【実際に燃やしてみた】キャプテンスタッグ「ファイアブーストストーブ」は美しい炎が楽しめる
実際に火を燃やす前に、ファイアブーストストーブの下に敷くものをご紹介します。
同じくキャプテンスタッグのBBQ ステンレス 角型トレー<大> UG-3275です。カマド スマートグリル B5型用ですが、ファイアブーストストーブにもぴったりです。
灰が落ちてもこのトレーで受け止められて掃除が簡単になりますし、地面への熱も少し和らげることができます。このトレーは焚き火台からの熱伝導で熱くなります。芝生などの焦げやすい地面の場合は、このトレーの下にレンガや石を置いてかさ上げすると万全です。
このトレーはファイアブーストストーブの収納袋に一緒に収まります。軽くて使い勝手が良い、おすすめのオプションです。
下にトレーを敷いて、準備が整いました。まずは着火剤を入れて、火を着けます。火種は着火剤でも松ぼっくりでも、何でも良いです。
燃えている着火剤の上に細い薪を放り込みます。火起こし手順はこれだけです。
送風なども不要ですし、火種が壁に囲まれているので風の影響も受けません。火起こし器と同じような煙突効果があるので、炉が温まれば勝手に空気を取り込んで燃えてくれるんです。
火起こし自体を楽しむならもっと難しくても良いぐらいで、とにかく簡単に本燃焼します。薪が炉の外に飛び出ていると、その部分は燃えにくいので火バサミで炉内に導いて面倒を見てあげてください。
ただ薪を入れるだけで、写真のように簡単に炎が立ち上る状態になります。あまり一気に薪を入れすぎず、少し控えめに入れた方が良いぐらいです。
太めの薪を燃やした結果は?
炉からはみ出るような長く、太いままの薪を入れてみましたが、炉内では普通に燃えます。はみ出た部分は燃え残るので、このまま燃やし続けると外側にこぼれ落ちます。火バサミでうまく炉内に誘導しましょう。
燃えはしますが二次燃焼にはならないので、大きい薪は斧で割ってのこぎりで切った方が楽しくなります。
薪を燃やし、ほどなくして温まってくると、二次燃焼状態になります。炉の壁面上部の穴から、筋状に炎が出ているのが分かりますでしょうか。少なめの薪でも炎が立ち上り、見た目も美しいですね!
完全燃焼するので煙が出ず、臭いもしません。燃え残りで炭になる薪も少なく、ほぼ全て灰になります。燃え尽きるまでの時間は普通の焚き火台に比べると速いですが、筒型のソロストーブより長持ち。
二次燃焼の炎が見にくい場合、燃料の薪を壁面側に積むようにすると炎の筋が出やすくなります。
動画で見るファイアブーストストーブの二次燃焼
こちらは二次燃焼する様子の動画です。
普通の焚き火台に比べて熱は上方向に集中するため、横方向にはそれほど火の暖かさを感じません。このぐらい炎が上がっていれば横にいても暖かいです。ちなみに真上は灼熱です。
火力はかなり強く、湿った小枝を入れても強引に燃やし尽くしてしまうほどでした。まさにブーストという名前通り。使っていて楽しい焚き火台ですね!
【おすすめ調理方法は?】キャプテンスタッグ「ファイアブーストストーブ」では炭が◎ 薪は難易度高め
ファイアブーストストーブの場合、薪での調理にはちょっと慣れが必要です。火力が上がりやすく、燃えが良いのでゆっくりじっくり焼くような調理は難易度高めです。
炭を使うと薪より長時間火持ちしますし、火力調整も簡単です。写真はキャプテンスタッグの成型炭2種類。着火剤なしで燃やせる炭です。
上の写真では焚き火の残り薪少しと成型炭5~6個が入っているのですが、これはけっこう入れすぎています。普通のグリルと同じような感覚で炭を入れてしまうと、超強火になり一瞬で食材が焦げます。
炉が縦長だからといっても、余裕で上方向に熱が届きます。炭は少なめで、もし足りなければ途中で足すぐらいの感覚で使うのをおすすめします。
付属の網ではなく、オプションのステンレストレーと網を用意しました。キャプテンスタッグのB6サイズグリル用商品です。
商品(左): 製品サイズ( 約 ):180×125×高さ20mm
商品(左): 重量( 約 ):750g
商品(左): 材質:鋳鉄
商品(左): 特徴:フライパンより厚みがあり熱をじっくり均等に伝える;調理してそのまま食卓に;ご家庭でも使用可能;オーブンも使用可能;UG-42 カマドスマートグリルB5型( 3段調節 )のハーフタイプの鉄板としても使える。
商品(右): サイズ(約):163×108mm
商品(右): 材質:鉄(クロムめっき...
B6サイズを使うとちょうど炉の半分が覆われるので、空いているところから炭の補充や移動がしやすいというメリットがあります。お好みで試してみてください。
網でも食材を焼きながら、汁気のあるアヒージョなどはトレーで。トレーはゴトクなしで使えます。普通のグリルに比べ火力が強く、すぐ焼けますね。食べる速度以上に焼けるのが速いので、焼けたら炉から下ろしましょう。
ソロではもちろんですが、2人でも十分対応できます。鋳物グリルや角型ダッチオーブンなど、オプションはキャプテンスタッグのベストセラー商品・カマドスマートグリルとサイズが共通ですので豊富にあります。
【魅力】キャプテンスタッグ「ファイアーブーストストーブ」の強みは「燃焼力」
通常のグリルで成型炭を使うと、灰が塊のまま残ってしまいます。その結果として火力も落ちてしまいがちです。しかしこのファイアブーストストーブは、全くそんなこともありませんでした。
成型炭が塊の灰になり残っている状態で薪を入れても、ごらんの火柱。二次燃焼もしっかりしています。
灰が底にたまっていても意に介することなく、まるでターボかブーストがかかるように強引に燃やしてしまいました。これは本当に楽しい。
炉の底板を下から見たところです。壁面の吸気口が底板の下でかつ内側向きにあり、灰で埋まることなく底板の熱も利用できる位置にあるんですね。そのため燃料を追加し続けて炉内の温度が下がりさえしなければ、二次燃焼と煙突効果の合わせ技でどんどん燃やしていけるという仕組みです。
燃料追加を忘れて一度炉内の温度が下がってしまったら、その時は灰をすくい出してあげた方がよく燃えます。