2022年に発売されたキャンプギアの中から、ジャンルごとの最強ギアを見つけ出し、世に広めるために立ち上がったキャンプ業界最大規模のアワード「ハピキャンPresents キャンプ大賞2022」。今回は、ファイヤージャンルのうちの2部門「バーナー部門」と「薪ストーブ部門」の受賞プロダクトを発表します。アウトドア業界で活躍する錚々たる審査員たちが「2022年ナンバーワン」の太鼓判を押したキャンプギアは一体どれなのか?当日の審査の模様とともにお楽しみください! 

【キャンプ大賞2022】「薪ストーブ部門:最優秀賞・優秀賞」発表!

画像5: Photographer 吉田 達史

Photographer 吉田 達史

バーナー部門に続いて、薪ストーブ部門の最優秀賞・優秀賞を発表していきます。ノミネートされたのは、サイズや素材の異なる上の4台。この部門のノミネート条件は、

A.大小かかわらずすべての薪ストーブが該当

B.2022年発売のプロダクト

となります。
では発表しましょう!4つのノミネートギアの中から、最優秀賞に選ばれたのはこちらの薪ストーブです!

【ファイヤー・オブ・ザ・イヤー2022】&【薪ストーブ部門:最優秀賞】は
Mt.SUMI「Woodstove AURA」

画像2: Photographer Keisuke Nakamura

Photographer Keisuke Nakamura

最も高得点を獲得した薪ストーブは、Mt.SUMIの「Woodstove AURA」!そして同プロダクトが「ファイヤー・オブ・ザ・イヤー2022」にも輝きました!

特性上、似通ったフォルムが多い薪ストーブの中にあって、フロントと両サイドの計3面がガラス張りのWoodstove AURAは、ひときわ存在感がありました。

「炎を楽しむことにフォーカスした」という開発者のデザインコンセプトを知り、「なるほど」と膝を打った審査員もちらほら。

フロントパネルが大きく開くので薪を投入しやすい点、鍋やスキレットが気軽に置ける広めの天板などのディテールを含め、総合的に高い評価を得ることになりました。

【製品の特徴】

2021年にMt.SUMIが発表した薪ストーブの改良再販モデル。フロントパネルと両サイドにガラス面が設けられ、炎の揺らぎを多角度から眺められるのが最大の特徴。

炎が直接煙突に吸い込まれないよう配慮した機構、2次燃焼を促す通気パーツなどを備え、炎が美しいだけでなく、煙の少ない燃焼環境も実現した。

調理を念頭に置いた機能性も秀逸。天板が広く設定されているので複数の調理器具を一度にのせることも可能で、同時調理もしやすい。

画像: 【ファイヤー・オブ・ザ・イヤー2022】&【薪ストーブ部門:最優秀賞】は Mt.SUMI「Woodstove AURA」
画像6: 【キャンプ大賞2022】審査員全員が絶賛!バーナー&薪ストーブの最優秀ギア、これを買えば間違いない!
[マウントスミ(Mt.SUMI)] アウトドア薪ストーブ オーラ WoodStove AURA SG2110AR
3面の大きなガラスで、贅沢に炎を眺めて楽しむ二次燃焼薪ストーブ。
¥59,840
2023-04-11 14:55

薪ストーブ部門:優秀賞は
テンマクデザイン「フォールディングチタンストーブ改」

画像6: Photographer 吉田 達史

Photographer 吉田 達史

煌々と輝くチタン製ボディを前に、「スタイリッシュ」という声も数多く上がったこちらの一品。ツーリングのお供としても活躍する軽量性と、見た目に違わぬ堅牢性の両立が最大の加点ポイント。

最新モデルから組み立て式(従来モデルは巻き煙突式)となった煙突パーツには、接合順に通し番号が記されているなど、ユーザーに寄り添った配慮にも審査員は感心しきりでした。

【製品の特徴】

鉄、ステンレスを中心とした建材の輸出事業を展開する鉄のスペシャリスト集団・ウインナーウェルとのコラボプロダクト。

重量はわずか2.68kg。厚さ11cmの収納ケースに収めることが可能(煙突は別梱包)で、ツーリングキャンプに最適な超軽量・コンパクトな人気薪ストーブの改良モデル。

薪ストーブの材質としては珍しいチタン製のボディは、使い込むごとに変色が進み、味のある風合いを見せる。

画像: 薪ストーブ部門:優秀賞は テンマクデザイン「フォールディングチタンストーブ改」
画像7: 【キャンプ大賞2022】審査員全員が絶賛!バーナー&薪ストーブの最優秀ギア、これを買えば間違いない!
テンマクデザイン  フォールディングチタンストーブ改
サイズ(約):幅200mm、奥行き400mm、高さ 2500mm
重量(約):本体2.68kg(収納ケース含む)
収納サイズ(約):本体:400mm×320×110mm、 煙突:420mm ∅93mm
素材:ストーブ/チタニウム、収納ケース/420Dポリエステル
付属品:張り綱ガイド(ガイラインフィクシングリング)、収納ケース×2、※張り綱とペグは別売りになります。
Made in China
¥83,600
2023-04-18 22:08

審査員たちが唸った粒揃いの薪ストーブ。紙一重の差で受賞を逃した名品ラインナップを公開!

