キャンプサイトの主役であり、自分だけの特別な空間となる、おしゃれなドームテント。ただ雨風をしのぐための道具ではなく、キャンプ体験そのものの質を向上させてくれる大切なパートナーです。本記事では、ドームテント選びのポイントやコーディネート術、さらに、おしゃれなドームテントを厳選してご紹介します。これからドームテントの導入を考えている人や、おしゃれなドームテントに興味があるという人は、ぜひ参考にしてください。
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おしゃれなドームテント選びの3つのポイント
テント選びで失敗しないためには、デザイン性だけでなく、その裏側にある実用性もしっかりと見極めることが重要です。
ここでは、あなたにぴったりの一張りを見つけるために、まず確認すべき3つの基本的なポイントを詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、理想的なキャンプスタイルを実現できるでしょう。
キャンプスタイル・デザインで選ぶ
はじめに、自分が理想としているキャンプスタイルとデザインを明確にイメージすることがポイントです。どれだけ機能性に優れていても、自分のキャンプスタイルに合わないドームテントや、好みではないデザインは最適な選択肢とは言えません。
たとえば、木や地面などの自然と調和するナチュラルスタイルを好んでいる人の場合は、サンドベージュやカーキなどのアースカラーのテントがおすすめ。ギアもナチュラルデザインで統一することで、よりこだわりを感じられる空間を作れます。
また、黒やグレーを基調としたギアで統一し、洗練された無骨でクールなキャンプスタイルを目指したい人は、直線的でモダンなフォルムを持つドームテントがおすすめです。サイト全体をスタイリッシュに引き締めてくれるでしょう。
その他、他のキャンパーとは一味違う個性的なデザインも存在するので、自分のキャンプスタイルや好みのデザインをしっかりイメージし、ドームテント選びに反映することが大切です。
使う人数に合わせて選ぶ
テントのスペック表に記載されている対応人数は誤表記というわけではありませんが、実際には記載されている人数で使用すると狭く感じてしまうことがあります。そのため、実際に使用する人数よりも「プラス1〜2人分」の余裕を持たせた人数が表記されたドームテントがおすすめです。
主に、公式サイトや販売サイトにおけるスペック表の対応人数は、人が寝袋を使用して寝られる最大人数を示しているものなので、着替えや荷物は考慮されていません。そのため、少し大きめのサイズを選ぶことでスペースに余裕が出て快適に過ごせます。
ソロキャンプにおいても同様で、あえて2〜3人用のテントを選び、コットやサイドテーブルを置いて寝室を贅沢に使うなど、ゆったりとした空間を楽しむという選択もおすすめです。
また、天井の高さも見落としがちなので、購入時にチェックしておくと良いでしょう。特にファミリーキャンプなど、テント内で着替える機会が多い場合は、大人が屈まずに立てる180cm程度の高さがあると、ストレスが大幅に軽減されます。
防水性・通気性などの機能性で選ぶ
テントをデザインだけで選ぶという人は意外にも多く、購入してから後悔したというパターンも珍しくありません。特に、防水性や通気性などの機能性を見ずに購入に踏み切ってしまう人は、必要性を感じたときに後悔しがちです。
そのような事態を避けるためにも、最低限の機能として「耐水圧」と「通気性」についてチェックしておきましょう。
まず、耐水圧は防水性に関連するもので、生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示す数値です。この耐水圧数値が高いほど防水性が高くなりますが、高耐水圧テントはコストも高くなります。そのため、一般的なキャンプやアウトドアでは、十分防水性を得られる1,500mm以上の耐水圧数値を確保しているものをベースに選びましょう。
また、通気性はテント室内を快適に過ごすためには欠かせないポイントです。通気性効果を高める「ベンチレーション機能」や「メッシュ窓の有無」について注目すると、通気性に優れたドームテントを見つけやすくなります。
その他、焚き火近くにテントを設置したい人は、火の粉に強い難燃性素材「TC(ポリコットン)」を使用したものがおすすめです。
【テイスト別】おすすめのおしゃれなドームテント4選

ここからは、具体的なキャンプスタイルに合わせて、個性の光るテイスト別おすすめドームテントを4つ厳選してご紹介します。
それぞれ、こだわりのデザインと優れた機能性を併せ持ったドームテントです。
ナチュラル系ドームテント
ogawa(オガワ) ステイシーST-II
ソロキャンパーやデュオキャンパーから絶大な支持を受ける、人気のツーリングテントです。
前後2ヶ所にベンチレーションが付いているので、通気性・換気性に優れています。また、大人二人と子供一人の三人が寝られるスペースを確保しているため、ソロキャンプの場合は広さも十分。
