FUKUが購入した「暖房用薪ストーブ」
ここからが暖房用として使用できる薪ストーブです。冬の寒さを乗り切るという重要な任務になっているのでしっかり考えて選びたいところですね。
【1】ホンマ製作所APS -48DX
まずはホンマ製作所APS -48DX。
レトロな雰囲気を醸し出す時計型という形の実力派薪ストーブです。
この時計型は日本独自の鉄板製薪ストーブの代表で、コストが安くて大きな薪が入り高火力。鍋の大きさに合わせた調理もしやすいということで、昔ながらの実用暖房器具として親しまれてきました。
その時計型薪ストーブのレトロなデザインそのままに、本体は従来よりコンパクトにしてステンレス製となり、足は伸縮式になってさらにロマンチックなガラス窓を3面につけました。
多くのキャンパーたちを魅了するモデルが、このAPS -48DXなんです。
奥行き60cmが48cmになったと言っても40cmの薪は余裕で入るので、キャンプ用薪ストーブとしては大きめな部類です。
暖かさで言うと、シェルター内がポカポカになります。そして直火調理もしやすい。
デメリットは、他のストーブと比較すると使用時と収納時のサイズが大きいことでしょうか。
大型のテントやシェルターに組み合わせるのが向いてると思いますし、100mm径の煙突はストーブ内には収納ができず別で持ち運ぶことになるので、移動する時もまた家で保管している時も何かと収納スペースを圧迫することにはなります。
このストーブを見てすごくいいと思った人は、家の中の収納場所を確保した後に買ってみると、高い満足感が得られる逸品じゃないかと思います。
【2】キャプテンスタッグかまど角型ストーブ
次はキャプテンスタッグかまど角型ストーブ。
これも割と大きめで、煙突も本間製と同じく太いですが屋外での調理と暖を取るのに向いているストーブです。
直火調理は同時に2カ所可能で、角型で大容量の燃焼室には薪がたくさん入って高火力。
素材がスチール製なのもあって、屋外で使っててもかなり暖かいです。
そして、日本の大手ブランド製にしては値段も安めです。
最新のガラス窓付きで2万円切ってますし、筆者が旧型モデルを買った時は1万円を切ってました。
テント内というよりも屋外で暖房兼調理目的に使いたい人には良い製品だと思います。
【3】soomloom(スームルーム)のDECO
続いてはsoomloom(スームルーム)のDECO。
ステンレス製で超コンパクトサイズ。調理用や天板を外して焚き火台にもなりますが、小さめなテント内なら暖房用としても使えてしまう多用途な薪ストーブです。
ここまで小さいのに、煙突は巻くタイプではなく独立してつなげるタイプ。
本来なら煙突は4本しか収納できない本体サイズですが、だんだんと細くなる煙突形状を活かして一部を重ねることで本体の中に6本収納を可能にしています。
そのおかげで、小さいのに組み立ててみると高さは165cmとなり小さめのテントなら煙突を外に出しても使えるわけです。
ちなみに同社の煙突ウォーターサーバーをつなげると高さが増しますので、大きめなテントの煙突穴でも届くようになります。
ただ、スパークアレスターという火の粉が飛び出すのを減らしてくれる煙突パーツはついていません。
薪は35cmくらいまでだとそのまま入れられます。
炎を楽しむガラス窓は大きめで両側面についています。
また、本体が小さいから不安定かなと思われがちですが、大きさの割にはどっしりとした重量があり足の広がり角度もいいので安定感はあります。
重たい分分厚いストーブですので今年一番たくさん使った機種にも関わらず、歪みは今のところ出てません。
筆者自身は今まで出会った薪ストーブの中で一番好きなモデルとなりました。
これだけの作りで15,000円切ってるコスパも魅力なので、徒歩のキャンプには向きませんが、コンパクトギアが好きな方にはおすすめしたくなりますね。
【4】soomloom(スームルーム) wintourUL2.0
続いてもsoomloom(スームルーム)の超軽量薪ストーブです。
