キャンプで手軽に調理や炊飯ができる「固形燃料」。軽量で持ち運びやすく、ソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広いシーンで活躍します。本記事では、固形燃料の種類や選び方、使い方のコツ、注意点をわかりやすく解説。人気のおすすめ商品や100均アイテムもあわせて紹介します。
- キャンプに欠かせない固形燃料とは?
- キャンプ用固形燃料の選び方
- キャンプに人気の固形燃料おすすめ12選
- キャンプで固形燃料を使う際の注意点
- 固形燃料を活用したキャンプ料理
- 固形燃料の処分・廃棄方法
- 固形燃料を使いこなしてキャンプをもっと楽しもう!
キャンプに欠かせない固形燃料とは?

キャンプで手軽に調理や炊飯を楽しむために、多くの人が利用しているのが固形燃料です。ここでは、固形燃料の特徴やキャンプで使うメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。
固形燃料とは
固形燃料とは、火を扱いやすいように成形されたコンパクトな燃料のこと。キャンプで手軽に調理や炊飯を行うために欠かせないアイテムです。
主にメタノールなどの可燃成分を固形化したもので、軽量で持ち運びやすいのが特徴。お湯を沸かしたり、メスティンでご飯を炊いたりする際によく使われます。
なお、成形木炭や練炭も広義には固形燃料に含まれますが、アウトドア用の固形燃料とは用途や性質が異なるため、別物として扱われるのが一般的です。
キャンプで使うメリットとデメリット
固形燃料は便利な一方で、注意点もあります。ここではメリットとデメリットを整理して見ていきましょう。
| メリット | ・軽量で荷物になりにくい ・マッチやライターですぐ着火できる ・液体燃料のように漏れる心配が少ない ・卓上でも使えるタイプがある |
| デメリット | ・火力調整ができない ・燃焼時間が限られている ・大人数での調理には不向き ・強火調理には向かない |
固形燃料はコンパクトで扱いやすく、炊飯や簡単な調理にぴったりです。
一方で長時間調理や火力が必要な料理には不向きなため、ソロや少人数キャンプのメイン熱源、または大人数キャンプのサブ熱源として使うのがおすすめです。
キャンプ用固形燃料の選び方

固形燃料を選ぶ際は、燃焼時間・サイズ・安全性をしっかり確認することが大切です。失敗しないためのポイントを解説します。
燃焼時間と用途に合わせて選ぶ
固形燃料を選ぶ際は、まず燃焼時間を基準に考えることが大切です。作りたい料理に応じて必要な時間を把握しておくと、失敗が少なくなります。
例えば、お湯を沸かす程度なら15〜20分燃焼するタイプで十分です。メスティンを使った炊飯も同程度の燃焼時間があれば対応できます。
一方で、シチューや煮込み料理のように30分以上加熱が必要な場合は、短時間用を複数使うよりも缶タイプなど長時間燃焼できる固形燃料がおすすめです。
サイズはコンロや五徳に合わせる
使用するコンロや五徳に合ったサイズを選ぶことも重要です。
燃料が大きすぎると炎がはみ出して危険になり、小さすぎると安定せず効率よく加熱できません。
キャプテンスタッグやニチネンなどのアウトドアメーカーは対応サイズを明記している場合が多いため、同ブランドでそろえると安心です。
安全性は引火点400℃以上を目安に
安全性を重視するなら、引火点にも注目しましょう。引火点が低いと、高温環境や保管状況によって思わぬ発火リスクがあります。
目安として引火点400℃以上の製品を選ぶと安心。特に缶タイプなど長期保存する場合は、仕様を事前に確認しておきましょう。
引火点とは、火を近づけたときに自然に燃え始める温度のこと。数値が低いものだと、夏場の高温や保管環境によって思わぬ発火につながる心配があります。
種類別の特徴をチェック
固形燃料には主に以下のタイプがあります。
- 卓上タイプ:安定感があり、扱いやすい定番タイプ
- タブレットタイプ:軽量コンパクトでソロキャンプや登山向き
- ジェルタイプ:密閉容器入りで長期保存に向いている
- 缶タイプ:長時間燃焼・繰り返し使用が可能
キャンプスタイルに合わせて選ぶことで、使い勝手が大きく向上します。
キャンプに人気の固形燃料おすすめ12選

固形燃料は大きく4タイプに分かれます。それぞれのおすすめ商品を紹介します。
