コッヘルのおすすめ9選!クッカーとの違いや選び方を徹底解説! 

キャンプギア

2025.03.21 投稿

コッヘルのおすすめ9選!クッカーとの違いや選び方を徹底解説! 

hayase

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「コッヘル」は、軽量で持ち運びしやすい、アウトドア向けのコンパクトな調理器具です。キャンプや登山などのアウトドアでお湯を沸かしたり、調理をしたり、さまざまな用途に使用できる便利なアイテムです。ただ、ひと口に「コッヘル」といっても、サイズ、形状、使われている素材、デザインにいたるまで種類が豊富にあります。そこで今回は、コッヘルの選び方や目的別のおすすめ商品を紹介します。

※本記事にはプロモーションが含まれます。

コッヘルとは?クッカーとの違いについても解説!

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
https://happycamper.jp/_ct/17619686/

コッヘルとは、キャンプや登山などで使われる鍋やケトルといった、携帯用の小型の調理道具のこと。「調理するもの」「調理器具」という意味を持つドイツ語である「Kocher(コッヘル)」が語源となっています。

コッヘルは野外向けの道具であることから、家庭用の調理器具と比べてつくりが頑丈で、携帯性、収納性に優れているのが特徴です。

ちなみに、医療用器具のひとつである動脈鉗子(かんし)もコッヘルと呼ばれます。

また、コッヘルは「クッカー」の名前で呼ばれることも。英語の「Cooker(クッカー)」が語源で、メーカーや商品によって表記の違いはあるものの、どちらも意味は同じです。

コッヘルの特徴

ひとくちに「コッヘル」と言っても、素材や形状によりその特徴は異なります。

ここでは素材別・形状別にコッヘルの特徴を紹介しています。

素材別の特徴

主な素材として、アルミ・チタン・ステンレスの3種類があげられます。

アルミ:扱いやすく安価

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アルミ製のコッヘルは、軽量で携帯しやすいのが特徴です。熱伝導性にも優れていて、効率良く調理できる上、焦げつきにくいのもうれしいポイント。

比較的安価で購入しやすいので、初めてコッヘルを購入する際や、複数コッヘルを揃えたい際におすすめです。

一方、やわらかい素材であるため強度が弱く、「変形しやすい」「傷つきやすい」といったデメリットもあります。

チタン:軽量かつおしゃれ

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チタン製のコッヘルは、アルミ製のものよりも軽量である上、耐久性に優れています。

熱伝導率は低く、調理中にハンドルが熱くなりにくいのも利点です。保温性も高い一方で、加熱ムラができやすいので、初心者は取扱いにくさを感じることもあります。

価格も高めですが、チタンならではの風合いがおしゃれで、アウトドア好きからは人気の高い素材です。

ステンレス:タフで手入れがしやすい

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ステンレス製の一番の魅力は、強度が高く、つくりが頑丈であること。

熱伝導率が低く、直火でも気兼ねなく調理できるのも特徴です。また、サビに強く、手入れがしやすいのも大きなメリットでしょう。

ただし、焦げつきやすいので、調理の際は注意が必要です。また、丈夫な反面、重量があり、ほかの素材に比べて軽量性は劣ります。

形状別の特徴

形状は主に、丸型・四角型・一体型(ヒートエクスチェンジャー装備型)の3つに分けられます。

丸型:最もポピュラーで扱いやすい

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コッヘルの形状といえば、家庭用の鍋やフライパンと同様に丸型が主流です。家庭用の鍋やフライパンと同じように扱えるので、使いやすさを感じられるでしょう。

商品によって径のサイズや深さが異なるので、調理したい食材やレシピに合わせて、適したサイズを選ぶのがポイント。

見慣れている、使い慣れている形状ではあるものの、パッキングするとデッドスペースができやすいため、収納に工夫が必要です。

四角型:デッドスペースが生まれにくい

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
https://happycamper.jp/_ct/17706677/

