厚手のキャンプマットおすすめ10選|快眠できる選び方とは?

キャンプギア

2025.10.22 更新

厚手のキャンプマットおすすめ10選|快眠できる選び方とは?

齋藤@sora1028

齋藤@sora1028

キャンプの夜、「地面がゴツゴツして眠れない」「底冷えで朝がつらい」といった経験をしたことはありませんか?せっかくの自然体験も、睡眠が十分とれないと翌日の活動に影響が出てしまいます。そのような悩みを解決してくれるギアがキャンプマットです。特に厚手のものはクッション性が高いため、地面の凹凸を吸収し、まるで自宅のベッドで寝ているかのような寝心地を提供してくれます。また、地面からの冷気や熱を遮断する効果にも期待できるので、睡眠の質の向上にも最適。本記事では、キャンプマットの選び方から、人気の厚手キャンプマットまで詳しく解説していきます。

※本記事には、プロモーションが含まれています。

厚手キャンプマット選び、5つのポイント

キャンプマット選びのポイントは、大きく分けて5つあります。それぞれ詳しくご紹介します。

マットの種類を理解する【あなたに合うのはどれ?】

キャンプマットは、主に下記の表にある3種類に分けられます。それぞれの構造や特徴は大きく異なるので、自分のキャンプスタイルやどの項目を最も重視するかを考え、最適なタイプを見極めていきましょう。

種類設営の手軽さ収納性寝心地耐久性適用場面
インフレーターマット◎ 自動膨張△ 大きめ◎ 快適○ 普通オートキャンプ・車中泊
エアーマット○ ポンプ必要◎ コンパクト○ 良好△ パンク注意ソロキャンプ・登山
クローズドセルマット◎ 広げるだけ△ かさばる△ 薄め◎ 頑丈サブマット・岩場

このように、寝心地はインフレーターマット、収納性はエアーマット、設営の手軽さや耐久性はクローズドセルマットが得意という印象です。

それぞれの種類の違いについて、さらに詳しくご紹介します。

インフレーターマット

マット内部にウレタンフォームが内蔵されており、バルブを開くとその復元力によって自動的に空気を吸い込んで膨らむタイプです。設営の手間が少なく、ウレタンと空気の二層構造が自宅の敷布団のような安定した寝心地を提供します。最も寝心地が良く、設営の手軽さも人気のモデル。

主にオートキャンプや車中泊で実力を発揮しますが、収納サイズが大きく、エアーマットと比べて重量もあるのがデメリット。

エアーマット

完全に空気の注入だけで膨らませて使用するタイプです。空気を抜けば500mlペットボトル程度まで小さくできる優れた収納性で、バックパックキャンプやツーリングに最適。また、リーズナブルに購入しやすいモデルです。

ただし、空気の注入に手間がかかり、パンクのリスクがある点に注意しましょう。なお、多くの製品にはリペアキットが付属しています。

クローズドセルマット

発泡ポリエチレンなどの素材でできており、アコーディオンのように折り畳まれた形状を広げるだけで使用できます。設営・撤収が数秒で完了し、パンクの心配がない耐久性が魅力。

しかし、厚みを出しにくいためクッション性に劣ります。また、インフレーターマットやエアーマットの下に敷く断熱補助用としても有効です。

快適睡眠の分かれ道!「厚さ」は8cm以上がおすすめ

快適な睡眠を求める場合、マットの厚さは8cm以上のものを選ぶことが一つの基準になります。

キャンプマットの中で厚手サイズと言われる8cm以上のものは、砂利サイトのこぶし大の石や地面の大きなうねりの影響をほとんど感じません。体が地面に対して水平に保たれるため、寝返りもスムーズになり朝までぐっすり眠れます。

厚さ別!快適度の目安

  • 5cm程度:基本的な快適性は確保。ただし凹凸や石の影響をやや受ける。
  • 8cm以上:地面の凹凸をほぼ感じない快適性を確保。
  • 10cm以上:自宅の布団やベッド並みの寝心地。背中が痛くなりにくい。

見逃し厳禁!「R値(断熱性)」で底冷えをシャットアウト

R値とは、キャンプマットがどれだけ熱を伝えにくいか、つまり断熱性能を示す指標になります。体温がマットを通して地面に奪われるのを防ぎ、同時に地面の冷たさが体に伝わるのを遮断する能力を数値化したものです。