自然の風景に美しく溶け込むサンドベージュやカーキのカラーリングは、ウッド系のファニチャーとの相性も抜群で、温かみのあるアットホームなサイトを演出してくれるでしょう。
ogawa(オガワ) ステイシーST-II スペック
- 参考価格:54,780円(税込)
- 使用人数:2~3人
- 耐水圧:【フライ】1,800mm【フロア】1,800mm
- 通気性:前後2ヶ所ベンチレーション付き
- 付属品:張り綱2m×6本、セルフスタンディングテープ(前室部)、アルミピン20cm×15本、収納袋
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST
キャンプ用品の王道ブランドとしての信頼性と、比較的手頃な価格帯を両立させているため、初心者ソロキャンパーの「最初のテント」としておすすめのモデルです。
設営方法は非常にシンプルで、ポールを通すスリーブも分かりやすいため、一人でもスムーズに組み立てられます。落ち着いたナチュラルな印象を与えるオリーブカラーは、主張しすぎず、どんなキャンプサイトとも相性抜群です。
多くのキャンパーに愛され続ける理由が詰まった、バランスの取れた一張りになります。
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST スペック
- 参考価格:21,780円(税込)
- 使用人数:1~2人
- 耐水圧:【フライ】約1,500mm【フロア】約1,500mm
- 通気性:ベンチレーション、メッシュドア搭載
- 付属品:ペグ(スチール)13本、ロープ、収納ケース
スタイリッシュ・クール系ドームテント
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ジオドーム4
20世紀の建築家、バックミンスター・フラー氏が開発した「ジオデシック構造」と「テンセグリティ構造」を取り入れ、その思想を体現した他に類を見ない個性的なドームテントです。未来的な球体デザインは、キャンプサイトに非日常的な空間を創り出し、他のテントとは違う唯一無二の世界観を表現できます。
また、見た目の強烈なインパクトもさることながら、6本のポールでテンションを分散させる構造により、優れた耐風性を誇る点も魅力。耐水圧にも優れているので、雨を恐れることなく使用できる独創的なドームテントです。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ジオドーム4 スペック
- 参考価格:220,000円(税込)
- 使用人数:4人
- 耐水圧:【フライ】2,000mm【フロア】10,000mm
- 通気性:5つのメッシュ付きウィンドウ、2ヶ所のベンチレーター搭載
- 付属品:メインポール5本、赤道ポール1本、センターポール1本、ペグ16本、ポールケース、ペグケース、スタッフバッグ
個性派・ユニーク系ドームテント
HEIMPLANET(ヘイムプラネット) THE CAVE
このテントの最大の特徴であり、他のテントと一線を画すのが、一般的な金属ポールではなく、空気で膨らませて骨格を形成する「エアフレーム」構造を採用している点です。
付属の専用ポンプを使えば、誰でも驚くほど簡単に短時間で設営を完了できます。まるでクモの巣を彷彿とさせるユニークな外観は、キャンプサイトや野外フェスでも注目の的になるでしょう。
また、5つの開閉可能なベンチレーション窓を採用しているので、通気性も抜群。さらに、耐水圧も高く設計されているため、雨にも強いドームテントになります。
他の人とは絶対に被らないという、個性的なテントを探している方にぴったりの革新的なモデルです。
HEIMPLANET(ヘイムプラネット) THE CAVE スペック
- 参考価格:157,300円(税込)
- 使用人数:2~3人
- 耐水圧:【フライ】3,000mm【フロア】5,000mm
- 通気性:5つの開閉可能なベンチレーション窓
- 付属品:ペグ、修理キット、 ガイロープ、 ケース、 ポンプアダプター、 ギアロフト
【人数別】おすすめのおしゃれなドームテント3選

次に、ソロからファミリーまで、キャンプを楽しむ人数やシチュエーションに合わせて、デザイン性と機能性を兼ね備えたおすすめのドームテントを3つご紹介します。
ソロキャンプ向け(1〜2人用)
MSR エリクサー2
ソロキャンプで活躍するMSRの定番2人用ドームテント。リニューアルにより前室形状を台形から三角形に変更し、設営がより簡単になっています。さらに、フライシートは68Dから75Dへ、フロアは70Dから75Dへとグレードアップし、耐久性と防水性が大幅に向上。
また、フットプリント標準付属でボトムの保護も万全です。広い前室と居住性の高さで、初心者から上級者まで満足できる高品質テントになります。
MSR エリクサー2 スペック
- 参考価格:58,300円(税込)
- 使用人数:2人
- 耐水圧:【フライ】1,500mm【フロア】3,000mm
- 通気性:前後にベンチレーション搭載
- 付属品:ポール、ステイク(フックステイク×10)、フットプリント