四角型のコッヘルは収納性に優れており、パッキングしやすいです。スタッキングもしやすいなど、無駄なスペースができにくいのが美点です。

丸型よりもいろいろな形の食材を入れやすく、インスタントの袋麺も割らずに投入できます。

少人数向けのタイプがほとんどであるため、大人数分の調理には向いていません。また主流の丸型に比べるとラインナップが限られ、製品の選択肢は少なめです。

一体型(ヒートエクスチェンジャー装備型):バーナー一体型で便利

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一体型(ヒートエクスチェンジャー装備型)は、丸型のコッヘルとバーナーが一体化した便利なアウトドアギアです。モンベルが国内正規販売代理店を務める「JETBOIL(ジェットボイル)」のシリーズが知られています。

熱効率に優れていて、お湯をすぐに沸かせたり、短時間で調理しやすかったりするのが特徴です。コンパクトに持ち運べるため、ソロキャンプやツーリングなどのおともにもうってつけ。

一方で、他の形状に比べて高価な点や、通常のコッヘルよりも重量がある点はデメリットと言えます。

▼「JETBOIL(ジェットボイル)」の詳しい記事はこちら!

コッヘルの選び方・ポイント

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ここではコッヘルの選び方・ポイントを紹介します。商品選びに迷ったときの参考にしてくださいね。

【1】サイズ・容量で選ぶ

コッヘルのサイズや容量は商品によってさまざまです。そのため、使用人数、調理したいものなどを考慮して、適した大きさを選ぶのがポイントです。

カップ2~3杯分のお湯を沸かす、インスタントの袋麺1人前を作るといった程度であれば、容量500~600mlのサイズが適しています。

煮込み料理、汁物などを調理する場合は、ソロキャンプでも容量900~1,000mlほどの深型タイプがあると便利です。

【2】持ち運びのしやすさで選ぶ

持ち運びやすさを重視する人は、収納性、携帯性に優れたコンパクトなコッヘルを選ぶのがおすすめです。

極力荷物を減らしたいソロキャンプ、登山、ツーリングなどでは、収納サイズに加えて、できるだけ軽量設計されているものを選ぶのもポイント

複数の種類を使い分けたいときは、スタッキングできるコッヘルをセレクトすると収納しやすく、持ち運びの際も便利です。

【3】素材で選ぶ

先の見出しでも紹介しましたが、コッヘルに使われている素材は、主にアルミ、チタン、ステンレスの3種類。

アルミは軽量で熱伝導性に優れているが変形しやすい、チタンは軽量で携帯性に優れているものの高価である、ステンレスは手入れしやすいが重たいなど、それぞれ一長一短あるため、使用シーンや用途に合わせて使い勝手のよいものを選びましょう。

価格、携帯性、取り回しのしやすさを総合的に考えると、初心者にはアルミ製のコッヘルがおすすめです。

【4】形状で選ぶ

コッヘルの形状は大きく分けると、丸型、四角型の2種類です。

日常生活で使用している鍋やフライパンと同様の感覚で使いたい人には丸型がおすすめ。主流の形状なので、ラインナップも豊富です。

一方で、収納性を重視する人には四角型が適しています。種類は多くありませんが、パッキングしやすい利点があります。

本体の形状に加えて、ハンドルが持ちやすい形状であるかもチェックするのもポイント。衛生面や調理効率も考えるなら、フタ付きのタイプを選びましょう。

【目的別】おすすめのコッヘル9選

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ここでは、使用目的に応じたコッヘルのおすすめ商品をまとめて紹介します。

一人で使用したい:「山クッカー角型3」「キャンプ プレート」がおすすめ

ソロキャンプやツーリングなどで1人で使用する場合は、コンパクトかつ軽量設計されていて携帯性に優れたコッヘルがおすすめです。

また、複数の種類を使い分けたいときは、スタッキングできるタイプが便利ですよ。

【おすすめ1】UNIFLAME(ユニフレーム)「山クッカー角型3」

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UNIFLAME(ユニフレーム)「山クッカー角型3」は、鍋2種類(径12.7×深さ7.45cm、径10.8×深さ6.4cm)、フライパン(径13×深さ3.4cm)、フタが付属するコッヘルのセットです。

すべてをスタックしてコンパクトに持ち運べるほか、携帯や保管に便利な収納袋付きで、ソロでのアウトドアに最適です。

ユニフレーム(UNIFLAME)
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スペック

  • 収納サイズ:(約)14×14.7×8.8cm
  • 重量:(約)449g
  • 容量:鍋/600ml、1,000ml
  • 主素材:アルミ
  • 形状:四角型

▼UNIFLAME(ユニフレーム)「山クッカー角型3」の詳しい記事はこちら!

