今年で11回目の北海道での避暑を過ごした「かおる」です。北海道では毎回1~2週間ほどかけてのんびり旅をしていますが、その途中、2~3泊はキャンプをします。今回は、北海道では珍しい都市近郊型で設備が充実したキャンプ場「マオイオートランド」を見つけたのでレポートします。北海道観光の拠点として、温泉や食も楽しめるキャンプ場をお探しの方はぜひご覧ください。

「マオイオートランド」基本情報(概要、料金、アクセスなど)
キャンプ場名 | マオイオートランド |
住所 | 北海道夕張郡長沼町東7線北4番地 |
TEL | 長沼町役場産業振興課商工観光係 0123-76-8019 (冬季のみ) |
営業期間 | 令和7年4月26日(土)~令和7年10月31日(金) |
公式サイト | https://naganuma-kousya.main.jp/html/maoi_aland.html |
予約方法 | オンライン予約サイト「なっぷ」 同じスタンダードカーサイトでも電源の有り無し、ペット可不可がありますので、個別でサイト指定の予約となります。 フリーサイトも位置が決められているので要注意です。ただ、520円と激安です。 |
サイト地面 | 芝、土 |
車の乗り入れ | フリーサイト以外可 |
直火 | 不可 |
サイト | フリーサイト、スタンダードカーサイト、キャンピングカーサイト、コテージ |
ゴミ捨て場 | あり |
販売 | 薪、炭、お菓子、アイス、ラーメン、等 |
チェックイン・チェックアウト
チェックイン | 13:00~18:00 | |||
チェックアウト | 7:00~11:00 |
料金
料金(1泊) | 10,400円 | 3,140円 | 2,090円 | 520円 |
区画使用料の他に 中学生以上1,040円 小学生520円 幼児無料 | ||||
日帰りの利用と料金 | × | × | ○ | ○ |
- | - | 1,040円 | 260円 | |
区画使用料の他に 中学生以上520円 小学生260円 幼児無料 | ||||
利用者特典 | 1泊につき1人1回、ながぬま温泉が半額で利用できます。 |
センターハウス利用時間
シャワールーム | 売店 | トイレ | コインランドリー |
7:00~22:00 | 7:30~20:00 | 24時間可能 | 24時間可能 |
アクセス
最寄りの駅は室蘭本線の「由仁」駅(約6km)。最寄りにJR北海道の東庭園前というバス停があります。
「マオイオートランド」のサイト紹介

場内は円型になっており、道路は一方通行です。道路の周りにサイトが配置されており、真ん中にフリーテントサイトが広がります。
キャンピングカーサイト

今回泊まった場所はA-6のキャンピングカーサイトで、比較的周りにキャンパーのいない静かな場所でした。駐車場は舗装されており、その横にサイトが広がっています。
電源が付いているので、キャンピングカーと接続してサブバッテリーやポータブルバッテリーを充電したり、非常に便利でした。
フリーサイト

フリーテントサイトも広々していて、場内には沢山の木が生えているので、適当な木陰と目線を遮ってくれてとても快適に過ごせます。

場内には子供が遊べる遊具や浅い水遊び場もあり、お子さん連れには退屈のしないキャンプ場だと思います。
「マオイオートランド」の設備をチェック
施設は若干古さを感じるものの、しっかりと手入れが行き届いて清潔感を感じました。
管理棟

管理棟内ではある程度の物を購入することができます。このほかドリンクやアイスも購入可能です。
7時半~20時まで購入可能です。
ちなみに、夜間は施設入口のゲートを閉めるので出入りはできなくなります。ご注意ください。

管理棟にはシャワールームも完備され、7時~22時まで使用できます。

長旅をしていると洗い物が増えて行くので、キャンプ場にはコインランドリーは欠かせません。
24時間使用可能でしたが、キャンプ場で洗濯する人は少ないのか、我が家以外誰も使っていませんでした。
炊事場

こちらは炊事場です。特徴的な形をしていますね!広々していて、お湯も出て、とても清潔に保たれていました。
トイレ

トイレも古いですが、ニオイもなく非常に綺麗で、ドアは網戸と2重で虫対策がされていました。
ゴミ捨て場

ゴミはチェックインの際に渡されるゴミ袋に分別して捨てることができます。
中央に見えるゴミ箱は、ワンコの排泄物を入れる箱です。
生ごみ、燃えるゴミ、ビン缶ペットボトルの3種類、場内には野生の動物がやってくることがあるので、夜間、ゴミは車内に入れるかしっかり口を閉めてテント内や高い所に保管する様にしてください。
ここがすごい!マオイオートランドの3つの魅力
マオイオートランドの魅力をお伝えします!
【1】アクセス抜群の好立地。観光の拠点におすすめ

「マオイオートランド」は、札幌や新千歳空港から車で30分、支笏湖から1時間、エスコンフィールドからは30分。
どこに行くにも非常に便利な立地にあるのが特徴。まさに、北海道観光の拠点にぴったりの高規格キャンプ場です!
【2】隣接する温泉やジンギスカン屋が便利!

