みなさんがキャンプにいく手段は車ですか?バイクですか?それとも公共交通機関? 自転車でのキャンプから始まって40年。僕のキャンプは年とともにバイク、車と様変わりしてきました。同じキャンプなのにまったく違った趣があるからどれもやめられません。今回は、オートキャンプとツーリングキャンプのギアの違いについてお話していこうと思います。キャンプスタイルごとのギア選びの基準について考えるきっかけになれば幸いです。

オートキャンプとツーリングキャンプ ギアの選び方の違い

ツーリングキャンプでは、軽量・コンパクトで収納性が高いギアを選ぶのが絶対条件です。

ここでは実際にどれくらい違うのかを見てみましょう。

画像: 筆者撮影 左:ツーリングテント 右:オートキャンプで使用するテント

筆者撮影 左:ツーリングテント 右:オートキャンプで使用するテント

写真左が2人用のツーリングテントで、右がオートキャンプ用の4人用です。ツーリングテントは重量もサイズも1/3程で、より小さくなるように収納袋が増し締めできるようになっています。

この『コールマン』のツーリングテントは、雨の日でもインナーを濡らすことなく設営できるように、初めからアウターにインナーがセットされていて、骨を3本通して立ち上げれば完成する優れものです。

また狭いですが前室があるので、雨の日に前室で調理もでき、ライティングシューズを濡らすことなく就寝できます。テントとタープが一体化したようなもので、より荷物を少なくすることも可能。ただ、後ろ側に風抜きがないので結構熱がこもり暑いのが難点です。

インナーテントを濡らさないと言うのは快適に就寝する上で非常に重要なのです。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

カーキ色の椅子はオートキャンプで使用している『クイックキャンプ』のもの、黒に青のラインがツーリングキャンプ用の椅子です。

ご覧の通り、やはりツーリングキャンプで使うギアはいかに軽量でコンパクトになるかを基本に選んでいます。重さも大きさも一目瞭然で違いますよね。

ツーリングキャンプでこのようなしっかりとした椅子を持って行くようになったのはごく最近のことで、以前は折りたたみ式のクッションのようなものを使っていました。

キャンプギアも日進月歩、どんどん良いものが出てきてきりがありません。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

こちらはコットですが、茶色の『アルパイン』のコットは20年以上前から使っています。黒いローコットは『MECHHRE』のツーリングキャンプ用です。

長いものは特にバイクには積めないので、コンパクトに収納できる必要があります。椅子を持たずにコットに座って過ごすこともあります。

高さは違えど、大きさはほぼ同じ。にも関わらず、ツーリングキャンプ用のコットはオートキャンプ用の1/10程度の重さしかありません。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

おそらくこれが最もサイズが違うと思います。

左はツーリングキャンプ用と言うより、カヤックでも出張でもどこにでも持ってゆく『プリムス』の『P153』とコッヘルのセットで、右側は『コールマン』の2バーナーです。

どちらも煮炊きするコンロですが、ここまでサイズが違ってもできることは同じです
※CB缶はホワイトガソリン仕様のコンロと比べ、あまり寒いと火力が持続しないという欠点がありますが、そこまで寒くなったらツーリングもしたくないですね~。

画像1: こんなに違う!? オートキャンプとツーリングキャンプのギア選びと積載を紹介
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画像9: 筆者撮影

筆者撮影

こちらの写真はランタンですが、左はツーリングキャンプに持っていくバッテリー式のLEDランタン。右はオートキャンプで使用するホワイトガソリンのコールマンの1バーナーと2バーナー、灯油のペトロマックス『HK500』です。

ツーリング用に使用しているランタンは、モバイルバッテリーにもなるので、スマホなどの充電もできます。明るさは無段階調整で、電球色と蛍光灯色が使えます。

小さなテント内では火を焚くわけにも行かないですし、一人ならこのランタンで十分です。

オートキャンプでは、サイトを広く取りますので、光量の大きいランタンが欲しくなります。1バーナーはテーブルを照らす用で、すりガラスになっているので光が目に直接入ってこないのでまぶしくありません。2バーナーの方は一番明るいので、そちらへ虫を寄せるために少し遠くに設置しておきます。

画像2: こんなに違う!? オートキャンプとツーリングキャンプのギア選びと積載を紹介
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画像10: 筆者撮影

筆者撮影

左側はツーリングキャンプで使用している焚き火台で、左はオートキャンプで使用している『ユニフレーム』の焚き火台です。

焚き火は服が臭くなるので僕がツーリングキャンプで使用することは少ないですが、明かりと暖がとれるので一石二鳥です。

折りたたむと小さな筒状になるのですが、広げればユニフレームの焚き火台とサイズは同じ、高さは高いくらいです。これだけ高さがあると熱で芝を焼くことはありません。

オートキャンプでは、焚き火台にダッチオーブンを乗せて調理をするのでヘビーロストルをセットしていますが、ツーリングキャンプ用の焚き火台にはそこまで強度はありません。

コンパクトに収納できることが最重要なので、とにかくサイズ重視です。

画像3: こんなに違う!? オートキャンプとツーリングキャンプのギア選びと積載を紹介
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