メスティンは、お米を炊く・煮る・蒸す・炒める、と様々な調理が可能な万能調理器具で、今やキャンプの調理器具として大人気のアイテムですよね。メスティンと言えばトランギアが有名ですが、もちろん他のアウトドアメーカーからも販売されています。名前は違いますが、ロゴスから販売されている『メスキット』を実際に使ってみた結果をレビューしたいと思います。
まずはロゴス『メスキット』の基本スペックを紹介! メスティンとの違いも徹底解説!
まずはロゴス メスキットの基本スペックをご紹介します。
『メスティン』『メスキット』のスペック比較 | ||
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重量 | 150g | 230g |
サイズ 幅×奥行×高さ | 30×9.5×6.2cm | 31.5×11.5×5.5cm |
内寸 幅×奥行×高さ | 16×9.2×5.5cm | 17×11×5cm |
持ち手長さ | 13.5cm | 14cm |
収納サイズ | 17×9.5×7cm | 18.5×11.5×6cm |
主素材 | アルミ・ステンレス | アルミ・ステンレス |
見た目・大きさ・強度を、トランギアのメスティンと比較してみます。
見た目
本体カラーはグレー、蓋は黒く塗装されており、飯盒の様な見た目のメスティンと比べるとロゴスのメスキットはクッカーに近い印象です。
大きさ
メスティンと比べると蓋が浅く作られている分高さが抑えられており、代わりに奥行が大きく調理がしやすい作りになっていますよ。
強度
メスティンと比較すると重たいですが、ハードアルマイト加工が施されており、本体のフチの部分を曲げ加工しているのでかなり頑丈になっています。
ちょっと乱暴に扱っても簡単には変形しない安心感があります。
メスキットとは?
見た目はメスティンと同じようですが、メスティンとメスキットは何が違うのかを少し解説します。実はメスティンもメスキットも一般的に使われる英語です。
メスティン(messtin):mess(軍隊での食事)+tin(ブリキ缶)
一般的には「飯盒」を意味する言葉。
メスキット(messkit):mess(軍隊での食事)+kit(一式)
一般的には飯盒やスプーンやフォークなどのセットを意味する言葉
飯盒という意味ではどちらも同じような意味なので、名前が違うだけで基本的な機能などは変わりませんね。
【ロゴス『メスキット』のおすすめポイント1】ハードアルマイト加工により頑丈でキズに強い!
ロゴスのメスキットを実際に使ってみた上での特徴や感想をご紹介します。
ロゴス メスキットの1つ目の特徴は、表面にハードアルマイト加工が施されている点にあります。
ハードアルマイト加工とは下の通りです。
ハード(硬質)アルマイトは、一般アルマイトに比べ表面強度及び酸化被膜の膜厚が2倍以上(※材質より異なります)となり、見た目にも重厚感があります。
耐熱性、腐食性、耐衝撃性に優れ、摩擦係数も低減するため、擦れ合う部分や装飾品のキズ防止に有効な処理となります。
メスキットはハードアルマイト加工によりでキズや腐食に強く、メスティンを使う前の儀式「シーズニング」をする必要がありません。放置した時の変色を気にせず使うことができるので、細かいお手入れが苦手な人でも安心して使うことができますよ。
注意点としては、ハードアルマイト加工は、あくまでキズや腐食を防ぐ表面処理であるところです。なので、テフロン加工のような焦げ付きを抑える効果はそこまで期待しないほうが良さそうですね。
【ロゴス『メスキット』のおすすめポイント2】取っ手付きの蓋で開け閉めがラクチン!
ロゴス メスキットの2つ目の特徴は蓋に取っ手がついていることです。
トランギアなどの一般的なメスティンは蓋には何もついていないため、お米を炊いた後、蓋を取るときにはミトンなど手袋が必須でした。
しかし、ロゴス メスキットは蓋に取っ手がついているので、メスキットを火にかけている途中でも素手で蓋の開け閉めができます。
取っ手が熱くなっている場合でも、お箸やトングで持ち上げてあげればOKです。
ちょっとした違いですが、利便性でいうとこのポイントは結構大きいですよ。