これはまず安い。10,900円で買いました。
税抜きなら1万円切ってるという破格のストーブですが、大きな特徴はコンパクト性です。
薄型のビジネスバッグのようなケースに全て収まります。
この手のストーブは以前から色々なメーカーが出していて、軽いものだとチタン製のタイプなどがあり、soomloomの製品はこのジャンルの中では特別軽いわけではありません。
ただ、値段が極めて安いんですね。
実際の使い勝手はどうかというと40cmの薪はそのままでは入らないものの、35cmなら入ります。
巻煙突は少々面倒ですが、視聴者さんに教えてもらった伸ばし方をすると結構簡単に作ることができました。
ストーブ本体の素材が薄いのでとにかく歪みます。
これは薄型軽量の薪ストーブ共通の弱点かと思いますが、その分コンパクトになるので仕方ないと思いますね。
歪んだとしてもひどくなければ使えますし、暖房能力としては十分なレベルでした。
収納サイズが小さい薪ストーブをお探しの方には価格面も含めておすすめできると思います。
【5】3FULギアの超軽量薪ストーブ
続いては3FULギアの超軽量薪ストーブ。先程のsoomloomとジャンルは同じですね。
材質:304ステンレス鋼
重量:2460g(収納袋を含む)
梱包サイズ:45cm x 26cm x 6xm
用途:ウィンターキャンプ/テント暖房/料理
煙突の高さ:2.2m
これは、U字溝のように曲げたステンレス板に天板をはめ込む「逆かまぼこ型」のような形のストーブです。
使い勝手は先ほどのsoomloomと似ていて巻き煙突と歪みやすいこと。
ただこちらは40cmの薪がそのまま入り、重量は1.8kgとステンレス製モデルの中では軽い方なので、筆者はキャンプ用品一式とともにザックの中に入れて飛行機で北海道へ行ってキャンプをしてきました。
携帯性に優れるとともに暖かさも十分。値段は今は3万円くらいになってますけど元々2万円くらいで買えたはずなのでそのくらいであれば性能とコストのバランスは良いストーブだなと思っています。
【6】Anlik 薪ストーブ
スチール製のコンパクトな薪ストーブです。
天板の上に鍋ややかんを乗せて調理できます。一般家屋、作業場、セカンドハウス、庭先、キャンプなど、災害時の暖房、調理として役立ちます。
ストーブ両サイドにはグリットがついており、持ち運びに便利、小物の乾燥棚や補助の調理台としても使えます。本体はステンレス素材、耐久性・蓄熱性に優れています。
四本脚は折り畳めるデザイン、持ち運びや収納が快適にできます。工具なしで組み立てられるシンプル構造。脚を展開し、煙突を接続するだけで完成。
耐熱ガラス窓付きなので、薪の残量確認がしやすい、ストーブ内の炎もきれいに見えます。...
これは本体サイズが小さめで煙突は中に全て収納できて直火調理ゾーンは1箇所、小さめのガラス窓が正面に一つ。
価格は14,200円。
これはあまり個性はない。がゆえに良いとも言える。
そう普通なんです。だから割といい。
コンパクトな薪ストーブという商品でした。
ちなみに、もう少しグレードを上げたいなら5000円アップするとステンレスモデルも存在しています。
【7】soomloom(スームルーム) 薪ストーブ暖炉
最後に紹介するのは、またしてもsoomloom(スームルーム)。
有名ブランドの薪ストーブに似ていますが、どこか違う。
それは立ち姿。まるで生まれたてのバンビのようで可愛く見えてしまうこの薪ストーブ。
見た目の可愛さとは裏腹に本体はかなり分厚いステンレスでできていて、よく燃えている状態なら温かさも抜群です。
大きなテントにも対応できる煙突の高さもあります。
本体重量10キロとかなり重いですが、それだけ丈夫なのと重厚が合わさって、どっしりした見た目のストーブがいいなと思える人は買ってみて損はない製品だと思います。
今回ご紹介したもののうちいくつかは売り切れ欠品中になっていますが、どれも定期的に再入荷していますので、気になるモデルが売り切れの場合は欲しいものリストに登録しておくといいですね。