イラストレーター・キャンプコーディネーターとして活躍するこいしゆうかさんに聞く「エコキャンプ」
イラストレーターやキャンプコーディネーターとして活躍している、こいしゆうかさん。女性が自立してキャンプを楽しむ「女子キャンプ」の提唱者でもあります。
キャンプを題材にしたイラストや漫画を多数手掛けており、キャンプを楽しむ人はもちろん、これからキャンプを楽しみたいという人からも注目を集めています!
最近では、キャンプがきっかけとなり、自然を守り、自然と共存したいと思っている人が増えているのを感じます。
そんなこいしゆうかさんが語るのは、キャンプを通して環境を考える「エコキャンプ」という
スタイル。
今回はそんな「エコキャンプ」についてお聞きしました。
環境意識を高めるカギとなるのは“キャンプでの経験”
近年、キャンプを長く楽しむ人が増えたことで、『マナーを守ってキャンプを楽しむ』という段階から『自然を永続的に守るため、自分たちにできることを模索する』という段階へステップアップ。人々の環境意識は、より具体的なものへ変わりつつあるのだそう。
例えばキャンプで一晩過ごすと、一日に排出するゴミの量や水の量が具体的にどれくらいなのか、簡単に把握することができます。その量をどうすれば少なくできるのかなと、多くのキャンパーは工夫を重ねながら、感覚を身につけているのです。
また、かっこいい・かわいいという理由だけでキャンプギアを選ぶのではなく、どれだけ自然に優しい製品なのか、フェアトレードな製品かといった基準でギアを購入する人が増えているのだとか。
水の浄化キットや生分解性のバイオプラスチック製アイテムが人気なのは、キャンプをする人の中でも、「エコキャンプ」の意識が高くなった証拠。
さらには、アメリカ大手アウトドアショップの『REI』は、リサイクル素材を使ったダウンの展開に力を入れており、その姿勢が若者からの支持を得ているのです。
世の中の空気感とともに企業側もよりサステナブルな方向に経営活動が進んでいく。そんな好循環がずっと続いていくといいですね。
高品質のエコツアー体験を提供しているグランピング施設がある!
観光客と観光地の住民が一体となり、地域の自然はもちろん、伝統文化の価値を理解し、それらを守る考えを育てる「エコツーリズム」の概念がキャンプの世界にも浸透しつつあります。
世界各国でエコツーリズム開発支援を行う一般社団法人エコロジックが富士山麓の里山にオープンしたのは、グランピング施設の『マウントフジ里山バケーション』。
多彩なエコツアーを展開しており、手付かずの自然の尊さを体感できる機会を提供しています。
マウントフジ里山バケーション
宿泊は1日限定1組で最大8人までと、限られた人数で大自然を存分に体感できる贅沢なツアープランが多数用意されています。
人気のエコバイクツアー用の『E-BIKE』は、ソーラー充電タイプでエコ。起伏の多い山道でも難なく走破する優れものです。
提供される食事は、原則、地産地消。ラウンジなどの建材には周辺地域で育った富士ヒノキが使用されています。