キャンプ飯やおつまみで人気の燻製料理。「燻製料理を手作りしてみたいけれど、難しそうなのでなかなかチャレンジできない」という人におすすめしたいのが、必要な材料をそろえるだけで、手軽に燻製を作れる燻製器(スモーカー)です。今回は、燻製器や燻製用チップのおすすめ商品をまとめて紹介します。選び方も徹底解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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- そもそも燻製とは?
- 燻製器の選び方・ポイント
- 燻製器人気おすすめ10選
- 【1】Coleman(コールマン)「コンパクトスモーカー」
- 【2】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「大型 燻製鍋(M-6548)」
- 【3】SOTO(ソト)「スモークポットCoro(コロ)ST-126TB」
- 【4】BUNDOK(バンドック)「フォールディング スモーカー(BD-495)」
- 【5】ドウシシャ「クイックスモーカー パーソナル(LCQS-PSNL)」
- 【6】SOTO(ソト)「たくみ香房(ST-129)」
- 【7】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「燻製 ビギナーセット(UG-1051)」
- 【8】LOGOS(ロゴス)「LOGOSの森林 ちょっとスモークするリッド」
- 【9】ENRO「燻製名人」
- 【10】SOTO(ソト)「燻家(スモークハウス)」
- 燻製チップのおすすめ3選
- 燻製器によくあるQ&A
- 燻製器を活用しておいしいキャンプ飯&おつまみを楽しもう!
そもそも燻製とは?
燻製とは、食材を煙でいぶして乾燥させる調理方法や、その調理を行った食品のことを指します。
食材を燻製すると水分が抜け、日持ちが良くなる利点があるので、古くでは食品の長期保存を目的に利用されていた技術でした。現代では、食品に風味づけして、おいしく食べるために利用されることが多くなっています。
なお、燻製には「熱燻」「温燻」「冷燻」の3つの方法があります。
1:熱燻(ねっくん)
熱燻(ねっくん)は80℃以上の高温にて、1時間以内に燻製する方法です。風味と香りを食材にしっかり付けられるのが特徴です。
一方で煙やニオイが出やすいため、室内での調理には不向き。キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンにおすすめです。
2:温燻(おんくん)
温燻(おんくん)は30~80℃程度の温度でじっくりといぶし、数時間〜1日かけて仕上げる方法です。
いぶす時間が長いので、できあがった食材の水分が抜けやすく、日持ちもするのが特徴。熱燻に比べると煙やニオイも出づらいため、自宅で燻製するときにもおすすめのやり方です。
3:冷燻(れいくん)
冷燻(れいくん)は熱燻や温燻と異なり、スモークチップやスモークウッドから発生する煙のみでいぶして調理する方法です。
15〜30℃程度の低温で、1日から数日、数週間、場合によっては数カ月かけて燻製し、食材を乾燥させます。一定の温度を長期間にわたって保つ場合、温度管理がなかなか難しいため、上級者向けの方法と言えるでしょう。
燻製器の選び方・ポイント
ここでは燻製器の選び方・ポイントを紹介します。商品選びに迷ったときには、ぜひ参考にしてくださいね。
【1】使用シーンや用途で選ぶ
燻製器には家庭用、アウトドア用、屋内外兼用などの種類があるので、使用シーンや用途に適したものを選びましょう。
屋外でのみ使う場合は、煙が出やすいものの、熱燻法でスピーディーに仕上げられるアウトドア専用タイプが便利。
一方、自宅とアウトドアの両方で使いたい人には屋内外兼用タイプがおすすめです。ただし、室内で使う場合は煙やニオイ対策をお忘れなく。
【2】サイズで選ぶ
燻製器のサイズは種類によってさまざまなので、燻製にしたい食材の大きさや量に適したものを選ぶのもポイントです。燻製器の幅だけでなく、深さも確認しましょう。
また、魚やベーコンのように大きめの食材、長さのある食材を燻製にしたい場合は、フックで吊り下げられるタイプが便利です。反対に、ナッツやチーズなどの小さい食材を一度にたくさん燻製にするときは、食材をのせる網の目が細かいものをセレクトするのがおすすめです。
【3】素材で選ぶ
燻製器に使われている素材は、ステンレス、鉄、ホーロー、陶器、ダンボールなど幅広いです。それぞれメリット、デメリットがあり、燻製の仕上がりも異なるので、好みや使い勝手で選びましょう。
頑丈さやお手入れのしやすさを重視するならステンレス製がおすすめですが、焦げつきやすいのが難点。手軽さ、価格の安さで選ぶなら、耐久性は劣るもののダンボール製が便利です。
【4】機能性で選ぶ
燻製をよりおいしく仕上げたい人は、燻製器の機能性もチェックしましょう。
特に、燻製をおいしく仕上げるのに欠かせない「温度管理」が徹底できる、温度計付きのモデルがおすすめ。また、チップの香りを強く出したいときは、途中でつぎ足しできる仕組みになっているタイプが便利です。
燻製器人気おすすめ10選
ここでは商品を10個紹介します。ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
【1】Coleman(コールマン)「コンパクトスモーカー」
コロンとまるいフォルムがおしゃれなコールマンの「コンパクトスモーカー」は、熱燻専用のステンレス製の燻製器です。
短時間で燻製を手作りできるので、キャンプでも大活躍します。煙が漏れにくいため、換気に気をつければ自宅でも使いやすいです。
スペック
- サイズ:(約)径235×200mm
- 重量:(約)835g
- 素材:ステンレス他
- セット内容:本体、網、収納ケース
▼コールマン(Coleman)「コンパクトスモーカー」の詳しい記事はこちら!
