DOD 「ぺらもえファイヤー」はコンパクトな二次燃焼焚き火台
ウサギのロゴが入った箱型の焚き火台。サイズ的にはDOD製「ぷちもえファイヤー」と「めちゃもえファイヤー」の中間です。
収納サイズ:(約)W32×D23×H3cm
重量(付属品含む):(約)1.8kg
材質:製品本体、ゴトク、テーブル:ステンレススチール、キャリーバッグ:ポリエステル
静止耐荷重:テーブル:10kg
セット内容:製品本体、バンド、ゴトク、テーブル、キャリーバッグ
※使用後は熱で変形、変色します。次回使用時は歪みを手で調整しながら組み立てを行ってください。
主にソロキャンパー向けの、コンパクトな焚き火台と言えますね。
収納サイズは32×23×3cmと、おおよそA4サイズ。かなり薄型コンパクトです。重量は1.8kgで、DODウサギロゴ入りキャリーバッグも付属します。
全てのパーツはステンレス製で、ベルクロ付きベルトで留めてキャリーバッグに納まっています。
組み立て方法を解説! わかりやすい動画もあります
計12点のパーツ。こちらを使って組み立てます。
まずはDOD公式の、組み立て動画をご確認ください。
続きまして、静止画でご説明します。組み立ての際は、怪我防止のため手袋をご使用ください。
まずテーブルのような土台のパーツの足を起こし、地面に置きます。
アウターを開き、土台の上にセットします。土台のフチの内側に、きれいにはまるようにできています。
インナーの長い壁面パーツに、底板をセット。丸い穴が空いているロストルが上、細長いスリットが入っている方が下にきます。
短い壁面パーツを、角のフックを引っかけるようにセット。
長い壁面パーツを追加。ビスやボルトのたぐいは一切なく、金属プレートのひっかけだけで組み立てます。
2枚の底板がしっかりスリットにはまるよう、気をつけながら組み立てます。何度か使用して熱が入っていると歪んでハマりにくいので、手で押さえながら組み立てましょう。
最後に短い面のパーツを、ロック部分を引っ掛けながら、赤い矢印方向に回転させるように組み上げます。これでインナーとなる箱が組み上がりました。
最初に組み立てていたアウターの中に、インナーパーツを上から挿し込んで完成。
ゴトクはスリット同士を噛み合わせるよう、井桁に組み立てて焚き火台の上に乗せます。調理をしない時は外して、失くさないようキャリーバッグにしまっておいてください。
組み立て難易度ですが、最初から箱型に組み上がっている「めちゃもえファイヤー」などと比べますと、難易度は高いと言えます。手順自体は決して難しくはありませんので、覚えてしまえばどうということはないのですが。
新品を購入したら、キャンプに持ち出す前に家で一度組み立ててみましょう。
「ぺらもえファイヤー」を使って実際に焚き火をしてみる!
焚き火台は燃やしてなんぼですので、早速火入れしてみましょう!
適当に削った木を入れて、火を着けます。もちろん着火剤を使ってもらっても、火が着けば何でも構いません。
最初は細い薪から、炎を少しずつ大きくしていきます。これは焚き火の基本通り。
薪の長さですが、一般的に売っている40cmぐらいのサイズは炉内に収まりきらず、はみ出ます。しかし決して使えないわけではありません。
はみ出る部分は燃えないというだけで、炉内にある部分はしっかり燃えます。ある程度燃えると左側が崩れるので、火ばさみで右側を炉内に導いてあげましょう。のこぎり必須ではありませんので、面倒くさがり仲間の方はご安心ください!
炉内の温度が低いうちは火がくすぶりがちで、火吹き棒で何度か送風しました。箱型のため風の影響をうけにくいのは長所ですが、定期的に送風が必要になるということでもあります。
炉の温度が上がって火の勢いが強くなってくると、薪をかなり適当に入れても燃えてくれます。これは二次燃焼の効果もありますね。このぐらい燃えていると、完全燃焼に近いので煙もあまり出ません。
美しい二次燃焼の炎の筋も、しっかり確認できます。
二次燃焼の焚き火台は熱が上方向に集中するので、あまり暖かくないのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。実際は炎がしっかり上がっていれば、横方向もそれなりに暖かいです。
ぺらもえファイヤーは炉のサイズが小さいこともあり、複数人が同時に暖を取るのは厳しいですが、一人なら冬でも十分使えます。