DOD(ディーオーディー) ライダーズバイクインテント T2-466
その名の通り、テントの前室にバイクをまるごと駐輪できるという、ライダーの夢を形にしたユニークなコンセプトが最大の魅力です。これにより、大切な愛車を雨や夜露、盗難のリスクから守りながら、バイクと共に夜を明かせます。
バイクを格納しても余裕のある広い前室は、リビングスペースとしても十分活用できるため、荷物が多くなりがちなツーリングキャンパーに最適。まさに、ツーリングキャンパーにとって理想的な機能が詰まったドームテントと言えるでしょう。
DOD(ディーオーディー) ライダーズバイクインテント T2-466 スペック
- 参考価格:34,580円(税込)
- 使用人数:2人
- 耐水圧:【アウターテント】3,000mm【フロア】5,000mm
- 通気性:大型窓、インナーテント側メッシュ窓、フルメッシュ切り替え可能
- 付属品:ペグ×17本、ロープ、ポール、キャリーバッグ、グランドシート
デュオ・ファミリーキャンプ向け(3〜5人用)
Snow Peak(スノーピーク) アメニティドームM SDE-001RH
「これから家族でキャンプを始めたい」という人であれば、真っ先に有力候補として名前が挙がる、ファミリーキャンプの絶対的な定番モデルです。多くの初心者に選ばれる理由は、設営しやすい親切設計と、風や水に強い機能性を兼ね備えている点にあります。
また、荷物をたっぷり置ける広い前室は、ファミリーキャンプに最適。日本のキャンプシーンを知り尽くしたブランドならではの安心感と、快適な居住性を両立している人気ドームテントです。
Snow Peak(スノーピーク) アメニティドームM SDE-001RH スペック
- 参考価格:52,800円(税込)
- 使用人数:5人
- 耐水圧:【フライ】1,800mm ミニマム【フロア】1,800mm ミニマム
- 通気性:インナーテント・フライシートにベンチレーション搭載
- 付属品:本体フレーム長(×3)、前室フレーム(×1)、ジュラルミンペグ(17cm×18)、自在付ロープ(二又用5m×2、2.5m×2、1.4m×2)、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
もっとおしゃれに!ドームテントとサイトのコーディネート術

自分好みのおしゃれなテントを手に入れあとは、その魅力を最大限に引き出すサイト全体のコーディネートにも挑戦してみましょう。
いくつかの簡単なコツを押さえるだけで、キャンプサイトはより洗練されたおしゃれな空間へと生まれ変わります。
テントと相性の良いギアの選び方
サイト全体に美しい統一感を出すための最も簡単で効果的な方法は、主役であるテントの色やテイストを基軸にして周辺のアイテムを選んでいくことです。たとえば、サンドベージュやアイボリーといったナチュラルカラーのテントを選んだ場合は、チェアやテーブルも同じく温かみのあるウッド調で統一すると優しい雰囲気に仕上がります。
反対に、ブラックやグレーのクールなテントであれば、アイアンやステンレスといった無機質な素材感のギアを選ぶことで、無骨でスタイリッシュなスタイルが完成するでしょう。さらに、ランタンの光の色(色温度)もサイトの雰囲気を大きく左右します。温かみのある暖色系の光はリラックスした空間に最適で、明るい白色系の光は活動的な空間表現におすすめです。
また、全てのアイテムを同じ色で揃えるだけでなく、クッションやブランケット、食器などの小物でアクセントとなる「差し色」を一つ加えるのも、おしゃれに見せる上級者向けのテクニックです。
SNSでレイアウトを参考にしてみよう
具体的なレイアウトに迷った際は、SNSで他のキャンパーの素敵な実例を参考にする方法が一番の近道です。特にインスタグラムでハッシュタグを付けて検索することで、たくさんのアイデアを見つけられます。
また、SNSに投稿しているおしゃれなキャンパーのサイトに共通しているポイントは、ギアの配置に計算された「余白」があり、人がスムーズに移動できる「生活動線」がしっかりと確保されている点です。全てのギアを詰め込むように並べるのではなく、本当に必要なものだけを使いやすい場所にすっきり配置することで、機能的かつ洗練された印象に仕上がります。
まずは、さまざまな実例を参考にしながら、自分だけの快適で美しいサイト作りを楽しんでみてください。
おしゃれなドームテントでキャンプを楽しもう!

SNSが活発に利用される昨今では、おしゃれなドームテントは数多く販売されています。そのため、好みのデザイン性がないという悩みよりも、どちらのデザインを選べば良いか迷ってしまうという悩みの方が多いのではないでしょうか。
そのようなときは、自分が目指しているキャンプスタイルや、テントの機能性などを比較して選ぶことをおすすめします。デザインを購入の決め手にするのではなく、ドームテント全体のバランスを考慮して選ぶことで、より最適な一張りを見つけられるでしょう。
ぜひ、あなただけのおしゃれで快適に過ごせるドームテントを見つけて、キャンプを楽しんでください。
























