安すぎる!ホールアース(WHOLE EARTH)のTC二又ティピーテント『EARTH PYNOMAD』とは?
『ホールアース(WHPLE EARTH)』は1991年「地球にやさしい、体にやさしい」を基本コンセプトに、自然に興味を持ち、エコロジーを豊かさとして、ポジティブにとらえる価値観を持ったターゲットに向けたブランドとして誕生しました。
「もっと、自由に もっと、楽しく もっと、遊ぼう」
を合言葉に、ファミリーキャンプ、レジャー、ソロキャンプまで、さまざまなアウトドアシーンを支えるブランドです。
こちらが今回ご紹介するテントです。ホールアースの『EARTH PYNOMAD(アースピノマッド)』。1人用のTC製の二又ティピーテントです。
見た目もカッコいいですし、細かい仕様を見るとちゃんとしたテントに見えます。これ、Amazonでいくらだったと思いますか?
なんと、まさかの10,989円。絶句…。
一体なぜこの値段なんでしょうか。ホールアースってそこまで安いブランドじゃなかったし、幅広い層に向けたカジュアルなデザインでキャンプ用品全般を作っている総合ブランドというイメージでしたけど。
ソロ向けのややコンパクトなサイズですが、生地がポリコットンでスカート付き、インナーも付いていてメインポールサブポールともにアルミ合金製、さらにペグもアルミ製のV型という仕様になっています。
もし友達が買って「ホールアースのテントがめっちゃ値下げしてたんだよ、いくらだと思う?」とか言われたら、私の予想は19,800円でしょうか。これがホールアースではなくスームルームだとして、安くても14,800円。私の激安相場観で真面目に考えてみてもそれ以下はないなっていうイメージなので、TC製のテントが10,989円というのはかなりやばいと思いますよ。
定価がいくらなのか気になったので、ホールアースの公式サイトで調べてみました。定価はなんと、税込70,400円!
そしてホールアースのオンラインショップで日税価格を見ても、今現在、税込53,900円で売られています。つまり、驚愕の80%オフくらいで買えることになります!
もともとホールアースが5万円台で販売しようというつもりで設計・企画をしたテントだと思われますし、それが今なら10,989円で買えちゃうのは間違いないようです。
他のお店も気になってヤフーショッピングで見てみたら、他のお店でも結構値下がりしていました。15,000円前後で販売しているお店が複数あるので、これでも充分安いですよね。
ここまで安いと、もしかしたら結構な訳アリ商品かもしれませんから、今日はこのテントをしっかり試してみたいと思います。
ホールアースのTC二又ティピーテントのスペック
ホールアースのTC二又ティピーテント『EARTH PYNOMAD(アースピノマッド)』のスペックを見ていきましょう。
遮光性が高くて、頑丈で無骨な風合いを持つTC製の本格派ティピーテント。二又ポールで簡単に設営できます。そして火の粉に強いTC製で、冷気から守るウィンドスカート付き。これはこれからの秋冬シーズンにぴったりだ。
キャノピーポールも付いているから、前室設営も可能です。さらにフルメッシュのインナーテント付き。
サイズは高さ150cm。テントは四角形で、240cm四方なので、これならソロ用のサイズって感じかな。
ケースも良い感じじゃないですか。ゆとりがあって入れやすそうですね。収納したらベルトを締めてスッキリ持ち運べます。
ポールはすべてアルミ製で、軽量アルミ製のV型ペグが付いていました。二又になった分、ポールの本数は増えますが、全部合わせて総重量6kgということでそこまで重いとは感じませんでしたね。
《スペック》
- 使用時サイズ:フライシート(約)W240xD240xH150cm インナーテント(約)W220xD100xH135cm
- 収納サイズ:(約)W54xD24xH24cm
- 重量(付属品含む):(約)6.0kg
- 収容可能人数:約1人(インナーテント収容人数)
- フライシート:コットン混紡生地/ポリエステル65%、コットン35%(撥水加工)
- インナーテント:ポリエステルメッシュ
- フロア:ポリエステル(耐水圧3,000mm)
- フレーム(二又ポール):アルミ合金 / 先端パーツ1個、ポール2本(240 x 160cm.Φ16mm)
- フレーム(サブポール):アルミ合金 / 1本(L180cm.Φ16mm)
- ペグ:アルミ / 14本
- 張り綱ロープ/シングル:ポリプロピレン(自在ストッパー付き / 太さ3.0mm、長さ170cm×4pcs、長さ280cm×1pcs)
- 収納袋:コットン混紡生地/ポリエステル65%、コットン35%
ホールアースのTC二又ティピーテントを設営します
それでは設営してみましょう。ポールを2本組み立てたら、二又パーツを使ってこの2本をつなげます。
付属していたロープを伸ばして、両端にピンが付いているので、二又ポールの先端2か所にピンを挿し込みます。
三角形になったポールをテントの中に入れて立てていきます。
真ん中にポールがないのでコンパクトなテントの割に中はまあまあ広いかも。
中に入ってみると、ソロ用テントなのでこじんまりしていますが、真ん中にポールがないだけで中で動きやすくて居住性が高まっているように思います。
もう一本ポールがあるので立ててみましょう。
このポールの接続部が固くてきれいにハマりません。力を入れるとハマりますが、抜く時も力が必要です。他の箇所は大丈夫でした。
できました。中にキャンプ用品をセッティングしてみます。
ハイコットを入れると狭かったので、脚を外してローコットにしたら良い感じ。
いやー、かっこいいじゃないですか。サイズ的にはやっぱり1人用ですね。でもそんなに狭くはないですよ。真ん中にポールがない開放感はデカいですし、一人で過ごすスペースは充分あります。
何と言っても生地の質感と見た目が一万円のテントには全然見えない。他のお店でも15,000円前後で売っているので、かなり割安なTC二又ポールテントです。お得感は強いんじゃないでしょうか。
中で過ごしてみても快適ですよ。ひさしをつけると広い前室が付いているような感じなので、タープがなくても日差しはしっかり遮れるし、重さや耐水圧が低い等のデメリットもありますが、遮光性や火の粉への強さ、独特の風合い・質感はTCテントのメリットです。
お湯を沸かしてドリップコーヒーを淹れました。屋根の下で焚き火しながらのコーヒーは最高ですね!
インナーテントを付けても快適に過ごせる!
では最後にインナーテントも付けてみたいと思います。
できました。固定方法はシンプルなので難しくないと思います。やっぱり1人用のスペースですね。インナーを付けても前半分は前室になりますし、その上までひさしが伸びているので、このスタイルでも充分快適に過ごせそうです。