画像7: Photographer 吉田 達史

Photographer 吉田 達史

ここからは「キャンプ大賞2022」の薪ストーブ部門にノミネートされた、その他の実力派アイテムを見ていきましょう。

薪ストーブ部門にラインナップした製品は、いずれも他者にはない独自の強みを持っており、審査員が一人でも違えばまったく別の結果になっていた可能性があります。そんな白熱の戦いを演出してくれたノミネート優秀品がコチラ!

薪ストーブ部門:ノミネート優秀品01
DOD「おとなのまきちゃん」

常にキャンパー目線に立って、ひと工夫を施したアイテムを提供してくれるDODの薪ストーブは、インパクトのあるネーミングも相まって審査員の興味を引きました。

スキレットを差し込める調理スペース、薪が燃える様子をつぶさに観察できるフロントパネル、炎を自在に操れる複数の通気口など、さまざまなギミックが盛り込まれている点は高評価。

地面と薪ストーブの間に隙間を作るためのスチール製テーブルが付属するなど、地球と財布にやさしいメーカーとしての振る舞いを称賛する声も多数飛び出しました。

画像: 薪ストーブ部門:ノミネート優秀品01 DOD「おとなのまきちゃん」
画像8: 【キャンプ大賞2022】審査員全員が絶賛!バーナー&薪ストーブの最優秀ギア、これを買えば間違いない!
おとなのまきちゃん MS1-990-BK - DOD(ディーオーディー):キャンプ用品ブランド
炎を愛でるおとなの楽しみ。 本格的だけど扱いやすいオールインワン薪ストーブ。

薪ストーブ部門:ノミネート優秀品02
FIREGRAPHIX「BLISS-mini」

シンプルなデザインが際立つコンパクトボディ。取り扱いやすさはもとより、テントサイトに映えるかわいらしい佇まいも魅力です。

審査員が注目したのは、使い勝手のよいフロントパネルのハンドル。開閉しやすく、しっかりロックできる機構が機能性を高めます。

通気量を調整して燃え方をコントロールできる構造、エアカーテン効果で炎を美しく見せる工夫なども、焚き火に精通する審査員たちを唸らせました。

画像: 薪ストーブ部門:ノミネート優秀品02 FIREGRAPHIX「BLISS-mini」
画像9: 【キャンプ大賞2022】審査員全員が絶賛!バーナー&薪ストーブの最優秀ギア、これを買えば間違いない!
BLISS-mini 薪ストーブと煙突と遮熱板とバッグの4点セット 二次燃焼 オーロラバーン ソロキャンプ テント :FG038:FIREGRAPHIX - 通販 - Yahoo!ショッピング
「BLISS-mini」はコンパクトで軽量だから、様々なシーンで手軽に薪ストーブを楽しむことができます。暖房として使用するだけでなく、焚き火台のようにオープンエアで使用し、「BLISS-mini」の美しい炎のゆらめきを楽しんでみてはいかがでしょう。薪ストーブは直火ではないので、火の粉で衣類に穴を開けたり、煙による衣服への匂い移りの心配もございません。また、焚き火よりも薪の消費量が少なく経済的です。天板の温度は最大300度(ホットプレートの「強」程度)まで上昇します。お湯を沸かすことはもちろん、メスティンを使っての炊飯、スープや煮込み料理などが可能です。また、前面の扉が簡単に外せるので、屋外であれば、炉内で8インチまでの調理器具を使用して焼き物の調理も可能です。FIREGRAPHIXの薪ストーブの最大の魅力はガラス窓が煤けにくく、美しい炎をずっと楽しめること。「BLISS-mini」は、コンパクトなボディーにも関わらず、兄弟モデル「BLISS-SP」が持つ「二次燃焼システム」と「エアカーテン」といった特別な空気の流れを生み出す機能を搭載しています。ガラス窓が煤で黒く曇りづらく、いつまでも美しい炎を見ることができます。

“本当にいいモノ”をキャンパーに届けるべく、「キャンプ大賞」はまだまだ続く…

画像: “本当にいいモノ”をキャンパーに届けるべく、「キャンプ大賞」はまだまだ続く…

「キャンプ大賞2022」のバーナー部門・薪ストーブ部門の結果はいかがだったでしょうか。すべてのノミネートギアに特筆すべき長所があるため、審査員たちにとっても非常に難しい採点になったことはご想像いただけるかと思います。

部門最優秀賞、部門優秀賞に輝いた4アイテムの素晴らしさはもちろんのこと、最終審査にまで残ったノミネート優秀品の情報や審査員の生の声が、みなさんのギア選びの指針となることを願ってやみません。

その思いを形にするためにも、ハピキャンでは今後、複数のメディアを通じてキャンプ大賞の情報を発信していくほか、さまざまなイベントでこのアワードを彩った名品を大々的に展示、紹介していく予定です。

きちんと掘り下げないと伝わらないギミックや、メーカーの熱い思いにもフォーカスし、キャンプ業界を盛り上げることができればと考えています。

「キャンプ大賞2022」の部門別最優秀賞の発表はこれからも続きます。次回は、ファニチャージャンルのテーブル部門とチェア部門の最優秀賞を発表します。

お楽しみに!

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