燻製におすすめの食材を解説!初心者でもおいしく作れる方法もご紹介

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2025.08.11 更新

燻製におすすめの食材を解説!初心者でもおいしく作れる方法もご紹介

兎山 花

兎山 花

「燻製って難しそう…」というイメージを持っている方も多いはず。しかし、実はポイントさえ押さえれば、初心者でも手軽に、香ばしく深い味わいを楽しめます。この記事では、燻製の基本から、定番・変わり種のおすすめ食材、簡単な始め方までご紹介します。ぜひ燻製料理に挑戦してみましょう!

この記事でわかること

  • 燻製の3つの種類がわかる
  • 燻製におすすめの食材とその特徴、燻製方法がわかる
  • 燻製に必要なアイテムがわかる
  • 燻製器のおすすめ商品とその特徴がわかる

※本記事にはプロモーションが含まれます。

燻製の3つの工程

おいしい燻製作りは「味付け」「乾燥」「燻製」の3ステップが基本です。

それぞれの工程が食材の旨味を最大限に引き出してくれるため、この3ステップを丁寧に行うことこそが、燻製を成功させる秘訣です。

ここでは、各工程の作業を具体的に見ていきましょう。

1.味付け(塩漬け)

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燻製の仕上がりを左右する最初の工程で、食材の水分を抜くことで保存性を高め、味の基礎を作ります。

主な方法として「ふり塩法」と「ソミュール法(湿塩漬)」の2種類があります。

塩漬けの方法

  • ふり塩法
    食材に直接塩をすり込むシンプルな方法。肉や魚など水分の多い食材に適している。
  • ソミュール法(湿塩漬)
    塩やスパイス、ハーブなどを溶かした「ソミュール液」という液体に食材を漬け込む方法。食材に均一に味を浸透させられるので、ハムやベーコンなど、じっくりと味を入れたい場合におすすめ。

どちらの方法を選ぶかによって、仕上がりの風味も変わります。食材や好みにあわせて、いずれかの方法を選びましょう。

2.乾燥

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食材に水分が残っていると煙がうまくつかず、酸味の原因になるので、味付け後には食材表面の水分をしっかり乾燥させます。

キッチンペーパーで水気を拭き、風通しの良い日陰で干せばOK。乾燥させる時間は食材によって異なりますが、食材の表面に触っても水分を感じなくなるくらいまで、数時間〜一晩乾燥させます。

きれいな色とクリアな味わいのために、大切なひと手間です。

3.燻製

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最後の工程では、燻煙材(スモークチップやウッド)を熱し、その煙で食材を燻して独特の香りと風味をつけます。

燻製の方法は温度帯によって「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類に分かれます。

燻製の方法

  • 熱燻:
    80℃以上で10分~1時間程度燻す食材の水分が抜けづらくジューシーに仕上がるが、保存食作りには向かない
  • 温燻:
    30〜80℃で数時間~1日程度燻す食材の半分程度の水分が抜けるため、保存食作りにも向いている
  • 冷燻:
    30℃以下で数時間~数週間燻すよりスモーキーな仕上がりかつ、長期保存も可能。ただし温度管理が難しく上級者向け

初心者の方は短時間で作れるうえに、食材の殺菌効果も高い「熱燻」から始めるのがおすすめです。

まずはコレから! 燻製におすすめの「定番」食材10選

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ここでは、燻製におすすめの定番食材を紹介していきます。

1.とろーり半熟が絶品! 燻製たまご

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燻製の定番といえばたまごを思い浮かべる方も多いはず。燻製たまごを作るときには、半熟に茹でたたまごを、めんつゆなどに一晩漬け込んでから燻製にするのがおすすめです。

作り方のポイント

  1. 下味をつけた後、表面の水分をしっかり拭き取ってから燻製器へ入れる
  2. 熱燻で10分から15分ほど燻し、表面がきれいな飴色になれば完成

中からとろりとした黄身があふれ出す燻製たまごは、一度食べたらやみつきになるおいしさです。おつまみやラーメンのトッピングにもぴったりですよ。

2.下ごしらえ不要で簡単! 燻製チーズ

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チーズは下ごしらえが特に必要なく、燻製初心者でも挑戦しやすい食材のひとつです。

作り方のポイント

  1. チーズは熱に溶けやすいので、アルミホイルを敷いた網の上に置く
  2. 80℃以下の温燻で10分ほど燻せばOK

煙をかけることで、いつものチーズが驚くほど香ばしく、濃厚な味わいに変わります。ナッツ系のスモークチップとの相性が抜群で、ワインのおつまみにも最適です。

3.パリッとジューシー! 旨味があふれる燻製ソーセージ

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コンビニやスーパーで手軽に手に入るソーセージも、燻製にぴったりの食材です。下ごしらえは不要で、袋から出してそのまま燻製できます。

作り方のポイント

  1. 煙がつきやすくなるように、燻製する前に表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取っておく
  2. 熱燻で15分ほど燻すと、皮はパリッと香ばしく、中はジューシーな仕上がりに

燻製の香りが加わることで、普段食べているソーセージがワンランク上の味わいになり、ビールとの相性も抜群です!

