怖い体験をしないために! ライトや鍵でソロキャンプのリスクヘッジ・防犯対策をしよう
ソロキャンプには、無防備であることや助けてくれる人がいないことなど、1人だからこそのリスクがありました。
では、ソロキャンプのリスクをできるだけなくすための方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
例として9つのポイントを挙げてみました。ソロキャンプをする人は、ぜひ実践してみてくださいね。
- 家族や友人に自分の居場所を知らせておく
- 管理人さんが常駐するキャンプ場を選ぶ
- 応急処置キットを持っておく
- 就寝時はキャンプ道具をテント内にしまう
- 不在時・就寝時にはテントに鍵をする
- 不在時・就寝時にはLEDライトを点灯/ラジオや音楽をかけておく
- 周りのキャンパーさんに挨拶をする
- SNSでの発信には気を遣う
- スマホは必ず使える状態にする
1.家族や友人に自分の居場所を知らせておく
キャンプだけでなく、1人で旅行や登山に出掛けるときにも大事なのが「自分がどこにいるのかを知っている人を作ること」です。
家族や知人に自分の行き先を知らせておけば、自分になにかあったときや連絡が取れなくなってしまったときの手掛かりとなるかもしれません。
捜索してもらう事態になる可能性は考えたくはありませんが、万が一のときのために自分の行き先は伝えておくのがおすすめです。
2.管理人さんが常駐するキャンプ場を選ぶ

筆者撮影 写真は神奈川県滝沢園キャンプ場。民宿もやっているキャンプ場なので管理人さんが常駐している。
キャンプ場には、管理人さんやスタッフさんが常駐しているところと、誰もいないところがありますよね。
一番安心できるのは、やはり管理人さんが常駐しているキャンプ場です。
管理人さんの目が行き届いているキャンプ場の方が盗難を図りにくいですし、けがなどのトラブルがあったときに管理人さんに助けを求めることもできます。
初心者さんほど、管理人さんが常駐しているキャンプ場をおすすめします。
もちろん、「管理人さんがいれば絶対安心!」というわけではなく、多少はリスクを減らせるよねという話です。
3.応急処置キットを持っておく

筆者撮影 自分に必要なものをカスタマイズして揃えるのがおすすめ。
テントや寝袋はすぐに揃えられても、最後まで忘れがちなのが応急処置キットです。
絆創膏や虫刺され軟膏など、自分でできる範囲での応急処置はできるように、応急処置キットは必ず用意しましょう。
また、頭痛薬や胃薬など、もしものときのための薬を入れておくと安心です。
▼応急処置キットを用意するときのポイントはこちらの記事でチェック!
4.就寝時はキャンプ道具をテント内にしまう
キャンプ道具には、キャンプチェアやテーブルなど、軽くて高価なものが多いです。そのため、外に置いたままだと盗人にとって格好の獲物になってしまいます。
ソロキャンプならそこまでギアは多くないはずですから、特に就寝時などの夜中は、キャンプ道具をテントや車の中にしまっておきましょう。
全部はしまい切れないなんて人も、せめて高級なキャンプチェアや人気の道具だけでもしまっておいてください。
世間的に人気な道具は、フリマアプリなどで高額で転売できる可能性があるので狙われやすいはずです。
ちなみに、前室が広めのテントを使うと畳まずに道具を仕舞えるので便利ですよ。
私が使っているワンポールのパンダテントは前室が広いので、自転車さえ入れてしまうことがあります。

筆者撮影 インナーテントを開けると横には自転車が眠ってます。散らかっていてすみません…

●フライシート&インナーテントでダブルウォールテントとして、 フライシートのみでシェルターとしても使用可能。
●フライシート&インナーテントには前後にドアを配置。 前室に道具を置いた状態でも出入りが容易で、観音開きのドアは風通しも良好。
●天頂部にテント内の換気を促すベンチレーターを配置。 ●インナーテントは220cm×100cmで、フライシート内の前室も広々。
●インナーテント上部に、ヘッドランプや小物の収納に便利なメッシュポケットを配置。
5.不在時・就寝時にはテントに鍵をする

