アウトドア情報発信Webメディア「ハピキャン」事業プロデューサーに聞いた!
名古屋テレビ放送とWebを連動させた複合型メディア「ハピキャン」の事業プロデューサーである大西真裕さんからお話しをお聞きしました!
ここ数年飛躍的に増えているのが「異業種」のキャンプ業界への参入。大きく分けると、参入方法には「コラボ型」・「リパッケージ型」・「ファクトリー型」の3種類です。
ここからは、3種類の参入方法を詳しくお伝えします。
「コラボ型」は互いの経験を生かす!
「コラボ型」は、ブランド力を持っている企業とアウトドアメーカーがタッグを組み、互いのブランド力を高めながら付加価値のある製品を生み出すこと。
異業種企業とタッグを組むことで、お互いが培ってきた技術を使い、他社が真似できないようなアイテムを開発・販売することができます。
今までは人気ブランド同士のコラボが多かったのですが、異業種企業側の技術力や特徴をうまく生かしたアウトドア用品にも注目が集まっています。
コラボ型の例1:ノルディスク×カイハラ『アスガルド 7.1 デニム』
『アスガルド7.1 デニム』は、100年以上の歴史を持つ広島県のデニムメーカー・カイハラとノルディスクがコラボした製品。
TCコットンを染めて、デニム特有の素材感を再現しているスペシャルなテントです。
コラボ型の例2:DOD×ユニバーサルホーム『キャンパーの住みか』
注文住宅メーカーのユニバーサルホームは、アウトドアブランドのDODとコラボし、キャンパーのニーズに特化した住宅『キャンパーの住みか』を開発。
キャンプギアのメンテナンスやキャンプの準備がしやすいアトリエ空間、ギアを日常使いできる工夫、見せる収納が特徴の住宅です。
すでにあるものをアレンジして提供する「リパッケージ型」
「リパッケージ型」は、これまでアウトドアと接点がなかった異業種メーカーが、既存の自社製品をアウトドア用に最適化して打ち出す方法です。
カッターナイフで有名なメーカー『オルファ』が、アウトドア用のナイフシリーズを展開しているのが代表的な例。大規模にアウトドア業界へ打って出ようとする勢力も増加中です。
リパッケージ型の例1:ヤマト『アウトドアテープ』
『アウトドアテープ』は、文具メーカーであるヤマトが持つ接着剤や接着テープの技術を用いたテープ。携帯性の高さに優れ、手で切れる使いやすさ、強い接着力が魅力です。
テントやタープ、シューズなどの一時補修にも利用でき、ゴミ袋の固定にも力を発揮してくれます。
リパッケージ型の例2:オルファワークス『アウトドアナイフ サンガ』
こちらは、高品質なカッターを生み出し続けるオルファがその技術を惜しみなく投入して作り上げた『アウトドアナイフ サンガ』です。
職人が研ぎ上げた3.2mmの頑強な刃は、バドニングにも耐えるほど。背の部分はファイヤースターターとしても使用できます。
リパッケージ型の例3:岡山パールライス『キャンプライス』
岡山県産あきたこまちの無洗米を使用し、扱いやすく省スペースを意識して作られた『キャンプライス』は、150g(約1合)ずつにパッケージングされているので、ソロキャンプにもピッタリ。
また、スタイリッシュなデザインのパッケージは、米を取り出したのち、計量カップとしても使えるのが◎!