車中泊専用スポットとして注目を集める『RVパーク』。ただ「名前は聞いたことあるけど、どんな場所かイメージがつかない」という人も少なくないはず。そこで今回は、RVパークの利用方法や特徴などを解説します!車中泊キャンパーである筆者おすすめのRVパークも紹介しているので、ぜひご覧ください。

RVパークの概要 車中泊をする時の料金や予約方法などチェック

まずは、RVパークの概要について解説します。

実は、駐車スペースがあればどこでもRVパークとして開設できるわけではなく、RVパークには一定の要件が定められています。RVパークを利用する前に、RVパークとはどんな場所かをチェックしておきましょう!

RVパークとはどんなところ?

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

RVパークとは、日本RV協会が「快適に安心して車中泊が出来る場所」を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設のこと。

最近は徐々に注目度がアップし、温泉施設や旅館、道の駅など、いろいろな施設でRVパークの設置が進んでいます。2021年10月には、全国で8か所ものRVパークが新規オープンされたほど。車中泊の人気の高さがうかがえますね!

RVパークはキャンピングカーだけでなく、一般の車でも利用が可能です。そのため、車中泊をする人であれば誰でも利用することができますよ。

また、RVパークの場所はくるま旅クラブの公式サイトで検索できます。都道府県ごとや施設の特徴、駐車可能車両などの項目での絞り込み検索も可能。

あなたがお住まいの地域にも、RVパークが設置されているかもしれませんよ!

RVパークの定義とは?

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

RVパークとして認定されるには、日本RV協会が設定した条件を満たしている必要があります。これにより、RVパークはただの駐車スペースではなく「快適に安心して過ごせる車中泊スポット」として成り立っています。

日本RV協会が設定した条件は、以下の8項目。

1. 4m×7m程度の駐車スペース
2. 一週間程度の滞在が可能
3. 24時間利用可能なトイレ
4. 100V電源が使用可能
5. 入浴施設が施設内、または15km圏内にある
6. ゴミ処理が可能
7. 入退場制限が緩やかで予約が必須ではないこと
8. RVパークの看板を設置すること

さらに、RVパークとして認定されるには上記の条件のほかに申請料30,000円と、年間登録料10,000円が必要とのこと。

くるま旅クラブの公式サイトを確認すると、RVパークの候補地を随時募集していました。今後もRVパークはどんどん増えていくことが予想されます!

車中泊専用スポット『RVパーク』の利用方法を解説! 予約方法や電源の使い方など

ここからは、RVパークの利用方法をお伝えします。

RVパークを利用するのに難しいことは一切ありません!基本的なルールさえ押さえておけば、誰でも快適な車中泊を楽しむことができますよ。

予約は必須ではない

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

RVパークは、基本的には予約なしで利用が可能。

ただし、一部のRVパークでは予約が必須となっている場合があります。そのため、利用する予定のRVパークで予約が必要かどうかは事前に確認をしておきましょう。

また、観光スポット周辺やレジャー施設内など、休日に混みあう可能性が高いRVパークについては、予約なしで行くと満車で利用できないことも。予約なしで利用可能なRVパークであっても、休日や連休中などに利用する場合は事前に予約しておくことをおすすめします。

予約方法はRVパークごとに異なり、webで空き状況の確認から予約まで可能なRVパークもあれば、電話予約のみのRVパークもあります。

各RVパークの予約方法についてはくるま旅クラブの公式サイトから確認できるので、こちらも事前にチェックしておきましょう。

受付での利用規約の確認は必須

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

RVパークに到着したら、まずは受付を行います。受付では利用料金の支払いを済ませたのち、利用規約の確認などが行われます。

注意点として、RVパークごとに細かい利用方法が異なるため、利用規約はしっかりと確認しておきましょう。

例えば、RVパークはゴミ処理が可能であることが条件となっていますが、有料か無料かについてはRVパークごとに異なります。また、100Vの電源についても、別途使用料がかかる場合があります。

そのほかにもいろいろな利用方法の違いがありますので、RVパークに到着したら、まずは受付で利用規約の確認を行いましょう。

電源はボックスの中に設置されている

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

RVパークでは、100Vの電源を利用することが可能です。すでにお伝えしましたが、電源使用料がかかるかどうかは施設により異なるので事前に確認しておきましょう。

100Vの電源は、駐車スペースのすぐ近くのボックス内に設置されています。ボックスには鍵がかけられていることがほとんど。鍵は管理者の方が開けてくれる場合や利用者に鍵が渡される場合など、施設によって異なります。

電源は1口または2口であることが多いです。キャンピングカーに直接つないで充電をする人や、車内で使う電化製品をつなぐ人など、使用方法はさまざま。

ただ、使用する電化製品によっては、電源ボックスまでコードが届かない場合も考えられます。電化製品を利用する頻度が多い人は、コードリールを用意しておくと安心ですよ。

画像1: 全国のおすすめRVパークを紹介!利用方法や料金も解説【RVパーク車中泊方法&おすすめ6選】
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2021-12-03 15:42

駐車スペース内では椅子やテーブルの使用が可能

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

RVパークは単なる駐車スペースではなく、快適に過ごせることも特徴です。

その特徴の1つとして、基本的に駐車スペース内であれば椅子やテーブルを広げることができます。場所によっては、サイドオーニングやタープの展開が許可されていることも。

日中はキャンプのような雰囲気を楽しみ、夜は車内でゆっくりするといった過ごし方も可能ですよ!

車内での火を使った調理は可能

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

くるま旅クラブの公式サイトによると、RVパークは「キャンピングカーオーナーをはじめとする車中泊ファンに提供する車中泊システム」とのこと。キャンピングカーでの利用が想定されている施設であることがわかりますね。

キャンピングカーとして登録されるにはいくつかの条件がありますが、そのうちの1つに「コンロなどにより炊事を行うことができること」というものがあります。そのため、RVパークでは、車内であれば火を使った調理が許可されています。

ただし、車外においては火気厳禁となっているRVパークが多いです。

車外に椅子やテーブルを広げることができるのでうっかり火を使ってしまいそうになりますが、ルール違反をしないよう気を付けてくださいね。

画像2: 全国のおすすめRVパークを紹介!利用方法や料金も解説【RVパーク車中泊方法&おすすめ6選】
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