4.焼くより香ばしい? 新しい発見、燻製ししゃも

干物であるししゃもは、すでに水分が抜けているため、下ごしらえなしで燻製できる便利な食材です。

作り方のポイント

  1. 買ってきたししゃもをそのまま網に並べて燻す
  2. 熱燻で15分から20分ほど、軽く焼き色がつくくらいまで燻せば完成

燻製の香ばしい香りが淡白なししゃもの旨味をぐっと引き立て、日本酒や焼酎によく合う絶品おつまみが完成します。頭から尻尾まで丸ごと味わえるのも嬉しいポイントです。

5.いつものナッツが高級おつまみに! ウイスキーと楽しむ燻製ナッツ

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ミックスナッツも下ごしらえ不要で燻製できる人気の食材です。アーモンドやカシューナッツ、くるみなど、お好みのナッツを燻製にしてみましょう。

作り方のポイント

  1. アルミホイルを敷いたトレイなどにナッツを広げる
  2. 焦げやすいので、温度管理が比較的な温燻を選び、60℃から70℃くらいの温度で20分ほど燻す

ほんのりとした燻製の香りがナッツの風味と合わさり、手が止まらなくなるおいしさです。おやつやお酒のおつまみにも大活躍しますよ。

6.旨味をギュッと凝縮! 半生食感がたまらない燻製ほたて

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お刺身用のほたての貝柱は、少し贅沢な燻製を楽しみたいときにおすすめの食材です。

作り方のポイント

  1. 醤油やみりんを合わせたタレに30分ほど漬け込み、下味をつける
  2. キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取り、表面をしっかり乾燥させる
  3. 熱燻で10分から15分ほど燻すと、外は香ばしく、中は半生の絶妙な食感に

ほたての甘みと燻製の香りが口いっぱいに広がる本格的な風味で、特別な日の一品にも最適です。

7.キャンプ飯の王様! 厚切りブロックで味わう豪快燻製ベーコン

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市販のブロックベーコンは、すでに塩漬けや下処理がされているため、特別な下ごしらえは必要ありません。手軽ながらも、本格的な燻製が楽しめるとして人気の食材です。

作り方のポイント

  1. ベーコンを網に乗せて、そのまま燻せばOK
  2. 温燻で1時間ほどじっくり燻すと、ベーコンの脂が燻製の香りをまとって、さらに深い味わいに

スライスしてそのまま食べても、料理に使っても格別のおいしさです。キャンプの朝食やおつまみなどで振る舞えば、喜ばれること間違いなしです。

8.冷蔵庫のちくわがごちそうに! 超簡単・節約おつまみ燻製

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おでんや煮物でおなじみのちくわも、実は燻製と相性の良い食材。下ごしらえは一切不要という手軽さで、燻製の入門にもぴったりです。

作り方のポイント

  1. 下ごしらえはせず、袋から出して、網に乗せるだけでOK
  2. 熱燻で10分ほど、表面にきれいな焼き色がつくまで燻す

燻製にすることで、ちくわの持つ魚の旨味が凝縮され、香ばしさが加わります。食感もプリッとして、普段とはまったく違う味わいにきっと驚かれることでしょう。

9.まるで「いぶりがっこ」! 市販のたくあんで作る絶品燻製

筆者撮影

和の食材であるたくあんの燻製は、「いぶりがっこ」のような風味を手軽に楽しめることで人気です。

作り方のポイント

  1. スーパーで売っている一本漬けのたくあんを、好みの厚さにスライスする
  2. 表面の水分をキッチンペーパーで拭き取ってから、網に並べて燻す
  3. 温燻で20分から30分ほど燻すと、独特の食感と燻製の香りが絶妙にマッチする仕上がりに

クリームチーズと合わせれば、おしゃれな和風おつまみになり、日本酒やワインにもよく合います。

10.罪悪感なしの絶品おつまみ! 高タンパク・低カロリー燻製ささみ

高タンパクでヘルシーな鶏のささみは、燻製にすることでパサつきがちな食感がしっとりと仕上がります。

作り方のポイント

  1. 塩胡椒やハーブで下味をつけ、一晩寝かせる
  2. 水分をよく拭き取り、表面を乾燥させる3.熱燻で20分から30分ほど、中に火が通るまでじっくり燻す

しっとりと柔らかく、燻製の香りが食欲をそそる一品が完成します。

サラダのトッピングやサンドイッチの具材としても大活躍してくれますよ。下ごしらえが面倒なときは、コンビニのサラダチキンを使うのもおすすめ!

