冬キャンプで活躍する石油ストーブ。ワンシーズン使うと汚れやホコリが結構気になるものです。でも「分解して掃除するのはちょっと怖い……」「手間がかかりそうで面倒だな……」そう思う人でも手軽にできるよう、今回はトヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンス方法を写真付きで分かりやすく解説します!来シーズンも安心して使うためにストーブをピカピカにして片付けましょう。

キャンパーに大人気の石油ストーブ!トヨトミ「レインボーストーブ」のおすすめモデル

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

レインボーストーブ」は、トヨトミ社のコンパクトな対流式石油ストーブ。

円柱型でコロンと丸いデザインとレインボーカラーにやさしく光るガラス外筒が特長です。

石油ストーブの中では比較的小さめのサイズ感で持ち運びしやすいため、愛用しているキャンパーも多い製品です。

とくに人気モデルの「ランタン型」や、トヨトミ社の展開するアウトドアコンセプト「GEAR MISSION」のデザインはキャンプシーンにピッタリですよ。

▼正しい石油ストーブの使い方&トヨトミの石油ストーブについては下記の記事でくわしく解説しています!

▼最新モデルのレインボーストーブは「RB-25M」

画像1: 今やるのが吉!トヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンス方法を写真付きで解説
トヨトミ 対流形 石油ストーブ (木造7畳まで/コンクリート9畳まで) 日本製 ホワイト RB-25M(W)…
お部屋全体をムラなく暖めながら、やさしい光で照らします
点火ツマミを回すだけの簡単一発点火
火力調節幅50%~100%
¥22,041
2023-02-19 22:36

▼ランタンのような形をしたレインボーストーブ「RL-25M」も人気!

画像2: 今やるのが吉!トヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンス方法を写真付きで解説
トヨトミ 対流型 石油ストーブ ランタン調 (木造7畳まで/コンクリート9畳まで) 日本製 ダークグリーン RL-25M(G)
サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.6cm
本体重量:6.2kg
油タンク容量:4.9L
暖房出力:2.50kW~1.25kW
足元を照らす暖かくて明るいランタン調レインボーストーブ
¥26,564
2023-02-19 22:38

▼無骨なデザインが人気の“GEAR MISSION”シリーズのレインボータイプ「RR-GE25」もおすすめ!

画像3: 今やるのが吉!トヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンス方法を写真付きで解説
【トヨトミ】対流式石油ストーブGEAR MISSION RR-GE25(T)コヨーテ色 日本製 【コンクリート】9畳/【木造】7畳
【トヨトミ直営】 対流式石油ストーブ(コヨーテ色) RR-GE25(T)  日本製 【コンクリート】9畳/【木造】7畳
畳数めやす :コンクリート(集合)9畳(15.0平方メートル) /木造(集合)7畳(11.5平方メートル)
暖房出力 :2.50kW~1.25kW
タンク容量: 4.9L
搭載機能: 電子点火 /対震自動消火装置 /ニオイセーブ消火 /2重タンク構造
¥49,000
2023-02-19 22:37

トヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンスをしてみよう

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

「レインボーストーブ」は、パーツが少ないシンプルな構造のためメンテナンスは比較的容易です。

まずは簡単に掃除をしてから、空焼きをしてメンテナンスをします。

事前準備

筆者の「レインボーストーブ」は、2015年製の8年目(子どもが幼いうちは出番が無かったたため、ここ数年はちゃんとした手入れの機会がなく倉庫で眠っていました……)。

