水平思考クイズ「ウミガメのスープ」名前の由来となった伝説の問題を出題例として理解を深めよう!
なんとなくルールが判ったところで伝説の問題を例に真相を解明していきましょう。
出題者【問題】
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?
この出題から、真相を解明していくために解答者が出題者に対して質問をしていきます!
解答者
質問
「海の見えるレストラン」を選んだことは、男が自殺したことと関係がありますか?
出題者
回答
NO! 海の見えるレストランは関係ありませんが、プロのいる本格的なレストランという意味では関係あります
解答者
質問
男が自殺した理由は、「ウミガメのスープを飲んだこと」が原因ですか?
出題者
回答
YES!とても良い質問です
解答者
質問
この真相を解明するにあたって、幽霊など霊的なものは関係がありますか?
出題者
回答
NO!全く関係ありません
解答者
質問
金銭的な理由で自殺しましたか?
出題者
回答
NO! 金銭的な理由ではありませんが絶望するに値する理由です
…このように、出題者に対して解答者がそれぞれ質問をぶつけながら頭の中でストーリーを練り上げ推理していき、答えを導いていくのです。
【答え】
ある日、男の乗る船が遭難してしまった。
数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、漂流の憂き目に。
食料に瀕した一行は、体力のない者から死んでいく。
やがて、生き残っているものは、生きるために死体の肉を食べ始めるがこの男はコレを拒否。
当然、その男はみるみる衰弱していく。
見かねた他のものが、「これは海がめのスープだから」と偽り男にスープを飲ませ、救難まで生き延びさせた。
しかし、レストランで明らかに味の違う「本物の海がめのスープ」に直面しそのすべてを悟り、死に至る。
このウミガメのスープの答えは、全ての状況が一致する必要はありません。ストーリーの肝となる部分が当たるかどうかが重要ですので、皆さんもオリジナルの問題を作ってキャンプで披露してみてはいかがでしょうか?
そこで、筆者もオリジナル問題を考えてみましたので皆さんもご一緒に推理してくださいね。
【出題】筆者が考えた完全オリジナル「ウミガメのスープ」の問題!友人とのやりとりを例に解答まで紹介
筆者がオリジナルで考えた「ウミガメのスープ問題」を出題し、友人3人とやりとりした模様を紹介します。
筆者が出題!
筆者オリジナル【問題】
自衛隊に所属している男は、休暇を使い「小倉トースト」が名物の人気店にやって来た。
このお店は非常に落ち着いた雰囲気で、心休まる名店として最近テレビでも話題である。
お店はお客さんで溢れていて、みんなが名物の「小倉トースト」を食べながら談笑していた。
しかし、男は全く気が休まず、しまいにはこのお店から出ていってしまった。
なぜ?
友人3人との質問と回答
友達A:「自衛隊は関係ある?」
筆者:「YES!めちゃめちゃ関係ある」
友達B:「お店は関係ある?」
筆者:「NO!あまり関係ないかな」
友人C:「お客さんがたくさんいるのは?」
筆者:「YES!関係ある」
友人B:「小倉トーストは何か意味がある?」
筆者:「YES!良い質問だね」
友人A:「男は小倉トーストが嫌いだった?」
筆者:「NO!好きだからこの店に来たんだよ」
友人C:「ヒント下さい…」
筆者:「自衛隊は上下関係が大切!この男はまだ若いです」
友人A:「もしかしたらこの男の名字って…お◯◯?」
……このような流れで、友人3人の中でストーリーが少しずつ組み立てられ、真相に近づいて来ました。
【答え】
お店では、来店したお客さんが口を揃えるように「小倉!」と、一番人気の小倉トーストを頼む。
この男は小倉という名字。
自衛隊では上司や先輩から「小倉!」と呼ばれると、姿勢を正して挨拶をしなければならない。
せっかく休日を利用して楽しみのお店に来たのに、毎回お客さんの「小倉!」の声に身体が反応してしまい、居心地が悪く出て行くしかなかった。