燻製の世界が広がる! おすすめの「変わり種」食材8選

photographer 吉田 達史(『おぎやはぎのギアキャン#12』より)

ここからは、燻製のおいしさや楽しさをますます堪能できる、おすすめの変わり種食材を紹介していきます!

1.いつもの卵かけご飯が絶品に! 魔法の調味料「燻製醤油」

家庭で使っている醤油も燻製にするだけで、”いつもの味”からワンランクアップします。

作り方のポイント

  1. 耐熱皿に醤油を入れ、熱が直接伝わらないように、アルミホイルをかぶせる
  2. 温燻で30分から1時間ほどじっくり燻せば完成

この燻製醤油をかければ、卵かけご飯や冷奴もまるで料亭のような深い味わいに。刺身につけても絶品ですよ。

2.明太子が高級珍味に! 旨味を凝縮した燻製おつまみ

ライター撮影

ピリ辛な味わいが人気の明太子は、燻製にするとまた違った魅力が生まれます。

作り方のポイント

  1. 皮が破れないように、耐熱皿やアルミホイルの上に乗せる
  2. 熱を加えすぎるとパサパサになってしまうため、80℃以下の温燻で10分から15分ほど、表面が軽く乾く程度に燻す

燻製の香りが加わることで、明太子の生臭さが和らぎ、旨味と風味が凝縮されます。お酒のお供はもちろん、パスタなどに使ってもおいしいです。

3.まさかのマヨネーズも燻製に? ディップソースの新革命!