【2】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「大型 燻製鍋(M-6548)」
キャプテンスタッグの「大型 燻製鍋(M-6548)」は、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンで活躍してくれる鉄製の燻製器。
ふたをしたまま網を持ち上げると、チップのつぎ足しができる使い勝手の良さも魅力です。
スペック
- サイズ:(約)390×310×195mm
- 重量:(約)1,600g
- 素材:本体・ふた/鉄(錫めっき)、網・ハンドル/鉄(クロムめっき)、つまみ/天然木
- セット内容:本体、ふた、網
【3】SOTO(ソト)「スモークポットCoro(コロ)ST-126TB」
SOTO「スモークポットCoro(コロ)ST-126TB」は見た目もおしゃれな陶器製の燻製器です。
温燻法向けの燻製器ですが、煙やニオイが漏れづらく、自宅のキッチンでも手軽に燻製を手作りできるのが魅力。温度計が付属するので、温度管理がしやすいのもポイントです。
スペック
- サイズ:(約)直径230×165mm
- 重量:(約)1,560g(金網、温度計含む)
- 素材:鍋本体/耐熱陶器、ふた/磁器、金網/鉄(クロムメッキ)
- セット内容:本体、ふた、網、温度計、オリジナルレシピ集
▼SOTO「スモークポットCoro(コロ)ST-126TB」の詳しい記事はこちら!
【4】BUNDOK(バンドック)「フォールディング スモーカー(BD-495)」
BUNDOK「フォールディング スモーカー(BD-495)」は、組み立て式の燻製器です。折りたたむとスリムになるため、持ち運びや収納に便利。
高さがあり、フックも付いているので、長い食材を燻製するときにも重宝します。
スペック
- 使用時/(約)185×170×315mm、収納時/(約)175×290×65mm
- 重量:(約)1,380g
- 素材:本体・チップ皿/表面処理鋼板(亜鉛メッキ) 、底網・網・フック/スチール(クロムメッキ)
- セット内容:本体、ふた、底網、網、フック、チップ皿
【5】ドウシシャ「クイックスモーカー パーソナル(LCQS-PSNL)」
ドウシシャ「クイックスモーカー パーソナル(LCQS-PSNL)」は、熱源に固形燃料(別途用意が必要)を使用するタイプの燻製器です。
調理網は直径13cmほどで、本体のサイズもコンパクト。卓上で手軽に燻製を楽しめるほか、ソロキャンプにもおすすめできる燻製器ですよ。
スペック
- (約)153×153×157mm
- 重量:(約)850g
- 素材:網/ステンレス、ふた/ガラス
- セット内容:本体、ふた、網、サクラ燻製チップ
【6】SOTO(ソト)「たくみ香房(ST-129)」
SOTO「たくみ香房(ST-129)」は、持ち運びや保管・収納に便利な組み立て式の燻製器です。工具なしで組み立てられるので、アウトドアシーンでも活躍します。
高さがあるため、長い食材を吊り下げて燻製することも可能です。SOTOらしい、シンプルかつスタイリッシュなデザインも魅力。
スペック
- 使用時/230×230×405mm、収納時/400×230×65mm
- 重量:2,400g
- 素材:アルミニウム
- セット内容:本体、ふた、網、サクラ燻製チップ
【7】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「燻製 ビギナーセット(UG-1051)」
熱燻、温燻法、冷燻に対応しているCAPTAIN STAGの「燻製 ビギナーセット(UG-1051)」は、シーンや用途に応じて燻製方法を使い分けられる便利な燻製器です。
さらに、細かい食材を網にのせることも、長い食材を吊り下げることもできるため、食材も選ばないのがうれしいポイント。本体と底板が外れるため、途中でチップをつぎ足せるのも便利です。
スペック
- (約)270×270×320mm
- 重量:-
- 素材:-
- セット内容:本体、温度計、クイックチャッカー、軍手、レシピ本
【8】LOGOS(ロゴス)「LOGOSの森林 ちょっとスモークするリッド」
ロゴス「LOGOSの森林 ちょっとスモークするリッド」は、自宅で手軽に燻製を楽しみたい人や初心者におすすめの超コンパクトな燻製器です。
手持ちのマグカップやシェラカップの中に燻製したい食材を入れ、カップへふたをするように本品を載せて使います。携帯性に優れているので、アウトドアシーンでも活躍してくれまるでしょう。
スペック
- 使用時/(約)直径133×50mm、収納時/(約)直径133×高さ30mm
- 重量:(約)90g
- 素材:スチール
- セット内容:-
▼ロゴス「LOGOSの森林 ちょっとスモークするリッド」の詳しい記事はこちら!