【おすすめ2】UNIFLAME(ユニフレーム)「キャンプ プレート」

ライター撮影

UNIFLAME(ユニフレーム)「キャンプ プレート」は、食器としても使えるシンプルなコッヘル。広さ・深さがあるので一人鍋を楽しみたいときに便利です。

煮込むだけでなく、炒めたり、揚げたり、さまざまな調理方法に活用しやすいでしょう。同じ商品をスタッキングできるので、複数あっても持ち運びやすいのも美点です。

ユニフレーム(UNIFLAME)
¥1,970 (2025/03/11 16:52時点 | Amazon調べ)

スペック

  • 収納サイズ:(約)内径18×23×深さ4cm
  • 重量:(約)200g
  • 容量:(約)800ml
  • 主素材:ステンレス
  • 形状:丸型

▼UNIFLAME(ユニフレーム)「キャンプ プレート」についてはこちらの記事でも紹介しています!

ファミリーで使用したい:「ワッパークッカー」「アルミクッカーコンボ」がおすすめ

ファミリーで使うときは、人数に合わせて、容量が多めのセットタイプを使用するのがおすすめです。

付属品をすべてスタッキングして、コンパクトに持ち運べるものをセレクトしましょう。

【おすすめ1】snow peak(スノーピーク)「ワッパークッカー」

snow peak(スノーピーク)「ワッパークッカー」は、曲げわっぱがモチーフのユニークなコッヘル。

ソロ~デュオ向きのサイズですが、最大4合のお米を炊けるので、極力荷物を減らしたいファミリーキャンパーにもおすすめです。

スペック

  • 収納サイズ:21.8×135×143cm
  • 重量:580g
  • 容量:-
  • 主素材:アルミ
  • 形状:曲げわっぱ

▼snow peak(スノーピーク)「ワッパークッカー」についてはこちらの記事でも紹介しています。

【おすすめ2】Coleman(コールマン)「アルミクッカーコンボ」

Coleman(コールマン)
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Coleman(コールマン)「アルミクッカーコンボ」は、ポット、フライパン、ライスクッカー、ザル・軽量カップなどがひと通りそろったコッヘルのセット。

これ1つでさまざまな料理を楽しめるだけでなく、大きめサイズで複数人分の料理をまとめて作れるため、ファミリーでのアウトドアで重宝すること間違いなしです。

スペック

  • 収納サイズ:径25×20cm
  • 重量:(約)3,000g
  • 容量:-
  • 主素材:アルミ
  • 形状:丸型

▼Coleman(コールマン)「アルミクッカーコンボ」についてはこちらの記事でも紹介しています!

グループで使用したい:DOD「シカクッカーL」がおすすめ

グループでアウトドアを楽しむ際の食事作りには、大人数分を一度に調理できるコッヘルが便利です。深型タイプであれば、鍋料理や汁物をたっぷり調理できます。

グループで使用したいときにおすすめなのは、DOD(ディーオーディー)の「シカクッカーL」

キャンプで最高のひと鍋を。 4-6人分の鍋料理ができる四角い鍋。

本品は、4~6人分の鍋料理を一度に調理できる大容量の四角型コッヘルです。コンパクトなサイズの四角型コッヘルが多い中で、このサイズ感はうれしいですよね。

ハンドル部分にはシリコンのカバーが付いており、熱くなりにくいのも扱いやすいポイントです。

スペック

  • 収納サイズ:(約)22.5×24.5×14.0cm
  • 重量:(約)860g
  • 容量:5,700ml
  • 主素材:アルミ
  • 形状:四角型

▼「シカクッカー」には2~3人分の調理に適したMサイズ、ソロ~デュオ向きのSサイズのラインナップも!LとMはスタッキングできるので、2サイズをそろえるのもおすすめ。