普段からよく使うマヨネーズも、燻製にしてみると一味違った風味を楽しめます。

作り方のポイント

  1. 耐熱皿に入れ、熱が直接伝わらないように、アルミホイルをかぶせる
  2. 表面が固まらないように時々かき混ぜながら、低温の温燻で20分ほど燻す

マヨネーズは熱をかけすぎると分離してしまう可能性があるので、温度管理には少し注意が必要です。

出来上がった燻製マヨネーズは、野菜スティックのディップや、ポテトサラダに使うと、いつもの料理にスモーキーな深みとコクが加わりますよ。

4.わずか5分で完成! 市販のポップコーンで作る、やみつき燻製スナック

ライター撮影

塩味のポップコーンを燻製すると、驚くほど風味豊かなおやつに変身。映画鑑賞のお供や、パーティーの一品としても喜ばれる一品です。

作り方のポイント

  1. 市販のポップコーンを燻製器の網の上に広げる
  2. 熱燻で5分から10分ほど、軽く煙をまとわせるだけで完成

短時間でできるので、とても手軽に作れるのも嬉しいポイント。

燻製の香ばしさと塩気が絶妙にマッチし、一度食べ始めると、つい手が止まらなくなります。

5.のり塩、コンソメが狙い目! 味付きで楽しむ燻製ポテトチップス

ライター撮影

おなじみのお菓子、ポテトチップスも燻製にすると大人の味わいに変わります。

のり塩味やコンソメ味など、もともと味のついているものを選ぶのがおすすめです。

作り方のポイント

  1. 市販のポテトチップスを燻製器の網の上に広げる
  2. 熱燻で2〜3分ほど燻せば完成

パリパリの食感はそのままに、燻製のスモーキーな香りが加わり、まるで高級な一品料理のような味わいに。

ビールやハイボールとの相性も抜群で、手軽に作れるおつまみとして重宝します。

6.キャンプの夜の決定版! アイスを乗せたい「とろける燻製バナナ」

デザート系の燻製として試してみてほしいのがバナナです。熱を加えることでバナナの甘さが引き立ち、とろりとした食感がたまらない一品となります。

作り方のポイント

  1. 皮をむいたバナナを網に乗せる
  2. 熱燻で10分ほど燻せばOK

そこに燻製の香りが加わることで、なんとも言えない複雑で奥深い味わいのスイーツが出来上がります。

温かいままアイスクリームを添えたり、チョコレートソースをかけたりするのもおすすめです。

7.焼き、蒸し、揚げに続く! 「燻す」という第4の餃子、現る

チルドや冷凍の餃子も、燻製にすると意外なおいしさを発見できます。

作り方のポイント

  1. 一度フライパンなどで焼いて火を通した餃子を、燻製器で燻す
  2. 熱燻で10分ほど、表面に燻製の香りと色をつけるだけで完成

餃子のジューシーさはそのままに、皮にスモーキーな香りが加わって、いつもとは一味違う仕上がりに。

特別な下ごしらえも不要なので、バーベキューなどの際に試してみるのも面白いかもしれません。

8.夏の定番が劇的進化! ビールが止まらなくなる「燻製枝豆」

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夏のおつまみの定番である枝豆も、燻製にすることで新しい味わいを体感できます。

作り方のポイント

  1. 塩茹でした枝豆の水分をよく切ってから、燻製器に入れる
  2. さやごと燻製すると、豆自体に程よく香りが移る
  3. 熱燻で10分から15分ほど燻せば完成

いつもの枝豆に香ばしい燻製の風味がプラスされ、ビールがさらにおいしく感じられることでしょう。

「見た目は普段と変わらないのに味が違う」というサプライズ感も楽しい一品です。

燻製に必要なアイテム

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燻製を始めるにあたって、いくつか揃えておきたい基本的なアイテムがあります。

本格的なものから家庭で代用できるものまでさまざまですが、まずは以下のものを準備しておきましょう。

燻製に必要なアイテム

  • 燻製器(スモーカー)
    煙を閉じ込めるための箱。ダンボールやフライパンでも代用可能
  • 燻煙材(スモークチップ・ウッド)
    煙を出すための木材。サクラやリンゴなど種類によって香りが異なる
  • 熱源
    チップを熱するためのコンロや電熱器など

  • 食材を乗せるためのもの。燻製器に付属していることが多い
  • アルミホイル
    肉汁や脂の受け皿、溶けやすい食材のトレイとして使う
  • 耐熱手袋
    熱い燻製器や網を安全に扱うために準備しておく
  • 温度計
    庫内の温度を正確に測り、味と安全性を管理するのに役立つ
  • トング
    食材を返したり、取り出したりする際に便利

これらが基本的なセットです。まずは身近なもので試してみて、楽しさがわかってきたら専用の道具を揃えていくのもおすすめです。

ダンボールやフライパンでもOK!燻製器なしで作る方法

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専用の燻製器がなくても、ダンボールやフライパンを使い、手軽に燻製を楽しむことができます。

ダンボールでの燻製方法

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比較的低温でじっくり燻す温燻専用のやり方です。

準備するものは以下のとおりですが、市販の「ダンボール燻製器」を使えば、必要なものが一通り揃います。

準備するもの

  • 大きめのダンボール
  • スモークウッド
  • 受け皿
  • 網を支える串
  • 消火用の水バケツ
  • 地面を保護する耐熱シート

方法

  1. ダンボールの上下に空気穴、網を置く高さに串を刺すための穴を開ける
  2. 地面に耐熱シートを敷き、その上にダンボールを設置する
  3. ダンボールの底に受け皿とスモークウッドを置き、串を貫通させて網を設置する
  4. 網に食材を乗せ、スモークウッドに着火。煙が出たら蓋を閉めて燻す

後片付けも簡単でアウトドアにおすすめですが、火を扱う上にダンボールは燃えやすいため、必ず屋外の安全な場所で行ってください。

▼ダンボールで燻製する方法についてはこちらの記事でも紹介しています!

フライパンでの燻製方法

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ご家庭のキッチンで、短時間でできる熱燻にぴったりの方法です。ご家庭にあるもの+100均でも揃えられるもので楽しめるので、非常に手軽ですよ。

準備するもの

  • 深めのフライパン
  • アルミホイル
  • スモークチップ

方法

  1. フライパンにアルミホイルとスモークチップを敷く
  2. 1の上に網を置き、好きな食材を並べる
  3. フライパンをコンロにかけ点火し、スモークチップから煙が出たら弱火にして10〜15分加熱する
  4. 火を止めてから5分ほど蓋をしたまま蒸らせば完成

煙が多く出るため、調理中は必ず換気扇を最大で回し、窓も開けるようにしましょう。

▼チップなしでも燻製をする方法もチェック!