【用意するもの】

  • プラスドライバー
  • 雑巾
  • ペンチ
  • 手袋 or 軍手

写真付きで解説!簡単な掃除の手順

簡単な掃除の手順は以下です。

  1. 手袋を装着し、本体が冷えていることを確認する
  2. 灯油タンクが空になっていることを確認する(残っている場合は灯油ポンプを使って抜く)
  3. 電池を取り外し、緊急消火レバーを押しておく
  4. つり手を倒し、ストッパーを逃がしながらつり手を外す
  5. 上部の天板とガラス外筒を外す
  6. ガラスのさらに下にある内炎筒を取り出す
  7. 本体下にある大きいネジ(3箇所)を外し、本体を取り外す
  8. むき出しになった箇所や外したパーツを拭き掃除する(内炎筒は穴を目詰まりさせないように気を付ける)
    • このとき、置台(本体の最下部に付属している、受け皿の部分)も本体から取り外し、たまったほこりやゴミなどを掃除機で吸い取ったり雑巾で拭き取るなどする
  9. しん調節つまみを回し、しんを出してチェック
  10. 出てきたしんにタールが付着して硬くなった部分があればペンチでほぐす(後でする空焼きメンテナンスの準備)
  11. 逆の手順で組み立てる
    • 外炎筒つまみは正面の扉から操作できる場所に設置する
    • ガラス外筒の上下に注意する(曇っている方が下)
画像4: 今やるのが吉!トヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンス方法を写真付きで解説

ここから筆者の作業手順とともに画像つきでガイドします。

1. まず手袋を装着し、本体が冷えていることを確認します

2. 灯油タンクが空になっていることを確認します(残っている場合は灯油ポンプを使って抜きましょう)

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

3. 電池を取り外し、緊急消火レバーを押しておきましょう

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

4. つり手を倒し、ストッパーを逃がしながらつり手を外します

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

5. 上部の天板とガラス外筒を外します

6. ガラスのさらに下にある内炎筒を取り出します

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

7. 本体下にある大きいネジ(3箇所)を外すと、本体が取り外せます

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

8. 内炎筒も取り外し、むき出しになった箇所や外したパーツを拭き掃除しましょう(内炎筒は穴を目詰まりさせないように気を付ける)

このとき、置台(本体の最下部に付属している、受け皿の部分)も本体から取り外し、たまったほこりやゴミなどを掃除機で吸い取ったり雑巾で拭き取るなどしましょう

9. しん調節つまみを回し、しんを出してチェック

10. 出てきたしんにタールが付着して硬くなった部分があればペンチでほぐしておきます(後でする空焼きメンテナンスの準備)

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

11. 逆の手順で組み立てます

  • ガラス外筒の上下に注意する(曇っている方が下)
  • 外炎筒つまみは正面の扉から操作できる場所に設置する
画像10: 筆者撮影

筆者撮影

空焼きメンテナンス

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

つづいて空焼きメンテナンスを行います。

シーズン終わりの片付け前には、空焼きをしてしんのお手入れをしましょう。

【空焼きの手順】

  1. 灯油を使い切った状態でストーブを点火する
  2. 灯油が空になり、炎が小さくなったらしんをいっぱいに上げて自然に消火するまで待つ
  3. 消火から2時間程度そのまま置いておく

【空焼きの注意点】

  • しんの手入れは、風があたる場所ではおこなわないでください
  • しんの手入れ中は、においがしますので、部屋の換気をしてください
  • しんの手入れ後のご使用は、しんに充分灯油がなじむよう、給油してから約20分以上待ってから点火してください
    しんに充分灯油がなじんでいないと、しん上下が重くなったり、点火や消火ができないことがあります
  • 効果のないときや、水が多量に混入している場合は、しんを取り替えてください

キャンプのために初めて石油ストーブを手に入れた人は、空焼きを知らない人も多いのではないでしょうか?

空焼きは、毎シーズンごとに使ったあとには必ず行いたいメンテナンスです。

空焼きをすることでしんに溜った不純物を取り除くことができ、来シーズンも気持ちよく使えます。

使用していて「やけに臭いな」と感じるときや「火が大きくならない」と感じたときにはたびたび行ってもいいかもしれません。

画像5: 今やるのが吉!トヨトミ「レインボーストーブ」のメンテナンス方法を写真付きで解説

灯油がなくなるときに消火せず自然に消えるのを待つだけでもOKです!

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