ビンテージランタンを点火してみよう! コールマンのガソリンランタンを使ってポイントを解説
ここからは、用意した3つのビンテージランタンを点火してみます!
1)タンクの8分目くらいまで純正ホワイトガソリンを給油する
ビブラント 石角さん
ポイントは、ガソリンタンクの口を上にすることです!
▽こちらはNGパターン

photographer 吉田 達史
▽こちらが正解の給油方法!

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用意しておきたい給油グッズ「フューエルファネル」
ゴミ取りフィルターがついたじょうご。これがないと非常に給油しにくいです。ガソリンランタンにはマストアイテム。
2)ポンプノブ(空気を入れるノブ)を反時計回りに2周/ノブの小さな穴を押さえながら100回くらいポンピング

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ビブラント 石角さん
最後まで押しきれないくらい反発してくるまで空気を入れると安心して点火することができます。
矢作さん
これって、ビンテージだからこんなにポンピングの回数多いんですか?
ビブラント 石角さん
ポンピング回数は、現行モデルのガソリンランタンも同じです。
コールマンのランタンって120年間構造が変わってないんですよ。
だから古いランタンも直しやすくて、長く使えるのがビンテージランタンのいいところですね。
3)ポンピングが終了したら、時計回りで閉める

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4)ボールナット(ランタンの一番上についているナット)を外す

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5)ベイル(ハンドル)とベンチレーター(笠)、ガラスグローブを外す

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6)ジェネレーターをトーチで温めるように炙りながら、温まったタイミングでガストーチをつけたまま燃料バルブをゆっくり開く

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ビブラント 石角さん
寒い時期は、ジェネレーター部分を直接温めてあげることでガソリンの気化量が安定し、グローブの下カラー(空気の取り入れ口)から点火するよりも安心して点火できます。
7)ガラスグローブとベンチレーター(笠)を取り付け、ベイル(持ち手)を差しボールナットを閉めて完了

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ポイント1)火がついたら追いポンピングで光量安定
ビブラント 石角さん
中の空気圧が下がると、火力がグーンと落ちてきちゃいます。
点火時にポンピングで入れた空気をたくさん使っているので、点火したらすぐに追いポンピングをしてあげると光量が安定してくれます。

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ポイント2)レバー1つで火力調整&クリーニング
ビブラント 石角さん
燃料バルブの反対側にある小さいレバーを回すと、火力が絞れます。
ジェネレーターの中には細い針が入っていて、このレバーをグルグル回すことでジェネレーターの中の針も動くんです。
そして針が上下に動くことで、ジェネレーターの先にある小さな穴を開けたり閉めたりして火力を調整できるということです。針が上下することで、埃などもお掃除してくれるんですよ。
点灯時間は、ガソリン8分目くらいまで入れておいて約7時間くらい。

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まぶしいときの微調整もこれで可能です。
矢作さん
ガソリンランタンって、あったかいですね〜。点火も、やってみたらそんな大変じゃなかった。
小木さん
可愛いですよ~(うっとり)。
ビブラント 石角さん
ビンテージランタンは傷やへこみなど個体差があります。だからこそ、世界にひとつ、自分だけのビンテージランタンを楽しむことができるんです。

photographer 吉田 達史
ビンテージランタンに火を灯して、まったりタイムの二人。
小木さん
あんまり新品を持ち歩いてると、キャンプやり始めだと思われるから…ビンテージのモノを選ぶのもいいよね。
矢作さん
いや、いいんだよ、別に「キャンプ始めたばっかだな」と思われても!
小木さん
そこ、俺は恥ずかしいのよ…
矢作さん
すぐ上に立ちたがるからな~(笑)。
コールマンのビンテージランタンを通して「愛着あるギアを長く使うこと」の良さを実感

photographer 吉田 達史
石角さんから、ビンテージランタンを通して「古いものを大切にする心」を学んだ、ギアキャン13回目。
コールマンのランタンは長年構造がほとんど変わっていないことから、新しいものも古いものもメンテナンスさえしていれば長く楽しめる魅力がたっぷりです。
少しずつ形や色味が違ったりと、その年代ごとの違いもある奥が深い世界。バースデーランタンや生まれ年ランタンのように自分や家族のものを探す楽しみもあります。
次回「ギアキャン#14」は引き続きviblant(ビブラント)の石角さんから、コールマンのビンテージストーブを紹介してもらい、おぎやはぎの二人が実体験してみます!楽しみですね。
今回のギアキャンの様子はYouTubeで公開中!50年以上前につくられたランタンの、暖かみのある光をチェックしたい方はぜひご覧ください!
13 pake 0204
youtu.be▼過去のギアキャンはこちらからどうぞ!