キャンプで最高のひと鍋を。 2-3人分の鍋料理ができる四角い鍋。
キャンプ飯から熱燗まで。 ソロ&デュオキャンパーにぴったりの四角いクッカー。

▼DOD(ディーオーディー)「シカクッカー」シリーズについては、こちらの記事でも紹介しています。

荷物を少しでも軽くしたい:「チタントレック 900」「Ti U.L. Pot 900」がおすすめ

携帯性を重視するなら、チタン製のコッヘルを選ぶのがおすすめ。

価格は高めですが、ほかの素材に比べてかなり軽量なので、持ち運びに便利です。

【おすすめ1】snow peak(スノーピーク)「チタントレック 900」

ライター撮影

snow peak(スノーピーク)「チタントレック 900」は、チタン製の軽量なコッヘルです。

深型のコッヘルと、浅型コッヘルとしても使えるフタがセットになっていて、ソロ~デュオでのアウトドア向きのサイズですよ。

スペック

  • 収納サイズ:径13×14cm
  • 重量:175g
  • 容量:ポット/900ml、フタ/250ml
  • 主素材:チタニウム
  • 形状:丸型

▼snow peak(スノーピーク)「チタントレック 900」については、こちらの記事でも紹介しています。

【おすすめ2】EVERNEW(エバニュー)「Ti U.L. Pot 900」

EVERNEW(エバニュー)「Ti U.L. Pot 900」は、重量はわずか115gと超軽量なクッカーです。

厚さは驚異の0.3mmでありながら強度が高く、アウトドアでハードに使えるのも魅力。袋麺1人前をラクラク調理できるサイズで、ソロ~デュオのアウトドアで活躍します。

スペック

  • 収納サイズ:径13.6×6.4cm
  • 重量:115g
  • 容量:900ml
  • 主素材:純チタン
  • 形状:丸型

湯沸かし用に使いたい:「キャンピングケットルクッカー900ml」「JETBOIL(ジェットボイル)フラッシュ」がおすすめ

コッヘルを使用する主な目的が「お湯を沸かすこと」であれば、ケトル型のタイプや、一体型のタイプがおすすめです。

お湯を沸かすだけなのか、たまには調理をすることがあるのかなど、使用シーンをイメージしながら選んでくださいね。

【おすすめ1】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「キャンピングケットルクッカー900ml」

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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「キャンピングケットルクッカー900ml」は、ハンドルを付け替えることで、ケトル、コッヘルの2WAYで使える便利なアイテムです。

湯沸かし用にはもちろん、調理用としても使えることから、アウトドアでの料理を最大限に楽しめるでしょう。

スペック

  • 収納サイズ:本体/外径12.5×8.0cm
  • 重量:270g
  • 容量:(約)900ml(実容量:約750ml)
  • 主素材:ステンレス
  • 形状:丸型

▼CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「キャンピングケットルクッカー900ml」の愛用者レビューはこちら!

【おすすめ2】mont-bell(モンベル)「JETBOIL(ジェットボイル)フラッシュ」

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一体型のコッヘルとしてポピュラーなmont-bell(モンベル)の「JETBOIL(ジェットボイル)」シリーズ。中でも、特に湯沸かしを得意としているのが、最速沸騰モデルの「フラッシュ」です。

0.5リットルの水なら、約1分40秒で沸騰させられます。水筒のように縦に長い形状のため、ザックに収納しやすいのもポイント。

▼JETBOIL(ジェットボイル)」の詳しい記事はこちら!

用途・目的に合うコッヘルをセレクトして、アウトドア調理を楽しもう

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コッヘルは、サイズ、形状、使われている素材、デザインにいたるまで、さまざまな商品ラインナップがあります。

本記事で紹介した選び方などを参考に、使用シーンや目的に合うものをセレクトしてください。

近年は「コッヘル」よりも「クッカー」の名称で呼ばれることが多くなっているので、いろいろな商品を見てから選びたい人は、「クッカー」でも探してみるといいかもしれません。

お気に入りのコッヘルを使って、アウトドアをより楽しみましょう!

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