この数値が高いほど断熱性が高く、寒い時期のキャンプでは寝心地を左右する重要なポイントになります。

具体的なR値と使用シーズンの目安は下記の表を参考にしてください。

R値使用可能シーズン気温目安適用場面
R値 2.0以上春・夏・秋(3シーズン)5℃以上一般的なキャンプ
R値 3.0以上春先・晩秋・高地0℃~5℃朝晩冷え込むキャンプ
R値 4.0以上冬キャンプ-10℃~0℃冬季キャンプ
R値 6.0以上雪上キャンプ・厳冬期-10℃以下極寒地での使用

また、寒さの感じ方は人それぞれなので、寒がりな人は、上記のR値に0.5程度プラスして検討する方法もおすすめです。

テントに合う?「サイズ」の確認は忘れずに

キャンプマットの厚みや機能性に着目していると、意外にもテントに合うサイズ感か確認せずに選んでしまうケースもあります。テントに合わないサイズは後悔の素になるので、使用する人数やテントのフロアサイズに合わせて、適切なサイズのキャンプマットを選びましょう。

また、ソロキャンプなら自身の身長プラス15~20cm程度の長さが目安です。幅も肩幅ギリギリでなく、少し余裕のあるサイズを選ぶと窮屈さを感じません。ファミリーキャンプでは連結可能なモデルが便利で、複数枚を繋ぎ合わせてテント全体を一つのベッドのようにできます。

持ち運びは大丈夫?「収納サイズ」と「重量」

厚手のキャンプマットは快適性と引き換えに、収納サイズが大きく、重くなる傾向にあります。モデルによって異なりますが、シングルサイズのインフレーターマット(厚さ8cm)は、幅20cm×長さ60cm前後、重量2~3kg程度のものが一般的です。

オートキャンプなら問題なく携行できますが、公共交通機関利用や徒歩移動が多い場合は、この大きさと重さが負担になる可能性があります。自分のキャンプスタイルを具体的に想像し、無理なく携行できる範囲の製品とモデルを選ぶことが重要です。

寝心地最強!厚手キャンプマットおすすめ10選

ここまでの選び方のポイントを踏まえて、快適な睡眠を得やすい厚手のキャンプマットを10製品ご紹介します。

高機能モデルからコストパフォーマンスに優れたものまでピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

YOCABITO QUICKCAMP|インフレーターマット 車中泊マット 8cm セミダブル QC-CMW8.0

厚さ8cmで、車内の段差や地面の凹凸をものともしない快適性が魅力です。特大バルブと高反発ウレタンによる自動膨張機能で、車内の段差や地面の冷気を完全シャットダウン。

また、表地は丈夫なポリエステル素材で肌触りも良く、裏地にはドット加工によるずれ防止機能を搭載しています。2枚以上の連結も可能で、車中泊から本格キャンプまで快適な使い心地が魅力です。

YOCABITO QUICKCAMP|インフレーターマット 車中泊マット 8cm セミダブル QC-CMW8.0 スペック

  • 参考価格:9,980円(税込)
  • 厚み:8cm
  • サイズ(約):201×107×8cm(ウレタン部分:198×100×8cm)
  • 収納サイズ(約):φ38×55cm
  • 重量(約):4.3kg
  • 付属品:収納袋(説明書縫い付け)

グローブ Bears Rock|キャンピングマット MT-110F

しっかりとした弾力を持つ高反発ウレタンを採用した厚さ10cmのキャンプマットです。高反発と体圧分散機能により、車内にいながら自宅のベッドと同等の寝心地を実現。

表面には肌触りの良いスエード生地を使用しており、横になったときの心地良さにもこだわっています。寝心地の質を細部まで追求したい方におすすめの一枚です。

グローブ Bears Rock|キャンピングマット MT-110F スペック

  • 参考価格:9,250円(税込)
  • 厚み:10cm
  • サイズ(約):190cm×65cm×10cm
  • 収納サイズ(約):65cm×24cm
  • 重量(約):2.9kg

HOTEL CAMPS|インフレータブルキャンプマット

「ホテルのような寝心地をキャンプでも」というコンセプト通り、快適性を追求したモデル。もちもちでコシのある寝心地が特徴で、円柱形のエアホールが体のラインに合わせて変形し体圧を分散させてくれます。

