アウトドアブランド・SOTOが2023年5月21日、ブランド史上初のソロテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」をリリース。バーナー類はもちろん、クッカーや焚き火台など、あらゆるものづくりに並々ならぬこだわりを持つSOTOから発売される初めてのテントということで、多くのアウトドアマンが注目しているこちらの最新作。前評判は非常に高いようですが、その実力はいかに?実際に使用して、その魅力を炙り出してみました。

使ってみて実感した、リアル目線での「ホルス ソロT/C」ココがすごい!

ここからはホルス ソロT/Cの機能面を意識しながら、同モデルの強みを見つけていきます。

ココがすごい【1】陣幕の汎用性が高く、いろんな張り方が楽しめる

先にも軽く触れましたが、純正品としてホルス ソロT/Cに同梱される陣幕は張り方のバリエーションが幅広く、テントとの組み合わせ方も含め、非常に応用の効く一品です。

たとえば、風向きに応じて片側のサイドパネルだけを開放することもできますし、

画像12: 編集部撮影

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両サイドのパネルをテントと逆側に向けて張ることも可能。

画像13: 編集部撮影

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こうすることで、陣幕によって仕切られたオープンエアな二空間スタイルを楽しむこともできます。

画像14: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

複数人使いの場合でも閉塞感のない適度なプライベート空間が確保できるのは嬉しいポイントですね。

ココがすごい【2】中幕(なかまく)を利用すれば2ルーム使いも可能

画像14: 編集部撮影

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テント内部に備えている中幕(なかまく)は、ホルス ソロT/Cの前方スペースと後方スペースを3:2で分割しています。

前方スペースはリビング、後方スペースは1人用の寝室を想定した設計と思われますが、前方にはちょうどコットふたつ分が収まる(後方はコットひとつぶん)広さがあるので、リビングスペースと寝室を入れ替えて使えば、デュオキャンプでも使用できそうです。

画像: 編集部撮影 後方の寝室スペースは、ちょうどコットひとつ分の広さ。

編集部撮影

後方の寝室スペースは、ちょうどコットひとつ分の広さ。
画像: 編集部撮影 前方のリビングスペースはコットが2つ収まるので、デュオキャンプの場合はここを寝室としてもよい。

編集部撮影

前方のリビングスペースはコットが2つ収まるので、デュオキャンプの場合はここを寝室としてもよい。
画像15: 編集部撮影

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こちらは本来寝室となる後方スペースを、リビング使いした場合の写真。必要充分な広さがあります。

画像15: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

天気がよい日なら、このスタイルでまったく過不足ないですね。

ココがすごい【3】陣幕の高さが絶妙で開放感&プライベート感が両立できる

画像16: 編集部撮影

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これこそまさに設営して初めてわかるポイントですが、陣幕の高さは「プライベートを確保するのにベストなサイズ感」なんです。

たとえば、前ページで触れた【アレンジパターン4:フロントパネルを開放したオープンルーフスタイル】で設営した場合、かなりテントに近づかないと中の様子は見えません。一方で、陣幕の内側に座った場合も、絶妙サイズの壁のおかげで閉塞感はほとんどなし。

ホルス ソロT/Cに同梱される陣幕は、その緻密な高さ設定も大きな魅力。近いうち「陣幕を単体で発売してほしい」という声も上がりそうな予感がします。

画像16: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

身長184cmの僕でも、陣幕に1.2mまで近づいてようやく中の様子がわかるくらいでした。プライバシーと開放感が共存するみごとなサイズ設定だと思います。

ココがすごい【4】生地の遮光性が高く、日差しが強い日でも快適

画像17: 編集部撮影

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今回撮影に使用したホルス ソロT/Cのプロトタイプは、濃い目のグレーカラーで遮光性が抜群。日差しをしっかりシャットアウトしてくれるので、日の出が早い時期でも朝までぐっすり眠れそうです。

なお、製品版は撮影したテントのグレーよりも少し色が薄い「SOTOグレー(左)」と、「コヨーテ(右)の2色展開となっています。

画像7: 写真提供:新富士バーナー株式会社

写真提供:新富士バーナー株式会社

画像8: 写真提供:新富士バーナー株式会社

写真提供:新富士バーナー株式会社

画像17: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

もともと「夏は涼しく冬は暖かい」というのがT/C素材の特徴ですが、ホルス ソロT/Cの生地は競合製品に比べて遮光性が高めらしいので、夏はより快適かもしれませんね。

細部までチェックしてわかった「魅力的なディテール」も発表!