卓上タイプ|手軽で定番のスタイル
ダイソー|固形燃料(3個)
ダイソーで販売されている固形燃料(25g×3個)は、手軽に使える卓上タイプです。アルミカップ入りなので、ポケットストーブに直接置いても汚れにくく後片付けも簡単です。真空パック仕様で揮発しにくく、保存性に優れている点も魅力。非常用の備蓄やキャンプ初心者の試用にもおすすめです。
ニイタカ|カエンニューエースE25
約18分燃焼する定番モデル。においが少なく、炊飯や煮込み料理にも向いています。サイズ展開が豊富なのも魅力です。
パール金属|カップ付固形燃料 30g
卓上コンロにそのままセットして使える便利な固形燃料です。手を汚さずに着火できるので、アウトドア初心者でも安心して扱えます。約25分の燃焼時間があり、魚の塩焼きやちょっとした煮込み料理にもぴったり。炭火に近い仕上がりが楽しめるため、キャンプや登山だけでなく家庭用としても重宝します。
タブレットタイプ|ソロキャンプにおすすめ
エスビット|固形燃料ミリタリー
寒冷地でも安定した火力を保てる心強いアイテムです。1個あたりの燃焼時間は約12分ですが、あらかじめ溝が入っているので手で割って短時間調理にも使えます。必要な分だけ火を使えるため無駄がなく、携帯性にも優れています。煙がほとんど出ないので快適に調理でき、登山やソロキャンプの頼れる燃料としておすすめです。
フラムゴ|ファイヤーライター フラムゴ21
煙や匂いが少なく快適に使える固形燃料です。燃焼時間は約15分で、お湯を沸かしたりちょっとした炊飯をしたりするのにちょうど良い長さです。1回分ごとに取り出して使えるため、使用頻度が少ない方でも保管がしやすく、無駄なく使えるのも魅力。キャンプやアウトドア料理を手軽に楽しみたい方におすすめです。
エスビット|固形燃料スタンダード
1個あたり約5分燃焼するコンパクトなタイプです。コーヒーのお湯を温めたり、作った料理を温め直したりするのにぴったり。必要に応じて複数個を同時に使えば火力を強められるので、シーンに合わせて調整できます。燃え残りが少なく煙も控えめなので、片付けが楽なのも嬉しいポイント。ソロキャンプやちょっとした調理にあると便利なアイテムです。
ジェルタイプ|長期保管でも安心
ニチネン|パック燃料四角タイプ 17g
約13分燃焼する扱いやすい固形燃料です。ビニール包装のまま着火できるため、手を汚さずに使えるのが大きな魅力。しっかり密封されているので長期保管にも向いており、使用頻度が少ない方や非常用ストックとしても安心です。かさばらないサイズ感で持ち運びやすく、連泊キャンプやグループ利用にも便利です。
バンドック|パック燃料(22g・4個)
ちょっとした調理に使いやすい固形燃料です。燃焼時間は約18分で、ご飯を炊いたり炒め物をしたりするのにちょうどいい長さ。ビニール包装のまま点火できるので手が汚れず、後片付けもラクに済ませられます。4個入りで1泊分に使い切りやすく、長期保存もできるのでキャンプ用はもちろん、防災用として備えておくのも安心です。
キャプテンスタッグ|ファイアジェントパック 燃料 30g 4個組
キャンプやバーベキューで活躍する固形燃料です。メチルアルコールを使用しており、安定した火力で炊飯や簡単な調理を行えます。1個30gのサイズで扱いやすく、4個セットなので1泊分のキャンプにも使い切りやすい仕様です。携帯性にも優れているため、アウトドア初心者からベテランまで幅広くおすすめできるアイテムです。
缶タイプ|繰り返し使えるエコ仕様
ニチネン|屋外用トップ丸缶 250g
じっくり時間をかけて料理を楽しみたいときにぴったりの固形燃料です。1缶でおよそ150分燃焼するので、煮込み料理やスキレットを使ったアウトドアごはんにも活躍します。フタを閉めれば再利用できるため、使い切れなくても安心。缶の上にはそのまま鍋やフライパンを置ける簡易五徳も付いているので、すぐに調理を始められるのも嬉しいポイントです。
キャプテンスタッグ|ファイアメイト 固形燃料250g
アウトドア料理をゆっくり楽しみたい方におすすめの大容量タイプです。燃焼時間は約60分ですが、中ぶたを閉じれば最長2時間まで延ばせます。中ぶたを立ち上げれば簡易五徳としても使えるため、鍋やスキレットをそのまま置けるのも便利。消火はフタをかぶせるだけで完了するので、初心者でも安心して扱えます。