【9】ENRO「燻製名人」
ENRO「燻製名人」は肉や魚をはじめ、ナッツ、スナック菓子、ジェラート、お酒など、あらゆるものを燻製できるのが特徴です。
単三電池を使用するコードレスタイプなので、屋内・屋外を問わず、手軽に燻製を楽しめます。
スペック
- サイズ:220×70×105mm(シリコンホース:長さ55cm)
- 重量:920g
- 素材:ステンレス、アルミニウム、PP、シリコーンゴム
- セット内容:本体、シリコンホース、ドリンク燻製用フタ、燻製ドーム、食材用網、掃除用ブラシ、メッシュ、ピンセット
▼ENRO「燻製名人」の詳しい記事はこちら!
【10】SOTO(ソト)「燻家(スモークハウス)」
安価で手軽に使えるダンボール製燻製器を求めている人には、SOTOの「燻家(スモークハウス)」がおすすめ。
燻製に必要なアイテムがセットになっているので、これさえあれば本格的な燻製が作れます。安価ながら、使い捨てではなく繰り返し使えるので、初めて購入する燻製器に最適です。
スペック
- サイズ:使用時/230×230×520mm、収納時/230×400×70mm
- 重量:520g
- 素材:ダンボール
- セット内容:本体、スモークウッドミニ、金棒、金網、フック、アルミ皿
▼SOTO「燻家(スモークハウス)」の詳しい記事はこちら!
燻製チップのおすすめ3選
実は、一口に「燻製チップ」といってもさまざまな種類があります。
ここでは燻製チップのおすすめを3つご紹介。使用するチップによって風味や香りが変わるので、いろいろ試してお気に入りを見つけましょう。
【1】サクラ
「サクラ」は日本ではポピュラーなスモークチップです。
強めの個性的な香りが特徴的で、どんな食材とも相性が良いうえに、熱燻、温燻、冷燻のいずれにも使えるので、迷ったらサクラを選べば間違いありません。クセのある食材もマイルドに仕上がるので、特に肉類や魚類との相性が抜群です。
【2】りんご
「りんご」のスモークチップは、マイルドで品のある甘い香りを楽しめます。
クセのない鶏肉や白身魚など淡白な味わいの食材との相性が良く、鮮やかな色づきが特徴です。香りが付きやすい熱燻、温燻に向いています。
【3】なら
「なら」のスモークチップはやさしい香りと色づきの良さが特徴です。どんな食材とも相性がいい種類ですが、食材の旨味を引き出してくれるので、特に魚やチーズなどの燻製に適しています。
味や香りのクセが比較的少ないため、初めて燻製にチャレンジする人にもおすすめです。
燻製器によくあるQ&A
Q.燻製器を自作・DIYすることはできる?
燻製器は自作することも可能です。鍋、ケーキ型、粉ふるい器、ステンレス製のボウルなど、100均でも購入できる材料を使って作れるので、低コストで燻製器を手に入れたい方は自作にチャレンジしてみるのもおすすめ。
手軽なのは、ダンボールと焼き網を使って自作する方法です。ダンボールに切り込みを入れて網を差し込むだけで、簡易的な燻製器が完成します。ダンボールは入手しやすい材料である上、組み立てると庫内が広く、燻製を一度にたくさん作れるのもうれしいポイントです。
▼一斗缶を使った燻製器の自作方法はこちら!
Q. 自宅で燻製器を使う際の注意点は?
燻製器を自宅で使用することも可能ですが、室内で調理する際に気になるのが煙やニオイです。そのため、自宅で燻製器を使うときは換気がポイント。キッチンの換気扇の下で使用し、室内に煙やニオイが充満しないように注意しましょう。
ちなみに、家庭用の燻製器の中には密閉性が高く、煙やニオイが出にくいタイプがあるものの、まったく出ないわけではないので、やはりしっかり換気することが大切です。
自宅のベランダで使用するのもひとつの方法ですが、場所によっては近隣に迷惑がかかることもあるため、あまりおすすめできません。
燻製器を活用しておいしいキャンプ飯&おつまみを楽しもう!
時間と手間がかかり、手作りするのはハードルが高いイメージがある燻製料理ですが、燻製器を使うと誰でも手軽に楽しめます。
燻製器はキャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでも大活躍します。好きな食材をたっぷり使って、おいしいキャンプ飯やおつまみを作って楽しみましょう。
煙やニオイ対策は必要なものの、自宅でも作れるので、興味がある人はぜひお試しください。