こんにちは、年間50日以上車中泊しているコスケです。冬の装備の中でも、とても重要なのがポータブル電源。車中泊では重宝するポータブル電源ですが、容量や使い勝手などさまざまな製品があって、どれを購入すべきか迷ってしまう人も多いでしょう。そこで今回は、私が車中泊でポータブル電源を使った経験をもとに、車中泊におすすめのポータブル電源を厳選して紹介します。

車中泊で使いやすいポータブル電源3つの選び方!サイズ・容量・出力に注目しよう

ポータブル電源は製品ごとにスペックや機能が大きく異なりますが、すべての製品が車中泊に向いているわけではありません。

車中泊で使いやすいポータブル電源のポイントとして、サイズ・容量・出力の3つがあげられます。まずは、3つのポイントについて、詳しく解説していきます。

サイズ:重さは20kgまで・大きさは最大辺50cm以下

画像: 筆者撮影 ポータブル電源を持ち上げる

筆者撮影 ポータブル電源を持ち上げる

車中泊の場合、家庭内で使う防災目的のポータブル電源とは違い、使わないときは家の中に入れ、使うときは車に持っていく必要があります。そのため、あまりに大きいサイズでは持ち運びや積載、収納などが大変になってしまいます。

車中泊では重さは20kgまで、サイズは最大辺が50cm以下のサイズ感のものが使いやすいです。

20kgがひとつの目安ではあるものの、家の中から車に積み込む際に階段の上り下りがある場合には、より軽量なサイズを選ぶといいでしょう。

軽さを求める場合、男性なら10kg程度、女性なら7kg程度までだと、使いたいときにサッと持ち運べるかと思います。

大きさは収納や車内に無理なく入るサイズであればOKですが、当然、小さければ小さいほど、収納や車内といった限られた空間を有効に使えます。

一番長い部分が50cmを超えるようなものは、車中泊では使いにくさを感じてしまいやすいので、最大辺が50cm以下のものを選ぶのがおすすめです。

容量:サイズとのバランスも考慮して500Wh〜2,000Wh

ポータブル電源の容量は、小さいものでは300Wh、大きいものだと3,000Whくらいまであります。車中泊で使いやすいポータブル電源の容量は、500Wh~2,000Wh程度です。

Whとは、一時間あたりに使える電力の量を示す数値で、300Whであれば、消費電力300Wの電化製品を1時間程度使えることになります。(実際は電力のロスがあるので、ぴったり1時間は使えません)

容量が大きければ大きいほど、たくさんの電気を使えるので、車中泊が楽になります。

しかし、基本的に容量と重量は比例するため、大容量なポータブル電源だと、サイズが大きく、重たいものになってしまいがち。目安として、1,000Whのポータブル電源で10〜13kg程度の重さのものが多いです。

一方で、300Wh程度のものだと軽くて扱いやすいですが、車中泊で使うには少し物足りなさを感じてしまいます。

容量と重さのバランスを考え、500~2,000Wを目安に選ぶのが大切です。私も、500~2,000Wh程度の容量のものをよく使っています。

出力:理想はAC出力1,500W以上、最低でも500W

画像: 筆者撮影 電子レンジをポータブル電源で動かす

筆者撮影 電子レンジをポータブル電源で動かす

ポータブル電源を選ぶ際にもう一つ気にしたいのが、出力です。出力が大きいものほど、消費電力の大きな電化製品を使うことができます。

目安として、最低でも500Wの出力ができるものが必要で、1,500Wの出力が可能なポータブル電源であれば、かなり快適に車中泊ができるでしょう。

私が車中泊でよく使っている電化製品の消費電力は以下のとおりです。

  • 扇風機 :10W〜50W
  • 電気毛布:50W〜75W
  • ポータブルIH:300W~1,000W
  • 電気ケトル:900W~1,400W
  • ドライヤー:1,200W
  • 電子レンジ:1,000W~1,200W

消費電力は製品によって異なるので上記はあくまでも目安ですが、1,200W程度の出力があれば、多くの電化製品を使えます。

家のコンセントの出力は1,500Wなので、1,500Wの出力があるポータブル電源であれば、ほぼすべての電化製品を使えるようになります。そのため、1,500W以上出力できるポータブル電源だと理想的です。

ただ、電気毛布や扇風機、ポータブルIHなど消費電力の少ない電化製品しか使わないのであれば、500Wまでしか出力できないポータブル電源でも、車中泊で十分活躍してくれると思います。

私も数年前までは、500Wのポータブル電源しか持っていませんでしたが、十分快適に車中泊楽しめました。

高出力なポータブル電源は高価格になる傾向があるので、使いたい電化製品や予算を考えて出力をチェックしましょう。

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