コロナ禍以降、自宅のベランダで手軽にキャンプ気分を楽しめる「ベランピング」は、おうち時間の楽しみ方として定番となりつつあります。ただ「ベランピングをしてみたいけれど、どうやって楽しめばいいの?」という方も多いはず。今回は初心者でも楽しめるコツや、そろえておきたいおすすめアイテムなどをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ベランピングとは何かが分かる
- ベランピングに必要なアイテムが分かる
- ベランピング初心者でも楽しむためのコツが分かる
- ベランピングを行う際に、注意すべきことが分かる
※本記事はプロモーションが含まれます。
ベランピングとは?

ベランピングとは「ベランダ」と「グランピング」を組み合わせた造語であり、自宅のベランダで楽しむグランピング(グラマラス+キャンピング=豪華で手軽なキャンプ)を指します。
ベランピングには決まったスタイルはなく、お気に入りのチェアとテーブルを置いてコーヒーを飲んだり、ゆったりと読書をしたりなど、楽しみ方は無限大。自分好みのスタイルで特別な時間を過ごせます。
自宅で手軽に楽しめるため、わざわざ遠出する必要がなく、忙しい方やおうち時間を充実させたい方から人気を集めています。
また、従来のキャンプと違い、設備や周囲の環境に不安が少ないので、初心者でも気軽に楽しめるのも魅力です。
ベランピングを楽しむためのアイテムは?

ここでは非日常感たっぷりのベランピングを楽しむのに必要なアイテムを紹介します。
気分を盛り上げるために「テント」はマスト
キャンプの象徴といえば、やはり「テント」です。小型であっても、テントがひとつあるだけで気分が高まります。
ただし、テントはコンパクトなモデルであっても、ある程度の設置スペースを確保しなければなりません。したがって、設置する場所に適した圧迫感のないサイズを選びましょう。
設営・撤収の手間が少なく、小型のモデルも多い「ワンタッチテント」や「ポップアップテント」を使うのがおすすめです。

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物を置ける「アウトドアテーブル」があると快適度が段違い
ベランピングでドリンクやフードを楽しむときには、小さくてもアウトドアテーブルがあると便利です。
ドリンクやフード以外にも、スピーカーを置いて音楽をかけたり、本を積んで読書を楽しんだり、さまざまなシーンで重宝します。
大きすぎると、狭いベランダでは動きづらくなってしまうので、動線を邪魔しないサイズ感のテーブルを選びましょう。運搬や保管がしやすい折りたたみ式テーブルもおすすめです。

▼おすすめのアウトドアテーブルはこちらの記事でチェック!
くつろげる「アウトドアチェア」を用意してリラックス
ゆったりくつろげるアウトドアチェアがあると、より快適にベランピングを楽しめます。
テーブルを併用するのが理想ですが、ベランダに十分なスペースがない場合は、サイドテーブル付きのアウトドアチェアを選ぶのもアリ。
設置スペースに余裕があれば、リクライニング付きのハイバックチェアを使うとより快適に過ごせます。

小さなものでも「ランタン」が非日常感を演出してくれる
ランタンも代表的なキャンプギアのひとつなので、非日常感を演出するのに役立ちます。
小さなものでも良いので、ひとつ用意するだけで、より本格的なベランピングを楽しめるでしょう。特に、デザイン性の高いランタンは、飾っているだけでも気分が盛り上がります。
また、夕方以降にベランピングを楽しむ際は、照明器具としてランタンを活用しましょう。
ただし、夜間に明るすぎるランタンを使うと近隣の迷惑になることがあるので、明るさを調節できるタイプを使うのがおすすめです。

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自立式の「ハンモック」があれば特別な時間に
ハンモックも非日常感を楽しむのにうってつけのアイテムです。
ハンモックは大きく分けて「吊り下げ式」と「自立式」がありますが、ベランピングで使うなら、床に置いて手軽に使える自立式が便利でしょう。
設置場所が狭い場合は、横に寝られないものの、省スペースで設置できるチェアタイプのハンモックがおすすめです。

▼自宅で使うのに最適なハンモックはこちらの記事でチェック!
ベランピング初心者でも楽しむための3つのコツ

ここでは、初心者でもベランピングを存分に楽しむためのコツを3つ紹介します。
おしゃれな雰囲気をつくる
ベランピングを特別な時間にするためには、雰囲気づくりが大切です。
床にラグを敷いたり、クッションを置いたりして、おしゃれな雰囲気を演出しましょう。
ランタン、ガーランドといった小物を使って居住スペースをデコレーションするのもおすすめです。
レイアウトを意識する
ベランダという狭い場所でも、レイアウトを工夫することで快適に過ごせます。
レイアウトでまず大切なのは、定位置(座る場所)を決めること。その上でテーブルや小物などを配置するのがポイントです。
周囲の視線が気になる場合は、テントを活用したり、フェンスを布で覆ったりすることで、プライベート空間の確保に役立ちます。
アウトドア風料理やドリンクでキャンプ気分を味わう
豪快に焼いたステーキ、アヒージョ、ホットサンドなど、アウトドアの定番メニューは、ベランピングを華やかに彩ってくれます。
また、カセットガスコンロ、スキレット、メスティン、シェラカップなど、調理器具や盛りつけの器を変えるだけでも、キャンプの雰囲気を演出できるでしょう。
ドリンクをメイソンジャーに注ぐだけでもおしゃれな見た目になるので、工夫次第で手間をかけずに楽しむこともできます。
ベランピングにおすすめのレイアウトを紹介!

