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今回は、子どもでも簡単に作れる「パラコードキーホルダー」の作り方をご紹介します!毎日バッグにつけているキーホルダーが、非常時には頼れる「お守りロープ」に早変わり。使うのは約50cmのパラコードとミニカラビナだけ。ロープワークの入門にぴったりな「つゆ結び」を使って、日常に“そなえ”をプラスしてみませんか?

パラコードってなに?見た目以上に頼れるロープ

パラコードは、もともとパラシュートの紐として使われていた、丈夫なナイロン製のロープ。アウトドアやミリタリー好きにはおなじみですが、実は防災アイテムとしても注目されています。
最近では、スマホ用ストラップやアクセサリーなど、ファッションアイテムとして使える細めのタイプも登場。私たちの身近な生活でも、見かける機会が増えてきました。
パラコードの特徴
- 細くて軽いのに、とても丈夫
- 濡れても乾きやすく、劣化しにくい
- カラフルで日常使いしやすい
- 中の芯を抜いて、太さを調節できる
- 芯の糸をフロスや縫い糸のように使える
▼ガイロープやテントロープとの違いは?
パラコードはパラシュートの紐として使われていたナイロン製のロープで、非常時やクラフトなど多用途に使用可能。
テントロープやガイロープは、主にテントの設営用として販売されているものですが、パラコードと似た構造を持つためクラフトにも使用できます。
たった50cmでもここまで使える!防災的な活用例
「50cmって短くない?何に使えるの?」と思うかもしれません。でも実は、この長さでもいざという時に活躍するシーンは意外とあるんです。
シーン | 活用方法 |
---|---|
ケガの応急処置 | 手ぬぐいや布を腕・指に固定する |
物を吊るす | 車中泊でランタンをぶら下げたいときに |
荷物をまとめる | ペットボトルやケーブルなどを束ねる |
バッグの修理 | 持ち手が切れたときの応急処置に |
タグ・目印 | 避難所で荷物の識別・目印に |
フロス代わり | 中の細い糸を引き抜き、歯の清掃に使用できる |
大きなことはできませんが、小さな“備え”だからこそ日常生活に取り入れやすく、ふとした場面で活躍してくれるのが魅力です。
つゆ結びで作る!カラビナ付きキーホルダーの作り方 難易度★☆☆☆☆

今回作るのがこちらです。カラビナの代わりにリングを使ったり、輪っかを大きくしてロープのみで作ったりしてもOKです。
【材料】100円ショップでもそろいます!

- パラコード(約50cm)
- ミニカラビナ(バッグ用に取り付け用)
- ハサミ
- ライターやチャッカマン
パラコードの太さは3mmがおすすめ。4mmなら100均でも購入可能

100均に行くと、太さ4mmのパラコードが購入できます。写真のパラコードとカラビナはセリアの商品。
一般的に、3mmよりも4mmの方が中芯が多く、頑丈に作られています。一方で、3mmは見た目がかわいらしく仕上がるののがメリット。パラコードでクラフトを楽しみたい人には3mmがおすすめです。
▼本記事に登場している黒白・水色のパラコードはこちらで購入しました!

▼蓄光タイプはテントの設営用としても重宝します!私は赤と青をリピート購入しています。
Soomloomのパラコードは、かためのしっかりとした作り。50m入りが1,500円以下で購入できるのはかなりお得です!

【作り方】つゆ結びをマスターしよう!
それでは作っていきましょう!
Step.1:パラコードをカラビナに通して2つ折りにする

パラコードをカラビナに通し、中心にカラビナが来るようにして2つ折りにします。
Step.2:左右のパラコードを交差させて「つゆ結び」にする

まずは右側のパラコードの端を、左のパラコードの上を通して、

輪っかの後ろへ持って行き、固定しておきます。

続いて、左のパラコードの端を、先ほど固定したパラコードの後ろを通してから

前に持ってきて、最も左にある隙間に通します。

ゆっくり丁寧に引き締めると、「つゆ結び」の完成!
Step.3:つゆ結びを繰り返す

パラコードの残りが少なくなるまで、つゆ結びを続けます。パラコードを長く残してもかわいいです。お好みで調整してください。
Step.4:パラコードの長さを整え、端をカットして焼き止め処理をする

つゆ結びが終わったら、端をハサミでカットして、ライターやチャッカマンで炙って、溶けた先をライターの金属部分などで押さえるときれいに整います。やけどに注意してください。
▼チャッカマンの代わりに、SOTO「炙りマスタープチ」もパラコードの仕上げにおすすめ。炙り料理やキャラメリゼなど普段の料理にも大活躍します。
Step.5:完成

あっという間に完成です!
完成までにかかる時間は、慣れれば3分もあれば十分。小さな子どもでも挑戦しやすい内容ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
【活用例】子どもにもぴったり!防災目線の「お守りロープ」

私は実際に、このキーホルダーを息子たちの水筒バッグに付けています。
カラフルなコードで作れば、自分だけの“お守り”感覚で持たせられ、学校や通学用リュックに1つ付けておけば、目印としても役立ちます。
作り方はとても簡単なので、親子で一緒に作るのもおすすめ。自分で作ったアイテムを持つことで、防災への関心も自然と高まります。
“さりげない備え”から防災をはじめてみよう!

「防災=大がかりな準備」と思われがちですが、このパラコードキーホルダーのように“工作感覚で作れる小さな備え”も立派な防災です。
- 親子で一緒に作れる
- 好きなカラーで自分だけのアイテムに
- バッグにつけるだけでOK
とくに、『防災って難しそう…』と感じる親御さんにとって、最初の一歩にぴったりです。防災教育という固い言葉ではなく、『遊び』を通して、お子さんと一緒に『いざ』という時の備えについて話してみませんか?
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