『ICEBERG』ポータブル冷蔵庫の気になるポイント
少し使ってみて気になる点がありましたので、3つご紹介します。
起動音は個人的に気になるレベル
先程、電源オンと同時にファンがフル回転していました。
カタログに記載されている音の大きさは40dB(デシベル)。「市内の深夜」や「図書館」程度で、「聞こえる会話に支障なし」というレベルです。
例えるならデスクトップPC起動時のファンの音と同じくらい。個人的には寝室に置くと気になって眠れないレベルです。
温度設定を弱くしてみたり、半日程度連続稼働してみましたが、電源がオンの間は常にファンがフル回転する仕様のようです。
一般的にペルチェ式は15〜20dBが標準のようですが、こちらは40dB。
ペルチェ式ということでしたので消音性を期待していただけに、少し残念なポイントです。
ポータブル電源「PowerArQ」と色味が違う
『SmartTap/PowerArQポータブル電源626Wh』と並べてみました。同じオリーブトラブのカラーですが少し色味が違います。
『SmartTap/PowerArQポータブル電源626Wh』
- 価格:66,000円(税込み)
- カラー:オリーブトラブ
同じカラーでも色味が異なることは公式にも記載がありましたが、色味は統一してほしかったところ(他のカラーはわかりません)。
バリや質感の安っぽさは残念
他に気になった点は、全体的にバリが目立ちます。もちろん引っ掛けて怪我をするほどではないですが……。
ポータブル電源と比較すると使用している材料も違うのか、安っぽい感じが否めません。
耐久性はまだわかりませんが、プラスチッキーな質感は少し残念に感じます。
『ICEBERG』ポータブル冷蔵庫の冷却性能をチェック
最後に、冷却性能を確認してみましょう!
前の方が冷えやすい仕組み
ペルチェ式の仕様上、前部の方が冷えやすい(加熱モードの時は温まりやすい)ようです。
庫内の温度と水温の変化をチェック
温度計と常温の水を中に入れ、30分毎にそれぞれ温度を計測します。
AC電源を利用して、COOLモードで一番冷却能力の高い目盛り「6」で計測します。
部屋の中なので直射日光はありません。
30分毎に3時間計測した結果は以下の通り!
0分 | 30分 | 60分 | 90分 | 120分 | 150分 | 180分 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
庫内温度 | 30.1℃ | 15.1℃ | 10.3℃ | 8.6℃ | 7.1℃ | −℃ | 5.9℃ |
水温 | 26.2℃ | 24.8℃ | 22.5℃ | 20.3℃ | 17.9℃ | −℃ | 14.4℃ |
外気温 | 29.4℃ | 29.5℃ | 29.1℃ | 28.7℃ | 27.9℃ | −℃ | 28.3℃ |
このあと継続して6時間まで計測したところ、庫内3.3℃、水温8.3℃でした。
水温がなかなか下がらない印象です。
ペットボトルを配置する場所が後ろ過ぎたのかもしれませんね。
アウトドアにマッチするポータブル冷蔵庫『ICEBERG』! 他の機器との組み合わせも楽しみ
以上、ポータブル電源『PowerArQ』の姉妹ブランド『ICEBERG』から販売されているポータブル冷蔵庫の開封レビューでした。
これまでになかったアウトドアに馴染むデザインということで、キャンプに持っていくのが楽しみです。
すでにポータブル電源『PowerArQ』をお持ちの方はもとより、ポータブル冷蔵庫の購入を検討している方は参考にしてみてください!