ホワイトベアー|ケイネン250 五徳付き
キャンプ料理を手軽に楽しみたい方にぴったりの固形燃料です。付属の五徳を使えば、小鍋やスキレットを安定して置けるので安心して調理ができます。さらに、使わないときは五徳を本体に収納できるため、荷物がかさばらず持ち運びにも便利です。シンプルで飽きのこないデザインはアウトドアの雰囲気にも馴染み、非常用コンロとして備えておくのにも役立ちます。
キャンプで固形燃料を使う際の注意点
固形燃料をキャンプで安全に楽しく使うためのポイントをまとめました。
直火料理は避ける
固形燃料での調理は、必ず鍋やメスティンなどの調理器具を使用し、直火で食材を炙ったり焼いたりしないことが基本です。
主成分であるメタノールは有毒性があり、直接口に入らなくても煙や蒸気を吸い込むことで体に悪影響を及ぼす可能性があります。網の上に食材を置いてそのまま焼く行為も避けるべきです。
固形燃料は炊飯や煮込み料理に便利ですが、火を安全に扱うためにも直火調理は行わず、必ず器具を介して使うよう心がけましょう。
複数同時使用はしない
固形燃料は基本的に1個ずつ使いましょう。火力を強めたいときに追加で点火したくなることもありますが、同時使用を想定していないタイプでは思わぬトラブルにつながる恐れがあります。
複数を並べると温度が上がりすぎて異常燃焼を起こしたり、アルミカップが破損したりする危険もあります。もっと強い火力や長い燃焼時間が必要な場合は、缶タイプなど用途に合った燃料を選ぶと安心です。
子どもやペットの手の届かない場所で使用
固形燃料を使うときは、子どもやペットの手が届かない場所に置きましょう。火がついているときはもちろん、着火前や消えた直後でも触れるとやけどの危険があります。
特にアルミカップ入りのものは小さく見えるため、興味を持って触ってしまうこともあります。テントの入口や通路など、人や動物が通る場所は避け、安定した台の上で使用しましょう。
固形燃料を活用したキャンプ料理

初心者でも簡単に作れる固形燃料キャンプ飯を紹介します。
固形燃料は扱いやすく、キャンプ料理に幅広く活用できます。
初心者でもできる簡単メニューを紹介します。
- メスティン炊飯:固形燃料1個でふっくらご飯が炊ける
- シェラカップ料理:スープやインスタント麺を温めるだけで簡単
- アルミプレート焼き:一人焼肉やソーセージ調理にちょうどいい
- 燻製づくり:スモークチップを使えば手軽に燻製が楽しめる
火加減の調整は難しいものの、工夫次第でいろいろな料理に挑戦できます。固形燃料があれば、キャンプの食事時間がさらに楽しくなりますよ。
▼こちらの記事では、固形燃料1個で作るトマト料理のレシピを紹介しています!
固形燃料の処分・廃棄方法
固形燃料を使ったあとは、正しく処分や廃棄をしましょう。使用済みの燃料や余った燃料は、そのまま放置すると安全面や環境面で問題が生じることがあります。
ここでは固形燃料の処分方法や、余った場合の保管方法について紹介します。
使い切った燃料の捨て方
使い切った固形燃料は、必ず火が完全に消えていることを確認してから処分します。熱が残った状態で捨てると、やけどや発火の原因になるため注意が必要です。
アルミカップや受け皿は冷めてからまとめて捨て、燃えカスを芝生や土に撒くのは避けましょう。缶タイプの場合は、中身をきれいに洗い流してから分別ルールに従って廃棄します。
地域ごとに処理方法が異なるため、自治体の指示を確認のうえ処分してください。
余った固形燃料の保存と再利用方法
余った固形燃料は、正しい方法で保存すれば再利用が可能です。
基本は直射日光を避け、涼しく風通しの良い場所で保管しましょう。高温や湿気のある環境では劣化が早まるため注意が必要です。
特に卓上タイプは長期保存に不向きで、外袋を開封したらできるだけ早めに使い切ってください。保管するときは、ケースやジップロックなどに入れて密閉すると品質を維持しやすくなります。
適切に保存しておけば、次回のキャンプでも問題なく使用できますよ。
固形燃料を使いこなしてキャンプをもっと楽しもう!
固形燃料は、キャンプ調理を手軽にしてくれる心強いアイテムです。
用途やスタイルに合った燃料を選び、安全に活用して、快適なキャンプ時間を楽しみましょう。

