ここではベランピングにおすすめのレイアウトを、マンションと一軒家に分けて紹介します。
マンションにおすすめのレイアウト例
高い場所からの眺めを楽しめる、マンションならではの強みを活かしたレイアウトがおすすめです。
ブランドを統一してスタイリッシュに

ベランピングで使うファニチャーや小物類を同じブランドで統一すると、スタイリッシュにまとまります。
同一ブランドでなくても、カラーやテイストを合わせるだけでおしゃれな空間に。
また、周囲の視線が気にならないのであれば、フェンスに目隠しをせず、開放感を楽しむのがおすすめです。
プライバシーを保護しながらもおしゃれ空間を演出

周囲の視線が気になって落ち着かないときには、大きな一枚布を使ってフェンスを覆って、目隠しをしましょう。
デザイン性の高い布を使うと、プライバシーを保護しつつも、ベランピングにふさわしいおしゃれな空間を演出できます。
人が座る場所にだけ目隠しをして、他の部分は開放しておくと、人目を遮りつつ眺望も楽しめます。
一軒家におすすめのレイアウト例
集合住宅に比べて自由度の高い一軒家では、次のようなレイアウトがおすすめです。
ナチュラルテイストで落ち着ける空間に

ベランダに人工芝を敷き、ウッドテーブルやラタン製のバスケットなどを配置すれば、ナチュラルな雰囲気でベランピングを楽しめます。
さらに、お気に入りのチェアやクッションも配置することで、おしゃれなだけでなく、ゆったりとくつろげる空間に。
観葉植物などのグリーンをプラスすると、より自然を感じられるはずですよ。
豪快なキャンプ飯を主役に

一軒家のベランピングでは、中央にグリルやアウトドアテーブルをレイアウトして、本格的なキャンプ飯を楽しむのもおすすめです。
豪快に焼いたステーキ肉などを囲んで、家族や親しい仲間とワイワイ盛り上がりましょう。
ベランピングを行う際の注意点

ベランピングを行うときは、ただ楽しむだけでなく、特に住宅密集地や集合住宅などに居住している場合は、近隣への配慮も欠かせません。
ここではベランピングを行う際の注意点を紹介します。
物の落下防止を徹底する
ベランピングを安全に楽しむには、ベランダから物が落下しないように対策しましょう。
2階以上のベランダの場合、物が落ちると下にいる人にケガを負わせてしまうなど、事故のリスクが高まります。小さい物がフェンスのすき間から飛び出さないように工夫するのもポイントです。
また、軽いものは風で飛ばされることもあるので、しっかり固定しましょう。
特にテントを設置する場合、ベランダではペグ打ちできないため、重しを使って飛ばされないようにしてくださいね。
臭いや煙に配慮する
ベランピングで食事を作って楽しむ際は、調理中に出る臭いや煙が近隣の迷惑にならないように配慮が必要です。
焼き肉やバーベキューなどをすると煙が出やすいので、集合住宅の場合は避けた方が無難です。一軒家の場合であっても、風で煙が流されることがあるので、煙の出にくいホットプレートを使うなど工夫しましょう。
また、ニンニクやニラなど、臭いの強い食材を使わないというのも、臭いを抑えるひとつの方法です。
騒音にも注意する
ベランダでの話し声や音楽は、想像している以上に周囲に響くので、会話する際の声のボリュームにはくれぐれも注意しましょう。
音楽を流すときは音量を小さめにしたり、ソロの際はイヤホンやヘッドホンを利用したりなどの配慮も必要です。特に深夜や早朝などの就寝時間帯は、一軒家であっても大きな音を立てないように注意して、静かに過ごすのがおすすめ。
なお、マンションやアパートなどの賃貸住宅では、物件によってベランピング自体が禁止されているケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
自宅で手軽にベランピングを楽しもう!キャンプ初心者にもおすすめ

ベランピングは、自宅にいながら手軽にキャンプ気分を楽しめるのが魅力です。
従来のキャンプのように、ギアをパッキングして運搬する手間がかからず、遠出する必要もなし。電気、水道、ガスなどのライフライン、トイレやお風呂も普段通り使えるので、設備に不安もありません。
これからキャンプを始めてみたいと思っている初心者で、なかなか一歩を踏み出せない人は、ベランピングで予行練習するのもおすすめ。
自宅にベランダがある人は、ぜひチャレンジしてみてください。