極力荷物を減らしたいソロキャンプやツーリングなどで重宝します。もちろん、アウトドアシーンだけでなく、日常生活での簡単な修理やDIYなどでも役立つでしょう。
また、省スペースで保管できるので、いざというときの防災用品として備えておくと心強いです。
デメリット
十徳ナイフは多機能である一方で、個々のツールの性能や強度は、専用品に比べると劣るのがデメリットです。
あくまでも簡易的な作業に向いているものであり、本格的な作業に使用する場合は、専用ツールを用意するのがおすすめ。
また、十徳ナイフは刃物に含まれるため、正当な理由なく所持していると銃刀法や軽犯罪法違反となるリスクもあり、携帯の際には注意が必要です。
十徳ナイフの所持は銃刀法違反?

次の2つの条件を満たす場合、十徳ナイフの所持は銃刀法違反とみなされる恐れがあります。
銃刀法違反になる主な条件
- メインブレード(刃)の長さが6cmを超えている
- 正当な理由がないのに携帯している
十徳ナイフはメインブレードが6cm未満のものが多いため、銃刀法違反になるケースはほとんどないでしょう
ただし、6cmをわずかでも超えた場合は、正当な理由がないと銃刀法違反になる恐れがあります。「車やバッグに入れっぱなしだった」「護身用に携帯している」などは正当な理由として認められないケースが多いので注意しましょう。
十徳ナイフの選び方

十徳ナイフを購入する際には、機能面はもちろんですが、安全面や品質をチェックするのも大切です。
ここでは、十徳ナイフの選び方で大切な3つのポイントを紹介します。
【1】機能面:必要なツールが揃っているかをチェック
十徳ナイフは、製品によって装備されているツールの種類や数が異なります。使用シーンをイメージしながら、用途に適したツールがそろっているかをチェックしましょう。
一般的に十徳ナイフに備わっているツールは、ナイフのほか、ハサミ、栓抜き、缶切り、コルク抜き、プラス・マイナスドライバー、爪切りなどがあります。
ツールの数が多くなると機能が充実する一方で、それぞれのツールのサイズが小さくなって使いにくくなったり、総重量が重たくなったりといったデメリットも。ツールの数だけでなく、使いやすさのバランスを考慮して選ぶのもポイントです。
【2】安全面:ロック機能が付いているかをチェック
思わぬケガを防ぐためには、ロック機能(セーフティロック)が付いているタイプがおすすめです。
ロック機能がついていれば「作業中にナイフが意図せずに閉じてしまい、指をはさんでケガをする」といったリスクを軽減できます。
また、安全に持ち運ぶためにも「メインブレード(刃)の長さが6cm未満であるか」もしっかりチェックしておきましょう。
【3】品質:アウトドアで使える品質であるかをチェック
長く安全に愛用するためには、品質面のチェックも欠かせません。
ツールの扱いやすさはもちろん、アウトドアで使用する場合は特に、サビや汚れに強いもの、頑丈な素材が使われているものなどを選ぶのがおすすめです。
商品選びに迷ったときは、キャンパーやアウトドア愛好家の人気を集める有名ブランドや、老舗メーカーを選ぶのもひとつの方法です。具体的には「ビクトリノックス(Victorinox)」や「レザーマン(Leatherman)」などは品質の高さに定評があります。
十徳ナイフおすすめ10選!

ここからは、十徳ナイフのおすすめをまとめて紹介します。
人気ブランドの定番モデルから、アウトドア愛好家から評価の高いモデルまで幅広く紹介しますので、ぜひチェックしてください。
【1】VICTORINOX(ビクトリノックス)「ツーリスト」

十徳ナイフの定番ブランド・VICTORINOX(ビクトリノックス)の「ツーリスト」は、2種の刃に加え、ドライバーやピンセットなど、12個の機能を備えたスイス製の十徳ナイフです。
重量も50gほどと軽量で携帯性に優れており、アウトドアシーンや旅行のお供にぴったり。

スペック
- サイズ:全長8.4cm×高さ1.4cm×幅2.6cm
- 重量:(約)51g
- 素材:ABS樹脂・セリドール樹脂
- 機能:ラージブレード(大刃)、 スモールブレード(小刃)、 コルクせん抜き、カン切り、マイナスドライバー 3mm、栓抜き、マイナスドライバー 6mm、ワイヤーストリッパー、リーマー(穴あけ)、千枚通し、キーリング、ピンセット、つまようじ 、せん抜き、缶切り
▼VICTORINOX(ビクトリノックス)「ツーリスト」の詳しい記事はこちら!
【2】VICTORINOX(ビクトリノックス)「ハントマン」

VICTORINOX(ビクトリノックス)「ハントマン」は、ハサミ、のこぎりのほか、15機能が搭載されたマルチツール。
キャンプはもちろん、登山やDIY、日常のちょっとしたシーンまで、幅広く活躍してくれます。

