保冷力はいかほどか?他のハードクーラーと比較検証していきます
あいにく筆者の家にはYETIが無いので、今回はコールマンの「パーティスタッカー18QT」と比較していきたいと思います。
コールマン「パーティスタッカー18QT」と比較
【比較する商品】コールマン「パーティスタッカー18QT」
- サイズ:約38×26.5×39(h)cm
- 質量:約2kg
- 容量:17L
- 材質:発泡ウレタン、ポリエチレン
※現在は販売されていません。
最強の保冷力とかそういうものではありませんが、その辺のソフトクーラーと比べるとずっと長持ちするタイプのクーラーボックスです。
※容量が17Lなので、検証すると内容量の差でコールマンがやや有利になります。
一般的に安価に購入できるタイプのクーラーボックスと、最近流行のハードクーラーボックスがどのくらい違うのかという感覚で見ていただけたらと思います。
使用するのはこちらの1.7kgの板氷。そのまま入れて、経過を見ていこうと思います。
検証スタート!
本日の気温は34℃です。
割としっかり陽が当たっているコンクリートの駐車場の一角なので、実際の夏のアウトドアシーンを想定するテストとしてはいいんじゃないかと思います。
それぞれに1.7kgの板氷を入れて、検証スタートです。
開始時刻は、お昼の12時40分過ぎでした。
結果はもちろん差が出ると思いますが、ハードクーラーの実力がどれくらいかというところを見ていきたいと思います。
それじゃあ頑張ってね!
ハードクーラーということであまり頻繁に中を開けてもしょうがないので、ある程度時間を空けてみていくことにします。
経過:18時間弱後
その後、翌日までほっときました。
翌日、朝の6時20分です。
板氷を入れてから初めて開けるので、18時間弱経過しています。
それではチラッと見たいと思います。
左のコールマン「パーティスタッカー18QT」は、氷が細い棒状になっています。水も漏れていました。
右のDCM「ハードクーラーボックス25QT」は、まあまあの大きさで氷が残っています。
18時間弱経過の現時点では、DCMの方が氷が多く残っている状況でした。
残念ながら筆者はこれから1日イベントで、帰りが夜になってしまいます。このまま炎天下に出しておくとさすがに溶けてしまいそうなので、場所を移そうと思います。
室内なら25℃〜30℃だと思うので、ここからは木陰を想定して玄関に場所を移して検証していきたいと思います。
経過:33時間後
イベントから帰宅しました。
現在21時50分ですので、33時間ほど経過しています。
もうダメな気もしますが、見ていきます。
左のコールマン「パーティスタッカー18QT」は、完全に溶けてしまっています。水温も20℃ほどで全然ダメでした。
右のDCM「ハードクーラーボックス25QT」も氷は溶けてしまっていますが、少し前まで氷が残っていたんじゃないかというくらい冷たいです。水温を測ってみると、4℃ほどでかなり冷たいです。
すみません。日中に庫内の氷の確認が出来ませんでした。
ただ33時間経ってもDCM「ハードクーラーボックス25QT」の庫内は冷えた状態になっているので、それだけの保冷力はあると思います。
結果:44時間後
さらに朝まで置いておきました。
現在、朝の8時半前で、2日前の12時40分から開始したので44時間近く経過していることになります。
クーラーの庫内も常温になっていると思いますので、確認してみます。
左のコールマン「パーティスタッカー18QT」は水温はすっかり常温で22℃くらいになっています。
一方、右のDCM「ハードクーラーボックス25QT」はというと、氷が溶けた水がまだ冷たいんですよね。水温は16℃くらいになっています。
検証結果
ということで、DCMの「ハードクーラーボックス25QT」は44時間経っても庫内が少し冷えた状態になっていました。
初日に日光が当たるコンクリートの上で、日中ずっと置いておいたのがかなり影響があったと思いますが、その後20℃台の玄関に置いて、最終的にこのような結果になりました。
一般的に安い値段で売っているクーラーボックスとは根本的に性能が違うということが実感できた検証になりました。
いやー、なかなかのクーラーでしたね!
筆者の感覚ですが、板氷を一つ入れておけば、影のない炎天下で使ったとしても1日は中が冷えているのではないかと思います。
上手に木陰や涼しい場所に置いておけば、2日目になって氷が溶けた後も中は飲み物が冷えているくらいの状態には保てるのではないかと思いました。