ここまでは、張り方のバリエーションや応用度について語っていただきましたが、最後にパーツや素材といったディテール部分に注目し、パッと見では見落としがちな魅力を教えてもらいました。

猪野さんが気に入ったディテールポイントは下記の3つ。

魅力的なディテール①:陣幕とテントの連結時も雨風を確実に防げる

画像18: 編集部撮影

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画像18: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

テントに合わせて作られた陣幕だから、連結時も風雨を確実に凌いでくれる点が◎。テントのスカートが陣幕のフラップとしても機能するので雨仕舞いの処理も安心感がありますよね。

魅力的なディテール②:欲しい位置にきちんとループやハトメがある

画像: 編集部撮影 テントをピン張りしやすいだけでなく、 雨水の逃げ道などもきちんと考慮し、ループやハトメが設けられている。

編集部撮影

テントをピン張りしやすいだけでなく、 雨水の逃げ道などもきちんと考慮し、ループやハトメが設けられている。
画像: 編集部撮影 強風の時にスカートがバタつかないように、内側で固定できるループがさりげなく配置されているのも嬉しいポイント。

編集部撮影

強風の時にスカートがバタつかないように、内側で固定できるループがさりげなく配置されているのも嬉しいポイント。
画像19: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

アタッチメントポイントが、理にかなった場所に配置されているのは嬉しいですね。用意されているループやハトメはすべて「こんな使い方をしてほしい」「こうすると便利だよ」という、メーカー側の隠しメッセージだと思えば、設営が毎回楽しみになりそうです。

魅力的なディテール③:ディテールパーツも手抜きがなく高品質

画像: 編集部撮影 適度な厚みがあり、ソリッドな印象を受ける付属の自在。熱心なファンにとっては「SOTOのロゴ入り」というだけでも所有欲が満たされるのでは?

編集部撮影

適度な厚みがあり、ソリッドな印象を受ける付属の自在。熱心なファンにとっては「SOTOのロゴ入り」というだけでも所有欲が満たされるのでは?
画像: 編集部撮影 フロントパネルのファスナーには、止水性の高いYKK製を採用。開閉が滑らかで、ファスナー表面はフラットになるため水も溜まりにくい。

編集部撮影

フロントパネルのファスナーには、止水性の高いYKK製を採用。開閉が滑らかで、ファスナー表面はフラットになるため水も溜まりにくい。
画像: 編集部撮影 ベンチレーションの立体的な立ち上げに寄与するベルトテープにはコシの強い芯材を採用。内側のメッシュもキメが細かく、虫の侵入をしっかり防いでくれる。

編集部撮影

ベンチレーションの立体的な立ち上げに寄与するベルトテープにはコシの強い芯材を採用。内側のメッシュもキメが細かく、虫の侵入をしっかり防いでくれる。
画像: 編集部撮影 必要に応じで絞りを作れるコードストッパーも要所に配置。トグルの役割も果たしてくれる。

編集部撮影

必要に応じで絞りを作れるコードストッパーも要所に配置。トグルの役割も果たしてくれる。
画像20: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!

ソロテントとしては高価格帯に位置づけられる製品ですが、細部に至るまで手を抜いた形跡がないので、購入したあとに後悔することはなさそうですね。

ホルス ソロT/Cは買って損のないハイエンドなソロテントだった!

画像9: 写真提供:新富士バーナー株式会社

写真提供:新富士バーナー株式会社

画像10: 写真提供:新富士バーナー株式会社

写真提供:新富士バーナー株式会社

画像19: 編集部撮影

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今回は、焚き火台のみならず、あらゆるキャンプギアに造詣が深い焚き火マイスター・猪野正哉さんに、ホルス ソロT/Cの基本設営からアレンジ方法、機能性、ディテールまでを細かくチェックしていただきました。

ご覧いただいた通り、ホルス ソロT/Cは前評判どおりの良作テントで、今後いろんなキャンプ場で見かけることになりそうです。

なお、ホルス ソロT/Cは現状、新富士バーナーのオンラインストアのみで販売される限定モデルとなっています。

実物に触れてみたいという人は、新富士バーナーまたはSOTOが参加しているアウトドアイベントをチェックしてみるといいかもしれませんね!

画像20: 編集部撮影

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画像21: SOTO初のテント「ホルス ソロ T/C(HORUS SOLO T/C)」がついに発売!使ってわかった最強ポイントを全公開!
【ONLINE STORE限定】HORUS SOLO T/C
コンパクトかつ設営が簡単なワンポールシェルターを軸として、充実したプライベート空間を作り出すことができる、陣幕と2本のサブポールが標準セット。 機能的かつ多様性を持つ変幻自在なシェルターはソロから複数人での使用も想定できます。シェルターと陣幕を組み合わせたスタイルで、ベンチレーターと天幕を開いた換気状態であれば、SOTO製のガス式燃焼器具を使用することができます。※写真は試作品のため実際の仕様とは異なります ※5月21日発売予定。製品の仕様は予告なく変更することがございます 製品詳細はこちら https://soto.shinfuji.co.jp/products/st-810/

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