スペック
- サイズ:全長8.4cm×高さ1.4cm×幅2.6cm
- 重量:(約)97g
- 素材:ABS樹脂・セリドール樹脂
- 機能:ラージブレード(大刃)、スモールブレード(小刃)、コルクせん抜き、リーマー(穴あけ)、千枚通し 、ハサミ、 のこぎり、マルチフック、キーリング、ピンセット、つまようじ、缶切り、 栓抜き、マイナスドライバー 6mm、マイナスドライバー 3mm、ワイヤーストリッパー
▼VICTORINOX(ビクトリノックス)「ハントマン」の詳しい記事はこちら!
【3】Leatherman(レザーマン)「WINGMAN(ウイングマン)」
Leatherman(レザーマン)「WINGMAN(ウイングマン)」は、14の機能が搭載された十徳ナイフ。
ナイフやドライバーといった定番の機能だけでなく、段ボールの開封作業や紐切などに便利なパッケージオープナーが付いているのも特徴です。
専用のナイロンケースが付属し携帯性にも優れていますが、ナイフ刃渡が6.6cmあるため持ち運びの際は注意しましょう。
スペック
- サイズ:全長9.7cm(プライヤー収納時)
- 重量:198g
- 素材:ステンレススチール
- 機能(14):スプリングアクション・ニードルノーズプライヤー、スプリングアクション・レギュラープライヤー、スプリングアクション・ワイヤーカッター、420HC直刃波刃コンボナイフ、ハサミ、パッケージオープナー、木工/金属用ヤスリ、マイナスドライバー (S・M)、プラスドライバー、定規、栓抜き/缶切、ワイヤーストリッパー
【4】Leatherman(レザーマン)「ARC TALOS(アーク タロス)」
「ARC TALOS(アーク タロス)」は、Leatherman(レザーマン)の最上位モデル。
独自のFREEシステムを搭載し、すべてのツールをハンドルを閉じた状態から片手で開閉できるのが特徴です。
20ものツールを搭載しており、コンパクトな中に便利な機能がぎゅっと詰め込まれた一品ですが、ナイフ刃渡が7cmあるので携帯時は注意しましょう。
スペック
- サイズ:全長10.8cm(収納時)
- 重量:244g
- 素材:ステンレススチール
- 機能(20):MagnaCut 直刃ナイフ(DLCコーティング)、ニードルノーズプライヤー、レギュラープライヤー、154CM取替式ワイヤーカッター、154CM取替式ハードワイヤーカッター、エレクトリカルクリンパー、のこぎり、ハサミ、木工/金属用ヤスリ、ダイヤモンドコーティングヤスリ、ノコヤスリ、ラージビットドライバー、スモールビットドライバー、マイナスドライバー(M)、てこ、キリ(米国仕様)、栓抜き、缶切り、ハンマー(軽量ペグ用)、ワイヤーストリッパー
【5】LOGOS(ロゴス)「PROマルチツール16」

LOGOS(ロゴス)「PROマルチツール16」は、大人の手のひらに収まるコンパクトな十徳ナイフ。
プラスドライバー、マイナスドライバー、ファイヤーストライカーなど、合わせて16の機能を搭載。
サビに強いステンレス製で、アウトドアシーンでもタフに使えます。無骨さを感じるクールなデザインも魅力ですよ。
スペック
- サイズ:全長10.8cm(収納時)
- 重量:(約)300g
- 素材:ステンレス、ポリエステル
- 機能(16):3徳プライヤー 、ナイフ、のこぎり、ハサミ、ヤスリ(単目/複目)、プラスドライバー、マイナスドライバー(大/小)、栓抜き、缶切り、紐通し穴付きキリ、ファイヤーストライカー、ランヤードリング
【6】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「CSマルチツール13」

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「CSマルチツール13」は、商品名のとおり、13の機能を搭載した多機能ツール。
ドライバー、栓抜き、缶切り、ウロコ取りなど、アウトドアシーンで役立つ機能を過不足なく備えています。
キーリングが付属するので、手持ちのカラビナなどと組み合わせて、吊り下げて携帯できるのも便利なポイントです。
スペック
- サイズ:全長10.8cm(収納時)
- 重量:244g
- 素材:ステンレススチール
- 機能(13):マイナスドライバー、栓抜き、プラスドライバー、穴あけ、ヤスリ、針金曲げ、コルク抜き、缶切り、ハサミ、ウロコ取り、針はずし、のこぎり、ナイフ
【7】GERBER(ガーバー)「サスペンション マルチプライヤー」

「サスペンション マルチプライヤー」は、ナイフやツール類の開発を手掛けるアメリカの老舗メーカー・GERBER(ガーバー)の製品。
メーカー独自の形状で握りやすく、操作性に優れているのが特徴です。
また、ツールオープン時にロックが作動するなど、安全面にも配慮されています。
スペック
- サイズ:全長オープン/(約)16.5cm、全長クローズ/(約)10,0cm
- 重量:(約)189g
- 素材:ブレード/ステンレス、ハンドル/チタンコーティング
- 機能(12):プライヤー、ナイフ2種、ワイヤーストラッパー、栓抜き、ハサミ、のこぎり、プラスドライバー、マイナスドライバー、缶切り、千枚通し、フック
【8】中林製作所 冒険倶楽部「VERTEX 20徳ツールナイフ」