さらに、バルブを開けておくだけで約2分後には使用可能になる手軽さも人気の秘密。サイドボタンによる連結機能付きなので、カップルや夫婦で使用したい場合にもおすすめ。

HOTEL CAMPS|インフレータブルキャンプマット スペック

  • 参考価格:6,970円(税込)
  • 厚み:8cm
  • サイズ(約):185×65×8cm
  • 収納サイズ(約):65×28cm
  • 重量(約):2.4kg
  • 付属品:キャリーバッグ

Coleman|キャンパーインフレーターマットハイピーク 2000036153

アウトドアブランドの老舗コールマンが本気で寝心地を追求した厚さ10cmの極厚モデル。しっかりとした反発力のポリウレタンフォームが地面のオウトツを吸収し、寝返りをうっても底づきしない快適な寝心地を実現しています。

付属の収納ケースがポンプとしても機能するため、自分好みの硬さに微調整可能。キャンプでもプレミアムな睡眠体験を求める方に最適です。

Coleman|キャンパーインフレーターマットハイピーク 2000036153 スペック

  • 参考価格:17,490円(税込)
  • 厚み:10cm
  • サイズ(約):198×68×10cm
  • 収納サイズ(約):φ21×72cm
  • 重量(約):2.7kg
  • 付属品:収納ケース

VENTLAX|インフレータブルマット

デザイン性と機能性の高さで近年人気を集めるVENTLAXの厚手のキャンプマット。大型エアバルブを2つ搭載し、約3分という速さで設置できます。また、波状ウレタンが体圧を分散し身体をしっかり支え、それとともに空気の層を作り出すことで、夏は涼しく冬は温かい効果を発揮。

表面は撥水加工が施され、汚れても濡れたタオルでさっと拭き取れるメンテナンス性の高さも魅力です。

VENTLAX|インフレータブルマット スペック

  • 参考価格:6,980円(税込)
  • 厚み:8cm
  • サイズ(約):190×63×8cm(フォーム部:180×58×8cm)
  • 収納サイズ(約):60×20×20cm
  • 重量(約):2.5kg

WAQ|リラクシングキャンプマット シングル 10cm

その名の通り、極上のリラックスタイムを約束する厚さ10cmのハイエンドモデル。R値10.5という圧倒的な断熱性能で厳冬期キャンプにも対応可能なモデルです。

また、高密度の極厚ウレタン素材が、あらゆる地面の凹凸や、真冬の厳しい底冷えも完全にシャットアウトします。弾力性にも優れており、睡眠の質に一切の妥協をしたくない本物志向のキャンパーにおすすめのキャンプマットです。

WAQ|リラクシングキャンプマット シングル 10cm スペック

  • 参考価格:16,980円(税込)
  • 厚み:10cm
  • サイズ(約):200×70×10cm
  • 収納サイズ(約):77×22cm
  • 重量(約):3kg
  • R値:10.5
  • 付属品:エアバッグ、収納ケース、補修用キット

ライシン Lysin|インフレーターマット スエード調

スエード調ポリエステル素材を採用したワイド設計77cmのインフレーターマット。厚さは8cmとクッション性も十分で、ウレタンフォームが地面の硬さやオウトツを完全に吸収し、アウトドア環境でも快適な睡眠をとれます。

コストパフォーマンスに優れたモデルながら、バランスの取れた機能性が魅力です。初心者キャンパーにおすすめのキャンプマットになります。

ライシン Lysin|インフレーターマット スエード調 スペック

  • 参考価格:8,980円(税込)
  • 厚み:8cm
  • サイズ(約):190×77×8cm
  • 収納サイズ(約):78×22
  • 重量(約):2.9kg

WAQ インフレータブル式マット 8cm

コストパフォーマンスの高さで絶大な支持を得るWAQの定番モデル。内部のウレタンフォームをひし形に打ち抜くことで、クッション性を損なうことなく軽量化と収納性の向上を実現しています。

厚さ8cmまで自動で膨らみ、ミニバンの後部座席に2枚並べるとぴったりフィットしやすいサイズ感で、コスパも良いため車中泊ユーザーからの評価が非常に高いキャンプマットです。

