『Puppy210』のメリットとデメリット
最後に、Puppy210を1日触ってみて感じたメリット・デメリットをお伝えしていきます。
メリット【1】ハンモックが実用的
ハンモックは展開と撤収がすぐにできるので、かなり実用的です。寝心地が良く、収納としても活かせるので、Puppy210ならではのメリットだなと感じました。
メリット【2】ボディの断熱がしっかりしている
二層断熱のボディで、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。遮音性もかなり高く、動く家のような感じで使えそうです。
メリット【3】都会でも運転できるサイズ感
Puppy210は車体の高さが2.1mですので、都会でも運転できるサイズ感です。また、駐車場や橋など高さ制限のある場所でも問題ありません。
都会に限らず、高さ制限のある橋や立体交差点も多いので、車体の高さが低いPuppy210は旅がしやすそうです!
メリット【4】コーナリングの安定感
キャブコンは風の煽りに弱くて、コーナリングでよくロールしますが、Puppy210は走りが安定しています。
また、車体が軽く加速もかなり良いほか、風でもほとんど揺れないようなので、この走行性能は一番のメリットと言えるでしょう。
デメリット【1】実用的な収納が少ない
収納スペースはあるものの、「実用的な収納」が少ない点が気になりました。
ソファの下にはかなりスペースがありますが、ソファを開ける作業が少し面倒です。セカンドシートの下の収納も、開ける際にはテーブルをずらす作業が必要になるので、何回も物を出し入れするのは大変かなと感じます。
また、キッチン周りの収納も多くないので、収納に困ってしまうかもしれません。
デメリット【2】マルチルームがない
個人的な意見としては、トイレとして使用するマルチルームが欲しかったです。車中泊でお酒を飲む人はトイレが近くなるので、マルチルームがあると便利です。
ただし、キッチン収納部分に設置できる電子レンジのオプションを、トイレのオプションに変えることもできます。
トイレのオプションをつければ、キッチンのあたりをカーテンなどで区切って、簡易的なマルチルームとして利用できそうです。
デメリット【3】ポップアップが重い
ポップアップは重さがあり、頭でおさえながら両手で上げる必要があります。
ルーフがかなり大きいので、軽キャンピングカーのように手軽に上げるのは難しそうです。
1人でポップアップを上げることは可能ですが、慣れやコツが必要です!
また、ポップアップは雨や風などに弱く、騒音もかなりします。自分はポップアップつきのキャンピングカーを持っていますが、ほとんどポップアップを上げていません。
ポップアップを上げなくても車内で快適に過ごせるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
デメリット【4】四駆の車両がない
Puppy210には四駆がありません。できるだけ背丈と床を低くしているので仕方ないのですが、雪道での運転は難しいかもしれません。
駐車や走行でのメリットがたくさんある分、四駆車両がない点や実用的な収納が少ない点はトレードオフになってしまいますね……。
トヨタ カムロードベースの新型キャンピングカー『Puppy210』はコンパクトで快適!
トヨタのカムロードをベースにしたPuppy210は、ポップアップやハンモックがあり、快適に過ごせる最新キャンピングカーです。
背丈が低く都会でも走行しやすかったり、立体駐車場にも停められたりと、使い勝手のいいサイズ感でかなり実用的ですよ!
キャンピングカーの購入を検討中の人は、ぜひ今回の記事を参考にPuppy210を検討してみてくださいね。
▼Puppy210の詳細についてはこちらの動画もチェック!