キャンプ歴40年の僕が手放せない一押しアイテム、それが「カーサイドオーニング」。この記事では、僕が愛用しているサイドオーニングの紹介や、メリット・デメリット、取り付け方法・展開方法もあわせてご紹介!車中泊やオートキャンプをしている方でサイドオーニングの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

サイドオーニングのメリット・デメリット

それでは、サイドオーニングのメリットとデメリットを包み隠さずお話します。

サイドオーニングのメリット

① 展開が簡単で手軽

キャンプ場に到着して数秒でサイドオーニングを展開できますので、暑い日は日陰で荷物を広げられますし、雨の日は濡れずに設営・撤収ができます。

最初に広げ、撤収の最後に収納する。その手軽さがサイドオーニングの最大のメリットです。

② 固定されているから飛ばされない・雨風が入らない

サイドオーニングは車にしっかりと固定されているので、強風で飛ばされたり、雨風が吹き込んでくることがありません。

一方、カーサイドタープは車との接続が仮設的なものなので、吸盤が外れたり、隙間から雨が吹き込んで来ることがあります。

③ かっこいい

車にサイドオーニングが装備してあると、キャンピングカーはよりキャンピングカーらしく、普通車は一気に遊び車に変わります(これは僕の見解です)。

④ 荷物を減らせる

普段車中泊をしている僕にとって、テントやタープの設営が煩わしく感じてしまうことも。設営撤収が面倒で、荷物にもなります。

その点、サイドオーニング+車中泊という選択肢が増えれば、テントを持って行く必要がなく、かさばりがちな荷物を減らすことができるんです。

⑤ ちょっとした雨の時にひさしとして利用できる

サイドオーニングは、全開にしなくても少しだけ出して使うことができます。

ひさしのように使うことができるので、旅の途中のちょっとした雨除けとして手軽に使えるのはもちろん、雨の日のワンコの散歩や足を拭くとき、ご飯をあげる時などにも使えて便利です。

サイドオーニングのデメリット

① 高価

サイドオーニングは車に装備するアイテムなだけあり、高価なものが多いです。

僕が使っているFIAMMAのサイドオーニングは、13〜18万円とカーサイドタープに比べると高価。バットウィングオーニングは僕が購入したものは4万円程度とお手軽でしたが、13万円を超えるものもあります。

② 取り付けが面倒

展開は簡単だと前述しましたが、車に取り付けるのはとても大変です。

ボディーに直接取り付ける際は穴を開ける必要がありますし、キャリアに取り付ける際は専用のブラケットが必要になります。

僕の使っているFIAMMAのサイドオーニングの場合、重量は23キロ。バットウィングオーニングも10キロあり、取り付けは1人では大変でした。

意外と知らないサイドオーニングの展開方法

昨今、サイドオーニングを広げているキャンピングカーやJeep等のSUVを見る機会は多いと思います。

ここでは、実際にどうやって展開しているのかを見てみましょう。

① サイドオーニングの場合

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

1. サイドオーニングにハンドルをセット
2. ハンドルを回しオーニングを少し出して収納されている足を出す
3. ハンドルを回してオーニングを広げる
4. 中間のたるみを張る骨を設置する

たったこれだけです。「展開に10秒」というのも納得できますよね。とにかく早くて簡単です。

4の「たるみを張る骨」はオプションで、なくても問題ありません。

注意点その1:オーニングを伸ばし切ってから足を出さない

時々キャンプ場でサイドオーニングを目一杯伸ばしてから足を出している方を見かけますが、破損の原因になりますので気をつけましょう。

幕と骨はかなりの重量があり取付部に相当な負担が掛かりますので、途中で足を出して重さを分散させる必要があるのです。

注意点その2:幕面がたるむと水が溜まりやすい

幕をすべて出してしまうと幕面がたるんでしまいますので、ハンドル半回転分戻して幕をピンと張った状態で使いましょう。

オーニングは真ん中に骨がなく水が溜まりやすい構造になっています。足を長くしたり短くしたりして勾配を作り、片側に雨水を流してやりましょう。

オプションのたるみを張る骨は、水を溜まりにくくするためのものです。

注意点その3:ペグとガイロープで風対策を

サイドオーニングは吹き上げる風に弱いので、足はしっかりとペグで固定し、ガイロープをしっかりと張って風対策をしてください。

万が一サイドオーニングが風に煽られ破損すると、収納することができなくなり、自走して帰ることができなくなってしまいます。

注意点その4:サイドオーニングの下で焚き火やBBQをしない

サイドオーニングの下で焚き火や焼肉はしないようにしましょう。素材によっては燃え移る心配もありますし、脂が飛んで付着すると匂いが取れず、広げるたびに匂いが、、、なんてことも。

注意点その5:濡れたまま収納するとカビの原因に

サイドオーニングの幕はハードカバーに守られていますが、外側の1巻目は雨が降れば濡れてしまいます。

雨の中で使った後乾き切らない内に収納するとカビの原因になりますので、使った後は展開してしっかりと乾かしましょう。

一枚目は特にまめに拭いて乾かすのがおすすめです。

注意点その6:車を動かす予定があればキャンプギアの展開に注意

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

サイドオーニングを展開してしまうと車を動かせなくなってしまいます。動かす予定がある場合は、オーニングがなくなって露天でも良い状態にしておきましょう。

椅子やテーブル、ランタンや小物は片付けておいた方が良いと思います。

② バットウィングオーニングの場合

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

  1. ソフトカバーのジッパーを開き幕を出す
  2. 4本の骨を出す
  3. 270度展開し端をキャリアに固定する
  4. 足を4ヶ所に設置

これだけです。

足は4本の骨にそれぞれ格納されているものや別れているものがありますが、ここまでで1分程でした。

こちらも早くて簡単です。

注意点はサイドオーニングと同じ

注意点はサイドオーニングと同じです。

ただ、バットウィングオーニングの幕自体はソフトカバーで覆われていてジッパーは下についているので、雨が降っても幕が濡れることはありません。

そのかわり幕の面積が多いので、使った後はしっかりと乾かす必要があります。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

バットウィングオーニングで一番心配なのは、ポールの付け根です。

展開するとき、幕と4本のポールの重みがすべてこの一点に集中するため、本体が重みで傾いてしまっているのがわかると思います。

各ポールに足を取り付けることで荷重は掛からなくなるのですが、あまりこのままで長時間放置しないように、優しく使ってやることが重要だと思っています。

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