2022年に発売されたキャンプギアの中から部門ごとにナンバーワンを決定する「ハピキャン大賞2022」。その中から、「便利・快適雑貨部門」で見事に最優秀賞を獲得したのが、ベルモント製ペグ『ドラゴンステーク』です。今回はこちらのペグの魅力をたっぷりとレビューしていきます!

ベルモント製ペグ『ドラゴンステーク』を実際に使ってみました

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

早速ベルモントの『ドラゴンステーク』を実際にペグ打ちしてみたいと思います。

波の形状からすると、打ち込む時にもう少し抵抗があるのかと思いましたが、想像よりもずっとスムーズに打ち込むことができました。

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

もちろん一度打ってしまえばがっちり固定されてビクともしません。

画像13: 筆者撮影

筆者撮影

深く打ち込んでも丸穴にハンマーフックを引っ掛けることで簡単に抜くことができます。

画像14: 筆者撮影

筆者撮影

もし抵抗が強くなかなか抜けない場合は、一度矢印の方向にグッと力を加えることで、波状面の抵抗が外れ簡単に抜けました。

足を使って体重を掛けるとより簡単にできます。

画像15: 筆者撮影

筆者撮影

そのままフックを引っ掛けて引っこ抜いてもいいですし、ある程度抜けたらハンマーフックを引っ掛けてテコの原理を利用してもスムーズに抜けます。

画像16: 筆者撮影

筆者撮影

ハンマーにフックが付いていない場合は、ペグ同士を絡めて抜くことも可能です。

全体的にもう少し抵抗を感じるかと思いましたが、打ち込み・ペグ抜き共に想像以上にスムーズでした。

ただ、単体だと他のペグとの違いがわかりづらいと感じたので、筆者がいつも使用しているペグと比べてみることにしました!

ドラゴンステークとソリッドステークを比較してみました

画像: 筆者撮影 上:ソリッドステーク 下:ドラゴンステーク

筆者撮影 上:ソリッドステーク 下:ドラゴンステーク

筆者の主観になってしまいますが、ベルモント製『ドラゴンステーク』とスノーピーク製『ソリッドステーク』を比較してみたいと思います。

今回は「打ちやすさ」「固定力」「抜きやすさ」の3点を中心に比べてみました。

使用するペグはサイズの近い「ドラゴンステーク18」「ソリッドステーク20」です。

ペグ打ちとペグ抜きはスノーピークの「ペグハンマー PRO.C」を使用します。

打つ込みやすさ比べ

画像1: 筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

早速ペグ打ちしてみた所、僅かではありますが「ソリッドステーク」の方がスムーズに入っていくような感覚がありました。

とはいえ、どちらもスムーズに打ち込めることができ、ほとんど違いはないと言ってもいい位の差です。

画像17: 筆者撮影

筆者撮影

ただ、息子君がやってみた所、圧倒的に「ドラゴンステーク」の方が打ち込みやすかったようです。

理由は「ハンマーを当てる面の違い」でした。

画像: 打つ込みやすさ比べ

ハンマーを当てる面積が「ドラゴンステーク」の方が2倍近くあるので狙いやすかったようです。

小さなお子さんやペグ打ちに慣れていない方は「ドラゴンステーク」の方が狙いやすく打ち込みやすいと言えるのではないでしょうか。

固定力比べ

画像2: 筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

理論上は凸凹がある「ドラゴンステーク」の方が抵抗力がある分抜けにくいはずですが、体感では両者ともがっちり固定されていて全くビクともしません。

試しに素手で引っ張れば抜けてしまうほど柔らかい砂場で比べてみましたが、やはり体感では限界があるようで違いがあまりわかりませんでした。

固定力は数値化してみないと違いがわからないレベルだと思いますが、どちらもガッチリと固定され容易に抜けないことは間違いありません。

抜きやすさ比べ

画像3: 筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

僅かに「ドラゴンステーク」の方が引っ掛かりがあるように感じますが、矢印の方向に一回グッと力を入れると、スッと抜くことができるため、ほとんど差は感じられません。

使い慣れてしまえばドラゴンステークもソリッドステーク同様、抜きやすいと思います。

【比較結果】打ち込み力はソリッドステーク、固定力はドラゴンステーク

画像4: 筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

筆者撮影 左:ソリッドステーク 右:ドラゴンステーク

あくまでも筆者の体感ではありますが、僅かに「ソリッドステーク」の方が引っ掛かりがなく、スムーズに打ちこめて、抜くことができると感じました。

これは逆に言えば抜けにくいことを意味するので、固定力は「ドラゴンステーク」の方が上回っていると言えるのではないでしょうか。

また、ペグ打ちに慣れてない方は、打ち込む面が大きな「ドラゴンステーク」がおすすめです。

どちらにしても、大きな差があるわけではなく、両方ともに改めて素晴らしいペグだと実感する結果となりました。

『ドラゴンステーク』の気になる所は?

デメリットというほどのものは見当たりませんが、少し気になるところを最後にご紹介したいと思います。

それなりに重量がある

画像18: 筆者撮影

筆者撮影

「ドラゴンステーク」に限った話ではありませんが、鍛造で作られるスチール製のペグは強度が高い反面それなりの重さになってしまいます。

例えば一般的なタープを設営する場合、ペグは8本必要になります。「ドラゴンステーク24」は1本195gなので、総重量1560gの重さです。これに加えてテント分のペグも準備することを考えると、トータルでそれなりの重量になってしまうのが難点ですね。

サイズのバリエーションが少なめ

画像19: 筆者撮影

筆者撮影

「ドラゴンステーク」のサイズは18cm、24cmの2パターンで展開されていますが、このサイズだと大型のテントやタープだと少し不安が残ります。

30~40cm程のサイズがあると様々なサイズのタープやテントに対応可能だと考えられるので、欲を言えばもう少しバリエーションを増やして欲しいと思いました。

以上が少し気になったところになりますが、重量は鍛造ペグの宿命とも言えますし、サイズは今度の展開に期待したいところですね。

『ドラゴンステーク』は抜群の強度と固定力で初心者の方でも扱いやすいペグだった!

画像20: 筆者撮影

筆者撮影

今回は【ハピキャン大賞2022】の「便利・快適雑貨部門」でぶっちぎりで最優秀賞を受賞した、ベルモント製ペグ『ドラゴンステーク』をレビューしました。

抜群の強度で、硬い地面や柔らかい地面にも対応でき、ドラゴンの様に力強く固定できるペグです。またペグ打ちする面積が広く、小さな子供やペグ打ちに慣れていない方にも扱いやすいところも好印象でした。

審査員の方達から「これ欲しい!」という声が続出したのも頷ける逸品です。是非実際に手に取って体感してみて下さい。

画像3: ベルモント製ペグ『ドラゴンステーク』の魅力をたっぷりとご紹介【キャンプ大賞受賞商品】
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