キャンプ場の目の前には広大な「ながぬまコミュニティー公園」があり、愛犬との散歩やテニス、パークゴルフも楽しめます。
そして何より特筆すべきは、隣接する「ながぬま温泉」の存在です。
キャンプ場利用者は、700円の入浴料が半額になる割引券をもらえます。露天風呂やサウナも完備された源泉掛け流しの温泉で、旅の疲れを芯から癒すことができます。

この温泉施設、驚くべきはその売店です。品揃えが半端なく、地元の方の買い物もここで済むほど。商品をよく見ると、なんと「カルディ」の商品がずらり!まさに「カルディ出張所」のようです。

さらに、この温泉施設の前には温泉水を使用した豆腐屋さんがあり、出来立ての汲み豆腐を買うことができます。大豆の味がしっかりと濃厚でフワフワとした美味しい豆腐でした。

こちらは、温泉施設の横にあるお洒落なジンギスカン屋さん「ひつじの旅」。
ここは元々「ながぬま温泉ジンギスカンコーナー」という名前で、温泉施設の一部だったようです。長沼町内3店舗のジンギスカンが味わえるそうで、温泉に入って、売店と「ひつじの旅」で肉や食材を購入してキャンプ場でジンギスカン!と、完璧な贅沢キャンプがラクにできるんです。
もちろん、こちらでジンギスカンを食べることも可能です。2階から広大な公園を眺めながら食べるジンギスカンは最高でしょうね~!
【3】周辺観光スポットが豊富!
どこに行くにも便利な立地の「マオイオートランド」なので、観光スポットも豊富です。その中でも、特に近くにあるスポットを紹介いたします。
ハイジ牧場(北海道夕張郡長沼町東9線南2番地)
マオイオートランドから4km程南に下るとハイジ牧場があります。
谷を越え向こうの山まで続く広い広い牧草地に羊や馬、山羊たちがのんびり放牧されている風景はまさに北海道。
そんな雄大な自然の中で色々な動物たちと触れ合え、バター作りやアイスクリーム作り、乳絞り、子ヤギへの哺乳体験等、さまざまな体験ができます。
ハイジ牧場 https://www.heidi-farm.com
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば(北海道夕張市日吉5-1)
山田洋次監督の名作『幸福の黄色いハンカチ』の舞台となったロケ地跡。感動のラストシーン、風にはためく無数の黄色いハンカチが今も残り、幸せのシンボルとなっています。公開から40年以上たった今でも多くの映画ファンが訪れるスポットです。
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば https://www.city.yubari.lg.jp/site/kanko/1170.html
MAOI SALUD – マオイサル(夕空テラス)(北海道夕張郡長沼町東10線北)
「夕空」・「カラ松」・「稔り」という3種類のロケーションからなるレンタルスペースで、時間制でワインやチーズ、スコーンやリンゴジュース等を楽しみながら絶景を独り占めできる珍しい施設です。
「夕空」は馬追蒸溜所の葡萄畑の一番上にあるテラスで、連なる山々が一望でき、小樽周辺に落ちる夕日の時間は特に忘れられない景色です。
「カラ松」は果樹園のフルーツ狩りをしていない時間、花の季節や冬の綺麗な果樹園を完全貸切で独り占め!「稔り」は一面のトウキビ畑の絶景を独り占めしながらお茶をいただけます。とうきびの採れる季節には、収穫体験とゆでとうきびをテラスでいただくことができます。
MAOI SALUD https://maoisalud.com
「マオイオートランド」の注意点
全てがペット同伴OKではない

予約サイト「なっぷ」からサイトを指定して予約するのですが、同じオートサイトでもペットOKな場所とNGな場所、電源があるサイトとないサイトがあります。
予約する際は充分注意して予約してください。
門限あり
夜間はゲートが閉まります。
不審者や動物が入って来ないという安心感はありますが、朝7時過ぎないとキャンプ場の前の公園へ散歩に行けないので、それはちょっと残念でした。
北海道の楽しみ「食」や「観光」を存分に楽しめるキャンプ場!
北海道キャンプの一番の楽しみは、現地で購入した食材を食べること。
特にここ数年、チーズ工房巡りがマイブームで、小さな工房を探して、生産者さんからチーズやヨーグルトを直接購入して、北海道の食材をキャンプ場でいただくというのが最高の贅沢だと思っています。

「マオイオートランド」では、映画「糸」の舞台になったチーズ工房「NEEDS」で購入したチーズをマルチグリドルで焼きながら、北海道限定のシャウエッセンやパン、ジャガイモ等を焼いてセイコーマートのワインをいただきました。

カリカリのパンやジューシーなウインナーにトロトロチーズが纏わり本当に美味しいんですよ~。
日本全国、旨いものを食べようと思ったら居酒屋へ行くのが一番だと思っていますが、近くに車中泊できる場所がないとなかなか居酒屋へは行けないので、結構ハードルが高いんです。
でもキャンプ場なら、市場やスーパー、生産者から美味しい食材を購入して、舌鼓を打つことができるので、旅の途中のキャンプ泊は止められませんね~!
そんな北海道キャンプに「マオイオートランド」は最適!ぜひ訪れてみてくださいね。
▼北海道のキャンプ場を紹介しています!