最近の車中泊ブームで、北海道でも車中泊を楽しむ人が増えており、春から秋にかけて、あちこちで車中泊をしている車やキャンピングカーを見かけます。しかし、これからの季節、北海道には厳しく寒い冬が到来。「冬の車中泊はやめておこう…」という人がいる一方で、中には「あえて冬の北海道で車中泊をしてみたい」と考えている人もいるかもしれません。そこで今回は、北海道で車中泊をしている筆者が、冬の北海道で車中泊をする際に気をつけたいことや、必要な道具などについて紹介していきます。

冬の北海道では車中泊する場所にも要注意!向いている場所と向いてない場所

冬の北海道では、車中泊をする場所にも注意が必要です。

道の駅やオートキャンプ場、RVパークなどを車中泊場所として考えている方が多いかもしれません。しかし、北海道では、冬以外の時期と同じように施設が利用できるわけではありません。

ここからは、冬の北海道で車中泊の場所選びをするときのポイントを解説していきます。

1.冬の北海道は車中泊できる場所が少ない

北海道のRVパークやオートキャンプ場は、冬には閉鎖されるところがほとんどです。なので、冬は夏のように車中泊できる場所が沢山あるわけではありません。

公園や屋外トイレも閉鎖される場所が多いです。事前に営業しているか確認し、どこで車中泊をするか決めておきましょう。

2.車中泊可能な道の駅や有料駐車場が使いやすい

私は冬の車中泊の場合、道の駅や車中泊可能な有料駐車場を利用することが多いです。

たとえば、阿寒の道の駅は車中泊専用スペースが設けられています。また、函館や釧路など人口の多いところでは、有料ではあるものの、車中泊OKでトイレもある駐車場があります。

画像: 阿寒の道の駅阿寒タンチョウの里

阿寒の道の駅阿寒タンチョウの里

実は、北海道では、車中泊を明確に禁止している道の駅はほとんどありません。しかし、冬は除雪の妨げになることがあるため、車中泊専用スペースでしか車中泊ができないことも。

車中泊をする際には、道の駅や有料駐車場をチェックして、車中泊時の決まりについても確認しておいてくださいね。

3.車中泊には雪の少ない地域がおすすめ

冬の北海道は地域によって気候が違います。同じ北海道内の同じ日時でも、日本海側は猛吹雪なのに太平洋側は快晴ということもしばしば。

先ほど説明した通り、雪の多い日本海側は天気が荒れやすく、地吹雪も多くなります。

一方で道央や道北の内陸部は降雪量が多く、反対に道東南部や太平洋側は雪が少なく、天候も晴れであることが多いです。

画像: 北海道の雪が多い地域と少ない地域

北海道の雪が多い地域と少ない地域

なので、私が冬の車中泊をする際に選ぶことの多い地域は、道東の特に太平洋側です。

帯広のある十勝はもちろん、釧路〜根室などは冬も天候がよく、雪も少ない地域なので車中泊におすすめ。気温は低めになりますが、道東内陸部に比べれば暖かいです。

函館も比較的天候が安定していて、太平洋側のルートを通っていくのならおすすめできる地域だと思います。

雪の多い日本海側、道北は冬の車中泊には向いていません。

稚内や道北日本海側&内陸部〜旭川周辺、このあたりは降雪量が多く、吹雪くこともあります。晴れる日も少ないため、冬の車中泊の計画からは外した方が安心です。

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