123RF 防犯対策をしているよアピールにもなります
不在時や就寝時、テントに簡単な鍵をするのもおすすめです。
100円ショップで売っているダイヤルロックでもいいので、チャックが簡単にあかないようにしておきましょう。
「テントなんてすぐに引きちぎれるし、鍵なんて意味がないでしょ」と思われるかもしれません。
しかし、ここで重要なのは、気軽に盗まれないようにすることなんです。
テントを引きちぎってまでテント内のギアを盗むのは、目立つしかなりの高リスク。そんなリスクの高い行動を盗む人に取らせられるだけで、鍵は大きな意味を持つのです。
勝手にテントに入ってくる不審者や動物からも身を守ることができますよ。
▼例えばこんなの…
6.不在時・就寝時にはLEDライトを点灯/ラジオや音楽をかけておく

筆者撮影 テントから離れるときでもライトはつけっぱなし。
「人がいる気配を消さないこと」も、私がよく意識をしていることです。
例えば、テントから離れるときや就寝時、テント内でLEDライトをつけっぱなしにしておき、小さな音量で音楽も掛けておきます。
ライトなどで人がいる気配を残すことで、外からは「中に人がいるんだな(起きているんだな)」と思わせられます。
人が近づくとセンサーでライトが点灯するセンサーライトを使っている人もいるようです。

本体重量:145g(乾電池、三脚除く)
原産国:中国
電源:単3アルカリ乾電池×3本 ※乾電池は別売。市販の単3形充電池でも使用可能
保証期間:6ヶ月
付属品:ネジ止め金具、取付ネジ、コンクリート用プラグ、取扱説明書
探知方式:焦電型赤外線人感センサー 、 探知範囲:最大約100度・最長4m(取付高さ2m時) 、 モード切替:センサー(約10秒点灯)/切/常時点灯
電池寿命:センサーモード/約180日(1日10回点灯時)、常時点灯モード/約7時間 ※使用環境や電池の性能により異なる
電球:CREE製 1W高輝度白色L…
テントの前に予備の靴を置いておくのもいいかもしれません。
注意点として、音楽は大音量すぎると周りの迷惑になってしまいます。近づけば音を出していることがわかる程度の音量に留めておきましょう。
7.周りのキャンパーさんに挨拶をする
周りのキャンパーさんに挨拶をして、認知してもらうことも大切です。
認知してもらうことによって、なにか不審な動きがあったときに気づいてもらえるかもしれませんし、助けを求めやすくなります。
「こんにちは~」でも「お隣失礼します~」でも、簡単でいいので声を掛けましょう。
挨拶をしておくだけで、キャンプ中も気持ちよくキャンプができますよ。
8.SNSでの発信には気を遣う
ソロキャンプではみんなに感想を共有できるSNSは、とっても魅力的です。ですが、発信の内容には気を遣う必要があります。
自分がキャンプをしている居場所をSNSで明確に知らせることは、「私はここで無防備に1人でキャンプをしていますよ」と教えるようなもの。
場所や個人を特定できるような投稿は避けるべきです。
実際私もソロキャンプ中によくツイートをしますが、キャンプ場の名前はキャンプから帰ってからいうようにしていますし、テントの場所が明らかにわかるような写真の投稿はできるだけ避けています。
見知らぬフォロワーさんがいきなり突撃してくるのも怖いですしね(笑)
9.スマホは必ず使える状態にする

123RF
現代人はもうほとんどの人が持っているであろうスマートフォン。ソロキャンプでは情報の相棒、そして社会と繋がっておく大事なツールの役割を果たします。
スマホでできることは、本当にたくさんあります。
- 電話、メールやSNSなどでの連絡
- 現在地を調べる
- けがやトラブルの対処法を調べる
- 気温や天気を調べる
- 周辺施設の場所を調べる
などなど、1人でいることのリスクを軽減する手助けもしてくれます。
十分な容量のモバイルバッテリーを用意したり、バッテリーを節約したりして、常に使える状態にしておきましょう。
寒い時期はバッテリー消費が激しいので、特に注意しましょうね。