中林製作所 冒険倶楽部「VERTEX 20徳ツールナイフ」は、名前のとおり、20個の機能を備えるマルチツール。
機能性が高いので、日常からアウトドアシーンまで幅広く活用できます。
1,000円代で購入できるコスパの高さから、防災グッズとして備えておくのもおすすめ。

スペック
- サイズ:全長オープン/(約)16.5cm、全長クローズ/(約)10,0cm
- 重量:(約)155g
- 素材:本体/ステンレス、ハンドルカバー/ABS樹脂、ケース/ポリエステル
- 機能(20):ナイフ、ナイフ小、鋸、缶切り、うろこ取り+スケール、網はずし、ピンセット、楊子、ハサミ、マイナスライバー(大、小)、プラスドライバー、コルク抜き、栓抜き、フック、ひもとおし、爪掃除+爪やすり、削り落とし
▼中林製作所 冒険倶楽部「VERTEX 20徳ツールナイフ」についてはこちらの記事でも紹介しています!
【9】WORKPRO「アウトドアマルチツール」

WORKPRO「アウトドアマルチツール」は、18個の機能が装備された多機能なギアです。
セーフティーロックが搭載されており、ナイフやのこぎりといった刃が鋭利なツールを使用する際も、安全に扱えます。
ペンチ、缶切り、ドライバーなども付いており、日常使いにも便利ですよ。
スペック
- サイズ:折たたみ時/(約)10.0cm、展開時/(約)14.5cm
- 重量:(約)275g
- 素材:ステンレス鋼
- 機能(18):ラジオ、プライヤー、ソフトワイヤカッター、ハードワイヤカッター、ハサミ、鋸、プラスドライバー、ワイヤーストリッパー、缶切り、マイナスドライバー(小) 、ヤスリ、紐カッター、鋸歯状ナイフ、ナイフ、マイナスドライバー
【10】Swiss+Tech(スイステック)「アウトドアマルチツール」

Swiss+Tech(スイステック)「アウトドアマルチツール」は、安全ロック機能が搭載されているのが特徴の多機能ツールです。
ペンチ、プライヤー、ワイヤーカッター、のこぎりなど、合わせて16個の機能を搭載。
洗練されたクールなデザインも魅力で、シルバー、ブラックの2種類からお好みで選べます。
スペック
- サイズ:折たたみ時/(約)10.0cm、展開時/(約)16.0cm
- 重量:(約)268g
- 素材:ステンレス鋼
- 機能(16):ペンチ、プライヤー、ワイヤーカッター、直刃、波刃、のこぎり、ドライバー、メジャー、缶切り、栓抜き機能以外、ビットホルダー、両頭ビット
十徳ナイフのお手入れ方法

十徳ナイフを長く愛用するためには、使用後にきちんとお手入れすることが大切です。
まず使用後はしっかりと汚れを落としましょう。特に食品の残りカスなど、塩分や酸性の成分を含むものは、サビの原因となるので丁寧に落としてください。
軽い汚れの場合は、濡らした布やウエットティッシュなどで拭き取るだけでOK。汚れがひどいときは中性洗剤を使って水洗いするのもひとつの手です。
汚れを落としたあとは、よく乾燥させてから注油し、サビを防止するとともに動作性を維持しましょう。
ただし、素材によっては水洗いを避けたほうが良いものもあります。正しいお手入れ方法については、製品に付属する取扱い説明書で確認するようにしましょう。
十徳ナイフに関するよくある質問
十徳ナイフは防災グッズとして役に立つ?
十徳ナイフは、防災グッズとしても役立つアイテムです。
ハサミ、缶切り、ドライバーなど複数のツールが一つにコンパクトにまとまっており、非常時の応急処置、道具の修理などにも役立つでしょう。
また、個々のツールをひとつずつそろえるとかさばりますが、さまざまな機能が搭載された十徳ナイフがひとつあれば、災害時に持ち出す荷物が少なくて済むのも美点です。
十徳ナイフは海外に持って行くことはできる?
十徳ナイフは海外に持って行くことが可能です。ただし、刃物類に該当するため、機内への持ち込みは原則禁止されています。
海外に持って行く際は、預入荷物としてチェックインカウンターで預けましょう。
なお、航空会社や渡航先の国により、ナイフ類の持ち込みや携帯に関するルールが異なるため、あらかじめ確認しておくことも大切です。
十徳ナイフはアウトドアから普段使いまで役立つ!防災グッズにもおすすめ

十徳ナイフはキャンプや登山といったアウトドアシーンはもちろん、日常のちょっとした修理やDIYなどにも役立つアイテムです。
複数のツールが1本にまとまっていて多機能なだけでなく、コンパクトで携帯性に優れているのも魅力。
個々に専用ツールをそろえる必要がなく、省スペースで保管できるため、防災用品としてひとつ備えておくのもおすすめです。
今回の記事を参考に、ぜひアウトドアや日常生活に十徳ナイフを役立ててくださいね。