WAQ インフレータブル式マット 8cm スペック

  • 参考価格:6,980円(税込)
  • 厚み:8cm
  • サイズ(約):190×65×8cm
  • 収納サイズ(約):65×20cm
  • 重量(約):2.5kg
  • R値:6.0

DOD インフレーターマット ソトネノキワミS CM1-649-TN

 DOD最高峰のプレミアムキャンプマット「ソトネノキワミ」シリーズのSサイズ。10cm厚の贅沢ウレタンと伸縮性のある表面生地により、体を包み込むような極上の寝心地を楽しめます。

また、肉抜きウレタンと360°バルブを採用しているため、圧縮した際のコンパクト性能にも優れているモデルです。睡眠環境を妥協したくないキャンパーにおすすめの最上級キャンプマットになります。

DOD インフレーターマット ソトネノキワミS CM1-649-TN スペック

  • 参考価格:22,880円(税込)
  • 厚み:10cm
  • サイズ(約):80×208×10cm
  • 収納サイズ(約):91×23×23cm
  • 重量(約):4.6kg
  • 付属品:マットカバー、マット用キャリーバッグ、マット固定用ベルト×2

SEA TO SUMMIT イーサーライトXRマット

世界的アウトドアブランドSEA TO SUMMITのキャンプマット。10cmの厚さを持ちながら、重量は驚異の470gという軽量性を実現している点が最大の特徴です。収納時も非常にコンパクトになるため、優れた携行性は他のキャンプマットとは比較になりません。

マット幅にゆとりはありませんが、キャンプマットに軽量性や快適な厚みなどの機能性を求めるキャンパーにおすすめです。

SEA TO SUMMIT イーサーライトXRマット スペック

  • 参考価格:31,680円(税込)
  • 厚み:10cm
  • サイズ(約):183×64×10cm
  • 収納サイズ(約):20.5x11x11cm
  • 重量(約):470g
  • R値:4.1

厚手キャンプマットと揃えると最高の寝心地!セットで揃えるならコレ

厚手のキャンプマットを導入するだけでも睡眠の質は劇的に向上しますが、いくつかのアイテムを組み合わせることで、さらに快適で理想的な睡眠環境を構築できます。

快眠をサポートするアイテムをピックアップしていくので、ぜひ参考にしてください。

 コット

コットとは布張りの簡易ベッドを指します。このコットの上にキャンプマットを敷くことで、地面の凹凸を完全に無視できます。

さらに、地面との間に空気の層ができるため、夏場は風通しが良く、冬場は地面からの底冷えをより強力に遮断できる点がメリット。また、夏場であれば、地面を這う虫を避けられるという衛生面の利点も見逃せません。

キャンプ枕(ピロー)

快適な睡眠のために枕の存在は非常に重要です。アウトドアシーンでは、リュックや衣類などを代用する方法もありますが、夜中に形が崩れて首を痛めたり、眠りが浅くなったりしてしまう原因にもなります。

そこで、空気で膨らませるキャンプ枕の使用がおすすめ。インフレーター式やエアー式のコンパクトなタイプから、低反発ウレタンを使用した本格的なものまで、さまざまな種類のアウトドア用枕があります。好みのキャンプ枕を合わせることで、より快適な睡眠を得られるでしょう。

マットシーツ

キャンプマットにマットシーツを一枚かけるだけで、快適性は格段に向上します。マットに直接触れるよりも肌触りが良くなることはもちろん、睡眠中の汗や皮脂汚れがマット本体に移らないようにできる点もメリットです。

シーツであれば気軽に洗濯できるため、常に清潔な状態を保つことが可能。夏場は吸湿性の高いコットン生地、冬場は保温性に優れたフリース生地など、季節に応じた素材の使い分けもおすすめです。

最高の寝心地を求めるならキャンプマットの厚手モデルがおすすめ!

キャンプマットはアウトドアシーンにおけるベッドとしての役割を果たしてくれるので、できる限りこだわりたいギアの一つです。キャンプマットを選ぶ際は、睡眠の質が向上するため、厚手モデルがおすすめ。

また、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンで一夜明かすと、思っていたよりも疲れが取れなかったというケースも少なくありません。そのため、十分な睡眠を確保するためにも、キャンプマット選びは慎重に行いましょう。

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