審査員たちを悩ませた、受賞製品にも劣らないノミネート優秀テントを公開!
ソロ・デュオテント部門の「最優秀賞」と「優秀賞」は以上となりますが、「キャンプ大賞2022」にノミネートされたその他のソロ・デュオテントもチェックしていきましょう。
ノミネートされたテントはすべて、実行委員会の議論の末に勝ち残った優秀なプロダクト。
賞の獲得は逃したものの、最優秀テントや優秀テントと比肩する品質を有しているため、審査員たちが採点時に頭を抱える姿が散見されました。
ソロ・デュオテント部門にノミネートされた製品はこちらになります。
ソロ・デュオテント部門:ノミネート優秀品01
zivetalian「蝦夷幕 壱」
「地べたスタイル」を提唱するメーカー、zivetalianが初めて展開したパップテント。サイドパネルを巻き上げることで開放感のある空間設定が可能になります。初期ロットが即完売した人気アイテムだけあって、審査員もただならぬ興味を持って細部をチェックしました。
工夫を凝らした設計が売り物で、雨が溜まらないように傾斜ができる天井、2カ所に設けられた煙突穴など、シンプルながらも使いやすい機能に高評価がつけられました。
ソロ・デュオテント部門:ノミネート優秀品02
THE FREE SPIRITS「STARS 2 JPN」
2021年の発売と同時に完売したモデル「ジェミニ」の好評を得て、既存モデルの「STARS 2」をベースに改良されたTHE FREE SPIRITSの最新テント。ジェミニ同様、「汎用性の高い快適なテント」を目指して開発されたのがこの「JPN」モデルです。
透湿性の高い素材を採用し、ドアはメッシュとナイロンの二重構造に設定するなど、日本の気候、山岳ユースを意識して作られている点に審査員が注目。多彩な工夫が施されながら5万円を切るコスパの高さも評価を集めました。
ソロ・デュオテント部門:ノミネート優秀品03
ニーモ「ダガーオズモ 2P」
スタイリッシュな外観と高い信頼性を併せ持つことで、幅広い層からの人気を博すニーモのバックパッキングテントは、広い居住空間を持ちながら、1.53kgと軽量。前室に設置された荷物を汚さずに置ける収納ポケットは、多くの審査員がその利便性を評価しました。
濡れた状態での伸縮性が従来モデルの1/3に抑えられ、たるみにくい点が特徴の独自開発のファブリック「OSMO」。雨風への高い耐性はもちろんですが、リサイクル素材を100%使用している点も、審査員たちに好印象を与えました。
ソロ・デュオテント部門:ノミネート優秀品04
ogawa 「ツインクレスタT/C」
人気のツインポールシェルターのT/Cモデルということで、旧作を知る審査員たちはその素材感を徹底チェック。ogawaが独自開発し、圧迫感のない室内空間を実現するY字ポールについては、キャンパーの間で既に評判になっており、安定の高評価が与えられました。
全体的にコンパクトながら、開放感のある広々とした空間設定が可能で、ゆったりとソロ・デュオキャンプを楽しめるメリットを指摘する声も多く、付属オプションが充実している点は機能性の評価点向上につながりました。
ニーズを的確に捉えたテントに審査員が太鼓判!次回は焚き火台No.1を発表予定
「キャンプ大賞2022」のソロ・デュオテント部門:最優秀賞は、テンマクデザインの「ホーボーズネスト2.1」に贈られることになりました。
少人数でのテントに最適なサイズ感、キャンパーのニーズを的確に捉えた機能性、そして、耐久性を考慮した素材選び……。慎重に作り込まれたその全貌が、審査員を魅了した結果だと思います。
「キャンプ大賞2022」の部門別最優秀賞とオブ・ザ・イヤー製品の発表は、まだまだ続きます。
「テントジャンル」に続いては、焚き火台や薪ストーブ、バーナーなど、“火”にまつわるアイテムにフォーカスした「ファイヤージャンル」の受賞製品を紹介していきます。お楽しみに!