車中泊に最適な車の選び方番外編! プラスαのポイントやベッドキットなどにも注目
大切な基準やおすすめの車種がわかっても「まだどの車種にすべきか迷ってしまう…」という人もいるはず。
そこで、ここからは少し違った視点で、車中泊で使う車を選ぶときのポイントをご紹介していきます。
プラスαはの着目点で、よりお気に入りの車種を探し出しましょう!
車中泊に最適な車の選び方番外編【1】商用車か乗用車のどちらを選ぶか迷ったら
ここまでにご紹介した選び方では、「寝床の広さ」・「室内の高さ」・「床がフラットになるか」の3点に着目してきました。これらの3点を基準に車を選ぶと、商用車がピッタリであることがほとんどです。
商用車はその名の通り、商用利用が主な目的。
荷物の運搬が前提で作られており、荷室が広く、床がフラットとなっています。そのため、商用車は上記に示した3点を満たしやすくなっています。
ただし、商用車のデメリットとしては、乗用車と比べると乗り心地が劣ってしまうこと。
商用車は荷物の運搬が前提であるため、多くの荷物を積んでも車体が沈みこまないよう、足回りが硬めに設定されています。あまり荷物を積まない状態で運転をすると、段差を通過するときなどは、床からの衝撃を感じやすいです。
また、商用車は車内の静粛性も、乗用車と比べると劣ります。商用車は荷物の運搬が主な目的であるため、エンジン音の静粛性能はあまり重要視されていません。
以上のことから、筆者が考える、「車中泊で使う車として商用車と乗用車のどちらを選ぶか」の基準は以下の通りです。
- 商用車:車中泊の頻度が多く、車内で広々と快適に過ごしたい人向け
- 乗用車:車中泊の頻度が少なく、日常での使用(通勤など)やドライブでの使用がメインの人向け
商用車か乗用車のどちらを選ぶか迷ったら、上記の基準も参考にしてみてくださいね。
車中泊に最適な車の選び方番外編【2】社外品の充実度も注目しておきたいポイント
車中泊で使う車を選ぶときに、さらに注目しておきたいポイントが社外品の充実度です。
サンシェードや網戸、さらにはインテリアのカスタム製品など、車種によっては社外品の充実度がかなり高いものも。
その中から今回ご紹介するのは、MGR Customsの『ベッドキット』です。
MGR Customsはベッドキットの専門店で、数多くの車種に合わせたベッドキットを作成しています。
筆者は、スズキのスペーシアカスタムで車中泊をしているYouTubeチャンネルで、MGR Customsのベッドキットを知りました。
このベッドキットを使用すれば、乗用車の快適な乗り心地を手に入れつつ、フラットな床での快適な車中泊も楽しめます。
また、車内すべてをフラットな居住空間にしたり、運転席だけ残して助手席側だけベッドモードにしたりと、車内アレンジも可能。ベッドキットの下は積載スペースとして利用できるので、車内のスペースを無駄なく使えるのもポイントです。
商用車か乗用車か決められないという人は、ベッドキットが用意されている車種を選択するという方法もアリかもしれませんよ。
▼MGR Customs
車中泊に軽自動車がおすすめな理由3選
車中泊に軽自動車がおすすめな理由1:維持費を抑えられる
車中泊に軽自動車がおすすめな理由、1つめは維持費を抑えられることです。
まず、普通車に比べて軽自動車は自動車税が安いのが特徴。排気量が1,000cc以下の普通車の自動車税は年間29,500円であるのに対し、軽自動車は年間10,800円と、その差は18,700円にもなります。
また、軽自動車は一般的に燃費が良いとされており、ガソリン代などランニングコストの面でも優秀です。
車中泊に軽自動車がおすすめな理由2:運転がしやすい
車中泊に軽自動車がおすすめな理由、2つめは運転がしやすいことです。
軽自動車は小回りが利きやすいため、街中での右左折や駐車場内での切り返しなどがスムーズ。また、軽自動車はコンパクトなつくりであるため、狭い道の運転も安心です。
車中泊にあこがれているけど運転に自信がない人には、軽自動車がピッタリですよ!
車中泊に軽自動車がおすすめな理由3:駐車スペースが探しやすい
車中泊に軽自動車がおすすめな理由、3つめは駐車がしやすいことです。
例えば、バンライフでよく目にするハイエースやキャラバンは、車内空間の広さが魅力の1つ。しかし、車体も大きくなるために、立体駐車場の高さ制限に引っかかってしまうことも少なくありません。
また、駐車場に入れたとしても、駐車スペースが狭く駐車に苦労する可能性も考えられます。
軽自動車であれば、駐車スペースが狭くて足りないという事態は起こりません。運転に自信がない人でも、軽自動車であれば駐車のハードルが低くなります。