本格的に楽しみたい方におすすめの燻製器

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手軽な方法での燻製に慣れてきたら、燻製専用の器具である「燻製器」にステップアップしてみましょう。

燻製器を使うことで温度管理が楽になり、作れる料理の幅もぐっと広がります。自分に合う一台を見つけるための選び方のポイントや、おすすめ製品を紹介します。

燻製器選びの3つのポイント

燻製器選びでは「タイプ」「使う場所」「熱源」の3つがポイントとなります。

まず、タイプは大きく分けると「鍋型」「箱型」「電気式」の3つがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。

燻製器のタイプ

  • 鍋型
    キッチンで使えるコンパクトタイプ。少量の「熱燻」向きで、初心者におすすめ。
  • 箱型
    屋外で使う大容量タイプ。「温燻」にも対応でき、吊るし燻製も可能。本格派やキャンプに最適。
  • 電気式
    火を使わず手軽で安全。温度管理も簡単なため、インドアでの使用に便利。

キッチンなどの屋内で燻製器を使う場合は、煙の少ない「鍋型」や「電気式」を選ぶといいでしょう。

一方で、庭やキャンプなどの屋外で、煙を気にせずに燻製器を使えるシーンでは、本格的な燻製ができる「箱型」が活躍します。

さらに、ご家庭のガスコンロやIH、カセットコンロ、炭火など、使いたい場所の熱源に対応しているかを確認しましょう。

例えば、キッチンのIHで使いたいならIH対応の鍋型、キャンプで使うならカセットコンロや炭火対応の箱型、といった視点で選ぶと失敗がありません。

▼燻製器の選び方についてはこちらの記事でも紹介しています!

▼燻製器を自作したい方はこちらの記事もチェック!

おすすめ燻製器【1】ドウシシャ クッカーブラック直径12cm

少量から試したい方に最適な、直径12cmのコンパクトな鍋型燻製器です。

キッチンでも場所を取らず、カセットコンロで手軽に熱燻を楽しめます。

網と受け皿も付属し、購入後すぐに始められる手頃な価格も魅力です。

スペック

  • サイズ:(約)153×153×157mm
  • 重量:(約)850g
  • セット内容:本体、ふた、網、サクラ燻製チップ

おすすめ燻製器【2】SOTO(ソト)「燻家(スモークハウス)」

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アウトドアブランドSOTOのダンボール製燻製器キットです。

網やフックも付属するうえに、繰り返し使えるので、これ一つですぐに燻製を始められます。

組み立て式でコンパクトに収納でき、キャンプでの使用に最適。安定感もあり、初心者でも安心して使えるモデルです。

SOTO
¥1,870 (2025/07/29 08:12時点 | Amazon調べ)

スペック

  • サイズ:使用時/230×230×520mm、収納時/230×400×70mm
  • 重量:520g
  • セット内容:本体、スモークウッドミニ、金棒、金網、フック、アルミ皿

おすすめ燻製器【3】サーモス「保温燻製器 イージースモーカー」

魔法びん技術を応用した画期的な燻製器です。

短時間火にかけて煙を充満させ、あとは保温容器に入れて余熱で燻します。そのため、煙が少なくキッチンで使いやすい上に、食材が硬くなりにくく、しっとり仕上がるのが魅力です。

安全性とおいしさを両立したい方にぴったりの燻製器と言えるでしょう。

スペック

  • サイズ:285×225×140mm
  • 重量:2kg
  • セット内容:本体、蓋、網、スモーキングチップ、焼き石

おすすめ燻製器【4】キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)「アドバンス 折りたたみスモーカー」

キャプテンスタッグの本格的な箱型スモーカーです。耐久性のある鋼板製ながら、折りたたんでコンパクトに収納できます。

吊るし燻製用のフックも付属するほか、温燻・熱燻に対応。

一度に多くの食材を燻製できるため、ファミリーキャンプなどで活躍します。

スペック

  • サイズ:240×255×400mm(本体のみ)
  • 重量:2.5kg
  • セット内容:本体、蓋、網、チップ容器

自分だけの燻製ライフを始めよう

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燻製は、ポイントを押さえれば誰でも楽しめる魅力的な調理法です。

「味付け」「乾燥」「燻製」の3ステップを守れば、失敗も少なくなります。

まずは下ごしらえ不要のチーズやソーセージなどから挑戦し、慣れてきたら醤油などの変わり種で新しい味を発見するのもおすすめです。

ダンボールやフライパンを使った手軽な方法から本格的な燻製器まで、楽しみ方はさまざま。この記事を参考に、ご自身のスタイルで燻製の世界に足を踏み入れてみてくださいね。

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