FLEXの凄腕広報 荒さんに聞いた「リノカの人気の秘密」
「ステータスシンボルとしてのクルマではなく、乗っていて心地いい、ずっと乗っていたくなる、ずっと変わらない安心感。そういうのを求めてそれぞれのライフスタイルに根付いたクルマを求める時代になったのかもしれない。」筆者はそんな風に考えるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
海から山から、ダートから雪山まで、どこにでもアクティブに出かけるフレックスの凄腕広報・荒さんにお話を伺ってきました。
荒さん、こんにちは。最近よく街やキャンプに行く途中でリノカを見かけたりと、リノカがとても流行ってきているように感じますが、実際に現場ではどんな感じでしょうか?
元々ランクルやハイエースは頑丈な車、積載量が多いというのもあってアウトドアブームでリノカを購入する人が増えてますね。でも元々クルマが好きという方もたくさんいます。そういう方はもちろん、流行に敏感な方が長く愛せる一台を探してリノカに行き着いてくれていたら嬉しいですね。
リノカを購入されるはどんな方が多いですか?
圧倒的な積載量と乗車人数が欲しくてハイエースワイドベースを買われる方もいれば、居住環境の問題や奥様がメインで運転する方はハイエースのナローを選ぶ人が多いですね。ハイエースのリノカでいうと最初はコーストライン(ハイエースワイド)の方をみられる方が多いみたいです。
コーストラインはナローと比べると幅があって、ワイルド感たっぷりで迫力があってかっこいいですよね。実際どちらが人気ですか?
「街乗りが多いから」「そんなに大きくなくても」という方は必然的にコーストラインナローという流れになりますね。逆に大人数で山や海に出かけることが多いという人はハイエースワイドのコーストラインを選ぶ方が多いです。
二駆と四駆だとどちらを選ぶ方が多いですか?
例えばどうしてもディーゼル四駆がいいという人もいれば、お財布と相談して2リッターの二駆でいいという人もいますよね。
普段どんなところで使うのかによります。ハイエースの2WDはFR駆動ですので、四駆の方が雪道やぬかるんだ道でも安心ですからね。
ランクルの中で人気のリノカはどのモデルですか?
やっぱり106が人気強いですね。ランクル80だと車体そのものがビンテージモデルになりつつあるので、市場的に在庫も少ないんですよ。市場在庫が多いランクル100で60(ロクマル)フェイスにする106(イチマルロク)の人気は高いですね。
106(イチマルロク)とは、ランクル100をベースにリノベーションしたリノカのモデル名称。ベース車両はランドクルザー100系。見た目をランクル60(ロクマル)フェイスにしたものです。
やはりランクルの人気はすごい!何十万kmと走れる頑丈さは安心して乗れる条件。部品の調達がしやすいのも長く乗り続けられる理由の一つ。
そんな車がリノベーションされて「いい感じ」の見た目に。これだけ手をかけられたクルマなら大人の遊びゴコロが刺激されちゃいますよね。
人気の秘密はみんな納得の積載量
ハイエースはもちろん、ランクルも荷室の広さが魅力的。ベッドキットを取りつければどこにでも身軽に旅ができてしまうのもこの車種ならでは。
キャンプだけでなく、スキーやスノーボード、SUPやカヤックなど、いろんな場所でいろんなことにチャレンジする余裕が生まれるのもハイエースやランクルだからこそ。
人生まるごと楽しめるようになる、抜群の積載量です。
その圧倒的な広さを数値化してみると…
ハイエースワイドのコーストラインを100とした時の他の車種の積載量を数値化してみました。車選びの参考にどうぞ。
名称 | 読み | ベース車両 | 積載量 |
---|---|---|---|
Coast Line | コーストライン | ハイエースワイド | 100 |
Coast Line Narrow | コストラインナロー | ハイエースナロー | 80 |
American Classic | アメリカンクラシック | ランクル95プラド | 60 |
COLOR BOMB | カラーボム | ランクル95プラド | 60 |
Phoenix | フェニックス | ランクル80 | 70 |
WONDER | ワンダー | ランクル80 | 70 |
106 | イチマルロク | ランクル100 | 70 |
EURO BOX | ユーロボックス | プロボックス | 30 |
MOL【最新モデル】 | モル | タウンエース | 50 |
圧倒的な積載量のハイエース。これを基準に考えると他がどれも小さく見えてしまうかもしれませんね。悪路の走破性、積載量、車の頑丈さの総合的なバランスでいくと、やはりランクルが一番でしょうか。
どれを選んでも週末が待ち遠しくなるのは間違いなさそうです!